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やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

アカタテハ(蛹)(富山市布市~石屋)

2020-09-14 08:49:27 | 昆虫類

北陸自動車道に沿って設けられた道の脇(北陸自動車道側)には、カラムシなどイラクサ科の群落がところどころに生えています。

カラムシなどイラクサ科の葉を食べるアカタテハの幼虫は、葉のつけ根をかじって、葉の表を内側に左右を糸でつづり綴じ合わせた「巣」を作ります。葉裏の白っぽさが目立つので、幼虫を見つけるのは簡単です。

蛹になるときは、羽化したときに巣から抜け出やすいように、葉の下端を3分の1ほど開けた巣をつくり、その中で蛹になるそうです(私は、このことを知りませんでした)。この日、何気なく開けた巣の中には蛹がぶら下がっていました。後で写真を見ると、葉の下端が少し開いていました。


《カラムシに作られたアカタテハの巣(中に蛹) 2020/09/12》


《カラムシに作られた巣の中のアカタテハの蛹) 2020/09/12》


《カラムシに作られた巣の中のアカタテハの蛹) 2020/09/12》


《アカタテハの蛹) 2020/09/12》

※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 33/56 スズムシ(秋・冬)

「スズムシ」の副題は、「亡き祖母を思い出させる懐かしい虫」です。丸山さんが小学校に上がったくらいからお祖母さんが毎年飼育していたスズムシ。春になると細かい幼虫がたくさん現れ、だんだんと大きくなるまでの様子を見守る。餌にはナス、ときどき鰹節。秋には成虫の大合唱。
私の子どものころ、夏から秋にかけてキリギリスやスズムシなど鳴く虫を飼う人が少なくありませんでした(母の話では、カジカガエルを飼って鳴き声を楽しむ人もいたとか)。我が家でも、一時期スズムシを飼っていましたが、1年限りで終わったように思います。
現在の家に引っ越して、毎日犬と散歩する複合商業施設の駐車場では、毎年スズムシの鳴き声があちこちで聞こえてきます。どうやら、側溝の中で鳴いているようです。また、北陸自動車道の盛り土法面の藪からもスズムシの鳴き声が聞こえてきます。
下の写真は、神通川の河川敷で探して撮ったスズムシです(広く明るい場所に動かしています)。


《スズムシ♂ 2014/09/30 神通川河川敷》


《スズムシ♀ 2014/09/30 神通川河川敷》

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