自動車などの通行が少ないので、北陸自動車道に沿って設けられた道をよく散歩したりします。
この時期になると、道路沿いに茂ってくるヨモギに注目しています。キクスイカミキリが産卵すると、ヨモギが首をたれたようになって白い葉裏が目立つようになるのです。何か所かそういう場所があったので、近寄ってよく見ると、キクスイカミキリが茎にとまっていました。とても小さなカミキリムシで、体長は6~9㎜くらいです。
キクスイカミキリは、ヨモギなどキク科植物に集まり、その先端の茎を食べます(栽培菊の害虫です)。♀は寄主植物の茎の上の2か所に環状の傷をつけ、その間に産卵します。孵った幼虫は茎の髄部を食べて成長し、7月初旬には根部に入り、8月下旬~9月に蛹化・羽化します。新成虫はそのまま根の中で越冬し、翌春に脱出します。(『新カミキリムシハンドブック』参照)
根の中で蛹化しているキクスイカミキリを探してみたい、といつも思っていますが…。
《首をたれ白い葉裏が目立つようになったヨモギ 2020/05/07》
《ヨモギの茎にとまるキクスイカミキリ 2020/05/07》
《産卵のためヨモギの茎に上下の2か所の環状噛み傷(この間に産卵) 2020/05/05》
※ 5時ころ、明るいうちに風呂に入り、テラスでキャンプセットの椅子に座しているわって林檎を丸齧りしながら、図書館から借りてきた本を読んでいるのが、至福の時間です。この時期、住宅団地の空間を、カラスが家々の間を縫うように低空飛行し(近くで見る飛んでいるカラスやその羽音は猛禽類そのもので、悪役ながら迫力があります)、セキレイの巣立ち雛を狙っています。セキレイの親たちが大声でそのカラスを必死に追っかけますが、どうにもなりません。
ちなみに、私は民謡「会津磐梯山」の囃子詞に登場する小原庄助さんとは少し違い、「早起き(3時から4時には起きます)」「モーニングコーヒー」「夕刻の明るいうちのお風呂」が好きですが、身代は築けていません。