やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

頼成の森のキノコ(34)カバイロツルタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-07-22 02:29:40 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

カバイロツルタケケは、テングタケ科テングタケ属の中型のキノコで、夏から秋にかけてブナ科やマツ科の樹下に発生します。ツルタケと似ていますが、傘の色が樺色(茶褐色)から褐色を帯びている点が異なります(ツルタケの傘は灰色から灰褐色)。柄やつぼも多少褐色を帯びます。ツルタケの変種とみなされてきましたが、最近のDNA解析結果から独立種として扱うのが適当と考えられています。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《カバイロツルタケ 2010/10/06》 

 《カバイロツルタケ 2010/10/06》 

《カバイロツルタケ 2010/10/11》  

 《カバイロツルタケ 2010/10/11》

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クロカミキリ(富山市)

2016-07-21 14:45:36 | 昆虫類

毎朝の日課が犬の散歩です。散歩コースの途中に終夜点灯している証明写真ボックスがあるので、虫が落ちていないか横目で見ながら通り過ぎています。この日は、何か黒いものが落ちていました。近寄るとクロカミキリで、踏まれたのか?内臓が出て瀕死の状態でした。

《クロカミキリが落ちていた証明写真ボックス 2016/07/18》

《クロカミキリ 2016/07/18》

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頼成の森のキノコ(33)カオリツムタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-07-21 05:58:27 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

カオリツムタケは、モエギタケ科スギタケ属の小型から中型のキノコで、初夏から秋にかけてアカマツやブナなどの枯木や埋もれ木付近から束生します。傘は、初め饅頭形ないし丸山形、表面は淡黄褐色、平滑、やや粘性があって、褐色のしみを生じます。肉には石鹸臭があり、有毒です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《カオリツムタケ 2009/07/22》

《カオリツムタケ 2009/07/29》

《カオリツムタケ 2009/07/29》

《カオリツムタケ 201009/13》

《カオリツムタケ 2010/10/10》

《カオリツムタケ 2010/10/10》

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頼成の森のキノコ(32)カエンタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-07-20 10:53:12 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

カエンタケは、ニクザキン科ポドストロマ属の中型から大型のキノコで、夏から秋にかけて広葉樹林内に群生または単生します。子実体は赤橙色から鮮赤色、円筒状で、棒状からへら状またはしばしば分岐して手の指状からとさか状となります。毒性の強い有毒のキノコです。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《カエンタケ 2009/09/04》 

《カエンタケ 2010/09/18》 

《カエンタケ 2009/08/03》

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イラガ(羽化)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2016-07-20 03:52:43 | 昆虫類

羽化するため地中から出てくるニイニイゼミ、ツクツクボウシの幼虫を見ようと、夕方になってセンターに出かけました。午後5時ころですが、雨が降り出し、いつもよりそうとう薄暗くなっていました。植えてあるブナの幹に動く小さいものを見つけ近寄ると、まさにイラガが蛹から抜け出しているところでした。繭の蓋が開き、蛹が2/3身ほど繭から抜け出した状態で成虫が蛹から抜け出しています。

意外に羽化のスピードが早く、あっという間に蛹から抜け出し歩き始めたので、大事な瞬間を写すことはできませんでした。その後、翅が伸びるまでの時間も短く、一番下の写真の状態になるまでに要した時間は、およそ15分ほどでした。

このような状態からから考えると、イラガが繭から出るところを確認していないのではっきり言えませんが、イラガは繭の中で蛹から完全に抜け出すのではなく、頭や前肢など体の一部を蛹から出し、そのまま繭から2/3ほど蛹の体を出してから、今度は完全に蛹から抜け出すのではないかと思います。同じ仲間のヒロヘリアオイラガの羽化後の繭は、羽化殻の半分ほどを繭に残しています。いつか、確かめてみたいと思います。 

雨が強くなってきたので、セミの幼虫探しはあきらめて帰りました。

《羽化してすぐに羽化殻から離れていくイラガ繭、繭の蓋、羽化殻、羽化したイラガ 2016/07/18》

《翅を伸ばすイラガ 2016/07/18》

《翅を伸ばすイラガ 2016/07/18》

《ほぼ翅が伸びたイラガ 2016/07/18》

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頼成の森のキノコ(31)オニイグチモドキ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-07-19 05:56:49 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

オニイグチモドキは、オニイグチ科オニイグチ属の中型のキノコで、夏から秋にかけてアカマツ・コナラ林などに発生します。傘は、ほぼ黒色、繊維質のかたい鱗片に覆われ、ひび割れます。肉は傷つくと赤変のち黒変します。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《オニイグチモドキ 2010/07/16》 

《オニイグチモドキ 2010/07/16》  

《オニイグチモドキ 2009/07/22》 

 《オニイグチモドキ 2009/07/22》

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モンキチョウ(睡眠)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2016-07-19 01:35:30 | 昆虫類

朝の6時ころ、芝生広場を横切っていると、伸び始めた芝生のなかに黄色いものがとまっていました。朝露の残る芝の葉にとまっていたのは、モンキチョウでした。活発でふだんなかなか近づけない印象があるこのチョウが、触角を前に倒し、前翅を後翅の間にすっぽり入れ、カメラを近づけても逃げないので、眠っているのだと思います。

ウェブサイト『大阪市とその周辺の蝶/蝶の生態用語解説図鑑』では、チョウの睡眠について次のように説明されています。「蝶も夜は活動を止め、静止して過ごします。これを睡眠と呼びます。しかしながら、人でさえ睡眠の生理的意味がまだ完全には分かっていないのですから、蝶の睡眠が生理的にどのような意味を持つかはまだ分かっていないのではないでしょうか。睡眠の場所も葉先であったり草むらの中であったり、必ずしも決まっていないように思います。」 

《芝生の葉に掴って睡眠するモンキチョウ 2016/07/18》

《芝生の葉に掴って睡眠するモンキチョウ 2016/07/18》

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ツクツクボウシ(羽化殻)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2016-07-18 08:35:52 | 昆虫類

今年初めてツクツクボウシの羽化殻を見かけました。鳴き声はまだ聞いていません。

ツクツクボウシはお盆のころから出現するように思われますが、「早いところでは7月初めから出始めるが、主な出現は8月始め頃とやや遅め。ピークは8月末から9月初旬頃」のようです(ウェブログ『セミの家/セミの図鑑/ツクツクボウシ』)。

《ツクツクボウシの羽化殻 2016/07/18》

《ツクツクボウシの羽化殻 2016/07/18》

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頼成の森のキノコ(30)オオワライタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-07-18 03:23:54 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

オオワライタケは、フウセンタケ科チャツムタケ属の中型から大型のキノコで、初夏から秋にかけて広葉樹、針葉樹の朽ち木に単生または束生します。傘は、黄色の地に帯褐黄色から橙黄色の繊維状鱗片で覆われ、柄に淡黄色で膜質の「つば」があります。幻覚性の中毒を起こすことが1922年に明らかになりましたが、本種に類似のキノコが何種類かあり、検討が必要とされています。なお、同じく幻覚性の中毒をおこすワライタケは、まったく別のヒトヨタケ科ヒカゲタケの小型のキノコです。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《オオワライタケ 2010/10/15》

《オオワライタケ(赤丸は膜質のつば) 2010/10/15》

《オオワライタケ 2010/09/23》

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カブトムシ(交尾)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2016-07-17 17:14:16 | 昆虫類

僅かに滲み出る樹液に、カブトムシが群がっていました。10頭以上はいたと思います。ふつう、このような場所には、カナブンをはじめスズメバチの仲間など「樹液酒場」の常連が集まっていますが、このときは純粋にカブトムシだけでした。

少し離れた場所では、交尾しているカブトムシもいました。♀は(知らぬ顔で?)樹液を舐めています。交尾、産卵、脱皮、羽化、捕食、被食、飛翔などダイナミックな瞬間を撮りたいと思いますが、辛抱が足りないのでなかなか撮れません。

恥ずかしい話ですが、古希に近い年齢になっても、カブトムシやクワガタムシを見つけると、子どものころと同じように無条件に興奮して嬉しくなってしまいます。もちろん、捕まえて持ち帰ったりはせず写真を撮るだけですが…。ある時まで、カブトムシやクワガタムシは、アセチレンガスの匂いの漂う夜店で、指をくわえて眺めるだけの存在でした。この世の中のどこに行けばあのような虫がウジャウジャいる夢のような世界があるのか、想像もできませんでした(両親ともに、虫には興味がなかったようです)。

ところが、小学6年生の夏、下町から山に近く畑のなかに家が点在する郊外(鷹ケ峰の光悦寺まで徒歩15分ほど)に引越し、まわりの子供たちがカブトムシやミヤマクワガタ、ノコギリクワガタなどを籠にいっぱい持っているのに驚き、「絶対に口外しない」と約束して門外不出の秘密の場所を教えてもらい、翌夏には一人で取りにいきました。自転車と山歩きで1時間ほどかかり、現地に到着したときにしらじら明けるように朝の4時ごろに出かけたと思います。母親に作ってもらった布の袋に獲物をたくさん入れ、意気揚々とペダルをこいで帰途につきましたが、耳元でする大きな羽音に、ほとんどのカブトムシが袋から抜け出して飛び去ってしまっているのに気付いたのも、懐かしい思い出です。

《僅かに滲み出る樹液に群がるカブトムシ 2016/07/16》  

《交尾するカブトムシ 2016/07/16》

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頼成の森のキノコ(29)オオホウライタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-07-17 07:46:03 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

オオホウライタケは、キシメジ科ホウライタケ属の中型から大型のキノコで、春から秋にかけて各種森林、竹林等の落葉上に群生し、落葉間に白いフェルト状の菌糸のマットを作ります。傘は、鐘形から中高の平に開き、放射線状溝があり茶褐色です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《オオホウライタケ 2010/09/29》

《オオホウライタケ 2010/09/29》

お気づきのように、ここでは撮りためたキノコの写真を、五十音順に紹介しています。今回の写真は「オオベニシロアシイグチ」の筈でした。しかし、図鑑などをいくつか眺めても「オオベニシロアシイグチ」なるキノコはなく、「オオベニシロアシイグチ」ではなく、「ホオベニシロアシイグチ」の書き間違いまたは聞き間違いであることにやっと気づきました。私のキノコの知識はこの程度で、お粗末な次第です。

ついでに。また、省力化などのため、随所に「コピペ」作業をとりいれています。見直しもほとんどしないため、「コピペ」に起因する(信じられないような)間違いも少なくないと思います。ご容赦いただきたいと思います。

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アオカナブン(交尾)(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-07-17 03:55:57 | 昆虫類

数年前、根元近くに樹液が滲み出ていてカブトムシなどが集まっていたコナラの大木を久しぶりに訪れました。根元近くに樹液は出ておらず、2mほどの高さのところに僅かに滲み出た樹液にカナブンが群がっていました。カナブンに混じって、交尾中のアオカナブンがいました。

《交尾するアオカナブン 2016/07/08》

《交尾するアオカナブン 2016/07/08》

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頼成の森のキノコ(28)エノキタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-07-16 03:46:24 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

エノキタケは、キシメジ科エノキタケ属の小型から中型の食用キノコで、秋から初夏にかけて種々の広葉樹の枯れ幹、切株上に多数が束生します。傘は粘性が著しく、黄色から黄褐色で、栽培されているものとは色・形ともに異なります。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《エノキタケ 2009/10/16》

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オオシオカラトンボ♂(桜ケ池/南砺市[城端町]立野原)

2016-07-15 16:25:56 | 昆虫類

桜ケ池のそばの小さな水たまりで、オオシオカラトンボの♂が縄張りを見張っていました。やや薄暗く、それほど大きくない止水域を好みます。

《縄張りを見張るオオシオカラトンボ♂ 2016/07/10》

《縄張りを見張るオオシオカラトンボ♂ 2016/07/10》

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頼成の森のキノコ(27)エゴノキタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-07-15 06:09:55 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

エゴノキタケは、サルノコシカケ科チャミダレアミタケ属の中型のキノコで、夏から秋にかけてエゴノキの枯れ木や生木上に発生します。子実体は半背着生から背着生で、基部は連なります。傘は半円形、表面は茶褐色・黒褐色の環紋をあらわします。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《エゴノキの枯枝に発生したエゴノキタケ 2010/01/23》

《エゴノキの枯枝に発生したエゴノキタケ 2010/01/23》

 

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