北陸自動車道と交差する農道のトンネル、このトンネルを何か生きものを見つけるだけのために往復しています。この日壁にとまっていたのは、コガネグモの♀。初めてこのトンネルの壁にとまっているコガネグモ♀に気づいたのは、2020/08/13。これ以来、同じトンネルで何度か、別のとんねるでも同じような状態で見かけています。
コガネグモは造網性のクモで、網にかかった獲物を食べて生きています。年1化で、初夏に成熟、成体は秋までに死亡するクモ。トンネルの壁に網を張っている訳ではないので、何のために壁にとまっているのか、どのようにして獲物を捕らえているのか、不思議です。ウェブサイトなどで調べても、このようなことは書いてありません。
《トンネルの壁にとまっていたコガネグモ♀ 2020/09/05》
《トンネルの壁にとまっていたコガネグモ♀ 2020/09/05》
《トンネルの壁にとまっていたコガネグモ♀ 2020/09/05》
※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 27/56 シオカラトンボ(秋・冬)
「シオカラトンボ」の副題は、「祖母が食べていた『塩豆』に似ていたです。シオカラトンボは、一番身近なトンボの一つで、盛夏を感じさせる虫。(なのに、どうして「秋・冬」の昆虫にいれてあるのでしょうか?)
私にとって、シオカラトンボは夏のトンボのイメージですが、『富山県のトンボ』(二橋亮ほか著)によると、シオカラトンボの終見日は11月4日で、意外にも晩秋まで見られるトンボのようです。写真のシオカラトンボは、10月半ばの朝、河原のススキの茎にとまっていたシオカラトンボ♂です。翅にびっしりと朝露が降りているので、ここで眠っていたのだと思います。
《草むらのススキの茎にとまって眠っていたシオカラトンボ♂ 2018/10/16 神通川左岸河川敷》