やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

イカリモンガ(吸蜜)(富山市寺家)

2020-05-09 06:10:12 | 昆虫類

先日イカリモンガの産卵を見かけた付近に、もう一度出かけました。寺家公園からトンネルまで歩きました。時間の関係かほとんど成果はありませんでした。帰る道筋、ヒメジョオン(?)にとまっているベニシジミらしきものに気がひかれました。ベニシジミにしてはちょっと茶色っぽいのです。

少し距離があったのでズームで確認すると、イカリモンガが吸蜜していました。


《ヒメジョオン(?)の花で吸蜜するイカリモンガ 2020/05/08》


《ヒメジョオン(?)の花で吸蜜するイカリモンガ 2020/05/08》

※ 私が山などで履いているのは、Daidoのオビーブーツです。厚手で切株などにも強く耐久性もあるので、ふつうの黒い長靴より少し値段ははりますが、長年愛用しています。スパイク底のものもありますが、山以外でも履くのでラジアル底のものを使っています。森林組合で買いました。


《愛用しているオビーブーツ》

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キクスイカミキリ(富山市太田南町)

2020-05-08 10:03:23 | 昆虫類

自動車などの通行が少ないので、北陸自動車道に沿って設けられた道をよく散歩したりします。

この時期になると、道路沿いに茂ってくるヨモギに注目しています。キクスイカミキリが産卵すると、ヨモギが首をたれたようになって白い葉裏が目立つようになるのです。何か所かそういう場所があったので、近寄ってよく見ると、キクスイカミキリが茎にとまっていました。とても小さなカミキリムシで、体長は6~9㎜くらいです。

キクスイカミキリは、ヨモギなどキク科植物に集まり、その先端の茎を食べます(栽培菊の害虫です)。♀は寄主植物の茎の上の2か所に環状の傷をつけ、その間に産卵します。孵った幼虫は茎の髄部を食べて成長し、7月初旬には根部に入り、8月下旬~9月に蛹化・羽化します。新成虫はそのまま根の中で越冬し、翌春に脱出します。(『新カミキリムシハンドブック』参照)

根の中で蛹化しているキクスイカミキリを探してみたい、といつも思っていますが…。


《首をたれ白い葉裏が目立つようになったヨモギ 2020/05/07》


《ヨモギの茎にとまるキクスイカミキリ 2020/05/07》


《産卵のためヨモギの茎に上下の2か所の環状噛み傷(この間に産卵) 2020/05/05》

※ 5時ころ、明るいうちに風呂に入り、テラスでキャンプセットの椅子に座しているわって林檎を丸齧りしながら、図書館から借りてきた本を読んでいるのが、至福の時間です。この時期、住宅団地の空間を、カラスが家々の間を縫うように低空飛行し(近くで見る飛んでいるカラスやその羽音は猛禽類そのもので、悪役ながら迫力があります)、セキレイの巣立ち雛を狙っています。セキレイの親たちが大声でそのカラスを必死に追っかけますが、どうにもなりません。
  ちなみに、私は民謡「会津磐梯山」の囃子詞に登場する小原庄助さんとは少し違い、「早起き(3時から4時には起きます)」「モーニングコーヒー」「夕刻の明るいうちのお風呂」が好きですが、身代は築けていません。

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アメリカシロヒトリ(富山市関)

2020-05-07 03:37:17 | 昆虫類

北陸自動車道に設けられたカルバートボックスの壁に、白い蛾がとまっていました。自信はありませんが、アメリカシロヒトリだと思います。

最近、北陸自動車道と一般道などとがトンネルで交差するところの「壁」にとまっているものにはまっています(やはり少しへんでしょうか?)。


《北陸自動車道に設けられたカルバートボックスの壁にとまっていたアメリカシロヒトリ 2020/05/02》


《北陸自動車道に設けられたカルバートボックスの壁にとまっていたアメリカシロヒトリ 2020/05/02》


《北陸自動車道に設けられたカルバートボックスの壁にとまっていたアメリカシロヒトリ 2020/05/02》

※ コロナウィルス対策で市立図書館が休館しているので、借りている本を再開されるまで返却しなくてよいことになり、ゆっくり読んでいます。安野光雅の「本を読む」も、今日、やっと読み終えました。面白い本でしたが、私にとっては、息もつかずに一気に読んでしまうという本ではありませんでした。出版社の紹介によると、『たった一冊の本から、広い世界が見えてくる。画家であり、ひとりの本好きである著者が案内する、表題 28 冊を含め約100 冊の本から学ぶ、寄り道読書案内。』です。
  家人からは、コロナウィルスが落ち着くまで図書館から本を借りない方がよいといわれているのですが、この本を読み終わったとたん、紹介されていた本を借出して読みたくなりました。
  「悪魔の辞典」「安野光雅の異端審問」「銀の匙」「君ちはどう生きるか」
  「怠け数学者の記」「窓際のトットちゃん」など


《図書館から借出して読んだ安野光雅の「本を読む」》


《安野光雅による挿絵が楽しい》

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キアシナガバチ(巣材収集)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2020-05-06 03:52:41 | 昆虫類

いつも覗いてみるカクレミノ(この木の名前がなかなか思い出せません)の古木の窪みで、よく見かけるフタモンアシナガバチよりひとまわり大きめのアシナガバチが木の繊維を齧り取っていました。巣材を集めている女王バチだと思います。

帰ってから写真を確かめると、「①触角の根元半分が暗色」、「②前伸腹節(胸~腹部第1節)に一対の黄色の筋がある」ことから、キアシナガバチです。


《カクレミノ古木の窪みで木の繊維を齧り取っていたキアシナガバチ 2020/05/03》


《カクレミノ古木の窪みで木の繊維を齧り取っていたキアシナガバチ 2020/05/03》


《カクレミノ古木の窪みで木の繊維を齧り取っていたキアシナガバチ 2020/05/03》

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ヨコヅナサシガメ(羽化)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2020-05-05 04:05:00 | 昆虫類

ソメイヨシノの古木の洞に群がっていたヨコヅナサシガメの幼虫のうちの1頭が、羽化したばかりでした。羽化したばかりの成虫は真っ赤で、時間がたつと黒に変わります。

羽化とは、昆虫が、幼虫または蛹から成虫に脱皮・変態することで、昆虫の完成した翅は成虫にしか見られないことから成虫になるときの脱皮を特に羽化といいます。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/羽化』2020/05/04参照) 


《ヨコヅナサシガメの幼虫と羽化したばかりの成虫 2020/05/03》


《ヨコヅナサシガメの幼虫と羽化したばかりの成虫 2020/05/03》


《ヨコヅナサシガメの羽化したばかりの成虫(左横に羽化殻) 2020/05/03》


《ヨコヅナサシガメの(成熟した)成虫と幼虫の群れ 2020/05/03》

※ 富山市営農サポートセンターの近況は、下の写真のとおりです。


《用水沿いのソメイヨシノの並木 2020/05/30》


《芝生広場 2020/05/30》


《新緑のケヤキ 2020/05/30》


《新緑のケヤキ 2020/05/30》


《カタバミの花 2020/05/30》


《クルミの雄花 2020/05/30》


《クルミの雌花 2020/05/30》


《クレマチスの花 2020/05/30》


《ボタンの花 2020/05/30》


《ボタンの花 2020/05/30》


《ムラサキツユクサの花 2020/05/30》


《キウイフルーツの蕾 2020/05/30》

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アブラコウモリ?(死骸)(富山市)

2020-05-04 05:57:54 | 哺乳類

昨日の早朝、2階の部屋の窓の外のシェードを巻き上げると、何か黒っぽいものが音をたててテラス囲いの屋根の上に落ちました。覗き込んでよく見ると小さなコウモリで、とまっていたシェードに巻き込まれて死んだようです。

少し用を済ませてから、このコウモリらしきものを屋根から下に落とし確認しました。やはりコウモリで、死んでから少し時間が経っているようで乾燥していました。(家人の話では、数日前にシェードに枯葉のような影があるのに気づいていたとのことです。)


《テラス囲いの屋根の上に落ちてきたアブラコウモリ? 2020/05/03》


《テラス囲いの屋根の上に落ちてきたアブラコウモリ? 2020/05/03》


《アブラコウモリ? 2020/05/03》

※ 2016年の4月末に現在の住宅に転居して5年目にして初めて、昨日、庭にシジュウカラがやってきました。来年あたり、フェンスに架けた巣箱で営巣してくれればよいのですが…。
 以前に住んでいた家の庭では、大きくなったヤマボウシの幹に架けていた巣箱に、毎年のようにシジュウカラが営巣し、その育雛や巣立ちの様子を見るのが楽しみでした。(gooブログ2012/05/25「シジュウカラ巣立ち(富山市)」https://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/2b93a728b98ee4a698827a79fefa6188など)


《庭のフェンスに架けてあるシジュウカラ用の巣箱(未利用) 2020/05/03》

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アズマヒキガエル(富山市[大沢野町]寺家)

2020-05-03 07:08:36 | 両生類

少し薄暗いスギ林の中の狭い県道を歩いていると、道の端になにやら黄褐色の大きな塊が落ちています。近寄って見ると、大きなヒキガエルでした。死んではいませんが動く気配がありません。どうやら、車と接触して弱っているようです。

本土などに分布するヒキガエルは、基亜種のニホンヒキガエルと東日本産亜種のアズマヒキガエルとに分けられています。形態的にはニホンヒキガエルの方がアズマヒキガエルより鼓膜が小さい程度のものなので私にはよくわかりませんが、生息地からみてアズマヒキガエルだろうと思います。
  ニホンヒキガエル 鈴鹿山脈以西の近畿地方南部から山陽地方、四国、九州、屋久島に自然分布
  アズマヒキガエル 東北地方から近畿地方、島根県東部までの山陰地方北部に自然分布


《車道上のアズマヒキガエル 2020/04/30》


《車道上のアズマヒキガエル 2020/04/30》

※ 少し薄暗いスギ林の中などでは、シャガの花が満開でした。


《シャガの花 2020/04/30》


《シャガの花 2020/04/30》

※ 昨日、富山も30.1℃と今年初めての真夏日でした。さっそく、プランターに「ゴーヤ」の苗を植え(緑のカーテンと収穫用)、トマトとキュウリを菜園に植える準備をしました。

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イカリモンガ(産卵)(富山市「大沢野町]寺家)

2020-05-02 06:43:55 | 昆虫類

少し薄暗いスギ林の中の狭い県道を歩いていると、ベニシジミくらいの橙色の虫が低いところをチラチラ飛んでいました。スギ林の林の中を少し沢の方へ降りたところで、シダ(羊歯)の葉にとまったので、近寄ってよく見ると、昼行性の蛾、イカリモンガでした。どうやら、シダの葉に産卵していたようです。

イカリモンガは、成虫の前翅長が約20 mm、蝶のように翅を立てて花などに留まり、昼行性です。幼虫はシダ植物のイノデ属などを食草とします。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/イカリモンガ』2020/05/01参照。)

この時は、イカリモンガをほかにも2~3頭見かけました。

イカリモンガの産卵については、昆虫写真家の海野和男氏のウェブサイト『海野和男のデジタル昆虫記/イカリモンガの産卵 Pterodecta felderi(2016年07月18日)』に「チョウとよく間違えられるイカリモンガがシダの仲間のワラビに産卵していた。産卵シーンもチョウみたいで、一つずつ卵を産んでいるようだった。前から見たいと思っていたシーンで、はじめて撮影することができた。」(2020/05/01)と書かれています。
ちょっと珍しいシーンを見ることができたのかなと少し嬉しくなります(残念なのは、その時は珍しいシーンとは気づかなかったので、先を急いでちゃんとした写真を撮らなかったことです。いつものことですが、「後悔先に立たず」です。)


《羊歯の葉にとまり産卵するイカリモンガ 2020/04/30》


《羊歯の葉にとまり産卵するイカリモンガ 2020/04/30》


《羊歯の葉にとまり産卵するイカリモンガ 2020/04/30》


《ショウジョウバカマの葉にとまったイカリモンガ 2020/04/30》

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マムシ(富山市[大沢野町]寺家)

2020-05-01 09:03:56 | 爬虫類

暖かく晴れた4月最後の日の午前中(昼からは都合がありました)、猿倉山に出かけましたが、新型コロナウィルス対策のため閉鎖されていたので、近くの天湖森に移動しました。あいにく、ここも同じ理由で閉鎖。時間も少なくなってきたので、寺家公園周辺を歩くことにしました。

寺家公園から奥へ幅の狭い県道が延びているので、今回はその林道を少し歩いてみることにしました。道は小さい沢沿いに上がっていきます。沢からはカエルの大きな鳴き声が所々で聞こえるので、試しに2か所ほど声の聞こえてくる岩の隙間探してみましたが、タゴガエルらしきカエルは見つかりませんでした。

しばらく林道のような県道を歩いていると、道路に蛇が横たわっていました。ずんぐりしており、銭型の斑紋があるマムシです(ちなみに、私は蛇が苦手で、写真を撮るのもおっかなびっくりです)。

ちなみに、山を歩く時(特に藪に踏み込む可能性のある時は)、マムシ対策も兼ねて長靴(スパイクなしの森林用の丈夫なもの)を履くことにしています。


《県道を横切っていたマムシ 2020/04/30》


《県道を横切っていたマムシ 2020/04/30》


《県道を横切っていたマムシ 2020/04/30》


《道幅の狭い林道のような県道 2020/04/30》

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