やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ニホンヤモリ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-24 04:01:03 | 爬虫類

樹木園の山頂近くに、ログハウス風の「木の実の家」があります。いつものように、外壁などに何かとまっていないかと見て回りましたが、何も見つかりません。でも、隅の方でヤモリを見つけてわかりました。このヤモリが壁にとまった蛾などの虫を食べていたのです。せっかくなので、ブログネタになってもらいました。


《山頂近くにある「木の実の家」 2020/05/23》


《「木の実の家」のログハウスの壁にいたヤモリ 2020/05/23》


《「木の実の家」のログハウスの壁にいたヤモリ 2020/05/23》

※ 先日、野生のシイタケで「シイタケの甘露煮」を作った話を紹介しました。私はこれまで、ほとんど料理はしてこなかったのですが、これをきっかけに何やら作ってみたくなってきました。ちょうど手元に、(数少ない)富山県出身の女優・柴田理恵さんの『柴田さん家(ち)のおつまみ』という本があったので、パラパラとページをめくって、いちばん手数の少なそうな「新じゃがの丸ごと煮」を(ほとんど独りで)作ってみました。三時のおやつなどに皆で食べましたが、(写真写りはよくないのですが)ホクホクで家族の評判も上々でした。ボケ防止のためにも、これからも料理に挑戦しようかな…。 


《『柴田さん家(ち)のおつまみ』にでていたメニュウを元に作った「新じゃがの丸ごと煮」》

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シロシタホタルガ(幼虫)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-23 04:28:18 | 昆虫類

雨に濡れたタンナサワフタギの葉に食痕らしきものがあったので裏を見ると、案の定、黄白色の列状の斑紋がとても目立つ黒色のシロシタホタルガの幼虫がいました。シロシタホタルガの幼虫は、この時期に最もよく見かける蛾の幼虫の一つで、ふつう葉の上にいることが多いように思います。


《タンナサワフタギの葉の食痕(この裏にシロシタホタルガの幼虫がいます) 2020/05/17》


《葉裏でタンナサワフタギの葉を食べるシロシタホタルガの幼虫 2020/05/17》

※ タニウツギの花はふつうピンクですが、ポツンと離れたところに1株だけ真っ白い花を咲かせるタニウツギがありました。 


《真っ白な花を咲かせたタニウツギ 2020/05/17》


《ふつうに見られるピンクの花のタニウツギ 2020/05/17》

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トホシカメムシ(交尾)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-22 04:07:11 | 昆虫類

Nさんから「ヤマナラシで発生するクロコモンタマムシに気をつけておいて欲しい」と言われて以来、ヤマナラシの木が気になっています。

用水の縁にヤマナラシの木が数本、かたまって生えている場所があるのでクロコモンタマムシを探してみましたが、結局見つかりませんでした。木の周りをぐるぐる回りながら探しているとき、ヤマナラシの葉の上に何かがいることに気づきました。近づいてよく見ると、大きなカメムシが交尾していました。

帰宅してからポケット図鑑などで調べると、トホシカメムシでした。私としては初めての虫だと思います。

トホシカメムシ(「十星亀虫」)は、前胸背板に4個、小楯板に4個、上翅に2個とその名のとおり計10個の黒い斑紋がある大型のカメムシです。「カッコいい『トホシカメムシ』」と紹介しているブログもありましたが、私にとっては以前に乗鞍高原で初めて見たメタリックな緑色に輝く大きな「ツノアオカメムシ」が衝撃的に大型で美しいカメムシでした。https://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/ae302ebdda72f3e67737ce1e5ef5d9c5


《ヤマナラシの葉裏で交尾していたトホシカミキリ 2020/05/17》


《ヤマナラシの葉裏で交尾していたトホシカミキリ 2020/05/17》

※ 5月17日に紹介したシイタケ(?)のその後です。しばらく天日乾燥した後、楽天レシピに従って「しいたけの甘露煮」を作ってみました。3個しかなかったので、できあがったのは僅かです。(?)付きのシイタケなので、私独りで食べていますが、肉がしっかりしていておいしいように感じます。(今朝は何ともありませんでした…。)https://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/5c1962373a48263a3fbcedfe65c5e80b


《シイタケの甘露煮》

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ハンノキハムシ(白萩川周辺/上市町伊折)

2020-05-21 06:05:29 | 昆虫類

このところクルミハムシ(05/20)、ドロノキハムシ(05/18)などと小さなハムシの紹介が続きますが、今回もハムシです。(実は、今回の馬場島行では、ある蝶に出会えないかとかすかに期待していたのですが、期待の蝶はもちろん、1枚の蝶の写真も撮れず、生きものたちにもほとんど出会えませんでした。)

若いヤナギやハンノキの仲間などが両側に茂る白萩川に沿った作業用道路を歩いていると、ヤマハンノキの葉を黒青色のハムシが食べていました。ハンノキハムシだと思います。


《ヤマハンノキの葉を食べるハンノキハムシ 2020/05/15》


《ヤマハンノキの葉を食べるハンノキハムシ 2020/05/15》

※ ここで、馬場島~白萩川周辺で見かけた花をまとめて紹介します。


《ウスバサイシン 2020/05/15》


《エンレイソウ 2020/05/15》


《キクザキイチゲ 2020/05/15》


《キバナイカリソウ 2020/05/15》


《クロモジ 2020/05/15》


《サンカヨウ 2020/05/15》


《ナナカマド 2020/05/15》


《ミツバアケビ 2020/05/15》


《ユキグニミツバツツジ 2020/05/15》

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クルミハムシ♀(上市町伊折)

2020-05-20 04:14:04 | 昆虫類

馬場島の少し手前で、小用のため路肩に車を停めました。目の前にオニグルミの幼木が数本生えており、腹の大きなクルミハムシの♀がその葉を食べていました。


《オニグルミ幼木の葉を食べていたクルミハムシ♀ 2020/05/15》


《オニグルミ幼木の葉を食べていたクルミハムシ♀ 2020/05/15》

※ 馬場島の少し奥、白萩川の周辺では、ニリンソウの花が満開でした。実は、この15日~16日と一泊二日で妻とニリンソウを見に上高地へ行く予定でしたが、コロナ禍のために予約していたホテルなどの営業が休止され、行けなくなっていました。帰宅後、妻に馬場島でニリンソウが満開だったと話しましたがあまり興味なさそうだったのは、「上高地で」ニリンソウが見たかったのでしょう。
  ニリンソウは少し湿った林縁や林床などに生育する多年草です。花の直径は2cmくらい、花びらはなく、白色の花びら見える部分は萼片です。萼片はふつう5枚ですが6〜7枚のことも珍しくないようです。 


《ニリンソウの群落 2020/05/15》


《ニリンソウの花(白い萼片はふつうは5枚) 2020/05/15》


《ニリンソウの花(白い萼片が5枚のものと7枚のもの) 2020/05/15》

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ウスウタビガ(空繭)(白萩川周辺/上市町伊折)

2020-05-19 12:10:00 | 昆虫類

若いヤナギやハンノキの仲間などが両側に茂る白萩川に沿った作業用道路を歩いていると、ヤマハンノキ(?)の枝にウスタビガの繭ぶら下がっていました。ウスタビガは、秋も深まってきて紅葉が始まる時期に羽化して現れてくるので、現在見つかる繭は成虫が羽化した後の繭か、いろいろな条件で羽化に失敗した繭です。

ウスタビガの繭については、『繭ハンドブック』に詳しく書かれています(せっかく買った本なのに、あまり読まずに並べてあります…)。この本によると、繭の下部には必ず一つの穴が開いており、また、繭の上部は平らで普通は閉じられていますが接着されていないので両端を指で押すと開きます(羽化した成虫が脱出するための出口です)。

鋏がなかったので手で破ると、中には成虫が羽化した後の蛹の殻が残っていました。


《ヤマハンノキの枝にぶら下がっていたウスタビガの空繭 2020/05/15》


《ヤマハンノキの枝にぶら下がっていたウスタビガの空繭 2020/05/15》


《繭の底に開いた水抜き(?)といわれる穴 2020/05/15》


《繭の上端に設けられた羽化した成虫が脱出するための出口(指で押すと開きます) 2020/05/15》


《繭の中に残っていた羽化殻 2020/05/15》

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ドロノキハムシ(白萩川周辺/上市町右岸)

2020-05-18 21:38:52 | 昆虫類

若いヤナギやハンノキの仲間などが両側に茂る白萩川に沿った作業用道路を歩いていると、赤っぽい小さな虫が飛んできました。手で叩き落としたところ、赤茶色の少し大きめの綺麗なハムシ、ドロノキハムシでした。ドロノキハムシは上翅が赤褐色で、頭部・前胸部・脚などは黒色のハムシで、幼虫・成虫ともにドロノキ、ヤマナラシ、ヤナギ類などヤナギの仲間の葉を食べます。


《手で叩き落としたドロノキハムシ 2020/05/15》


《手で叩き落としたドロノキハムシ 2020/05/15》

※ 昨日、近くでクマ出没騒動があり、高齢の女性二人が重傷です。ここは、昨年、よく犬と散歩に出かけたあたりで、近くにクマの生息するような場所はありません。どうやら北陸自動車道(法面は藪状態になっています)に沿って移動してきたようです。このクマは駆除されましたが、家族が心配するのでしばらくは北陸自動車道の近くを散歩するのはひかえておこうと思っています。


《クマの出没を伝える北日本新聞2020/05/18の朝刊》

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シイタケ(?)(白萩川周辺/上市町伊折)

2020-05-17 04:20:19 | キノコ

何10年ぶりかで劔岳の登山基地、馬場島周辺に出かけました。

白萩川を作業用道路に沿って歩いていると、小さな流れのそばの立ち枯れの木にキノコが3個出ています。シイタケのようですが、何しろキノコには自信がありません。だいぶ乾燥して、半生の状態でした。
持ち帰って、干しシイタケにして(独りで)食べてみようと思っています。


《立ち枯れの木に出ていたシイタケ(?) 2020/05/15》


《立ち枯れの木に出ていたシイタケ(?) 2020/05/15》


《立ち枯れの木に出ていたシイタケ(?) 2020/05/15》


《立ち枯れの木に出ていたシイタケ(?) 2020/05/15》


《持ち帰って干しシイタケに…》

※ 今から50年近く昔の話になります。たぶん私が学校を出て勤め始めた最初の年か2年目の年の冬だったかと思います。第1次南極観測隊の設営隊員だったY.S.さんから誘われ、仕事納めの後、2泊3日の日程で馬場島に出かけました。伊折から馬場島まで狭い車道を歩いて約2時間。積雪は20~30㎝(よく覚えていませんが)と少なかったのですが、もちろん除雪はされていません。誰の歩いた跡もありませんでした。
  馬場島野営場管理所で泊めてもらい、安次さん手料理の熊鍋とストーブで焼いた熱々の生シイタケ(風呂場で出したもの)を味わったことは今でもよく覚えています。(馬場島周辺はすっかり様変わり。野営場管理所も馬場島荘も当時のものは残っていません。)


《現在の馬場島荘と県警山岳警備隊馬場島警備派出所 2020/05/15》

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ウンモンスズメ(富山市流杉)

2020-05-16 04:14:42 | 昆虫類

朝、2時間ほど、北陸自動車道に沿った道を流杉方面にサイクリングしたとき、出会った生きもののです。

今回紹介するのは、トンネル壁面ではなく道路に面した民家(農家?)の塀にとまっていたものです。自転車でそばを通ったとき何かの気配を感じて自転車をとめ、後戻りして確かめました。大型の蛾で、翅はかなり傷んでいるものの、緑色の前翅が特徴のウンモンスズメです。ウンモンスズメは蛹で越冬するはずなのに、もうこんなに翅が傷んで…。


《住宅の塀にとまっていたウンナンスズメ 2020/05/09》


《住宅の塀にとまっていたウンナンスズメ 2020/05/09》

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マエキトビエダシャク(富山市)

2020-05-15 05:36:12 | 昆虫類

庭で水まきしていると、明るい茶色が目立つ蛾が鉢植えのキャットミントの葉裏に飛び込みました。このままではうまく写真に撮れないので、逃げられないように静かにキャットミントの茎を曲げ葉裏を見えるようにして写しました。

前にポケット図鑑で見た気がしたので、『日本の昆虫1400②』で絵合わせをしていき、シャクガ科のマエキトビエダシャク(「前(が)黄(色の)鳶(色の)枝尺(蛾)」)にたどりつきました。同じ仲間のオオマエキトビエダシャクと非常によく似ていますが、「黄色紋中央付近の切れ込みが深い」ことで区別できるようです。

マエキトビエダシャクの幼虫はモチノキ科のイヌツゲやソヨゴの葉を食べますが、庭には植えていないので、どこか他所から飛んできたものだと思います。


《キャットミントの葉裏にとまるマキトビエダシャク 2020/05/14》


《キャットミントの葉裏にとまるマキトビエダシャク 2020/05/14》

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メスグロヒョウモン(終齢幼虫)(富山市割山)

2020-05-14 03:33:35 | 昆虫類

ほとんど車の通行のない林道を歩くとき、路肩の草むらか傍の樹の幹、道路面、側溝の中などを見ながら(常に脇見をして)歩いています。

この日も、日陰になった方の路肩の草むらを見ながら歩いていると、葉の上に黒い体に黄色っぽい棘状突起が特徴的な幼虫がとまっていました。ヒョウモンチョウの仲間の幼虫のようですが、これまでに見たことのないものです。

帰宅してから図鑑やウエブサイトなどで調べると、メスグロヒョウモンの終齢幼虫でした。ヒョウモンチョウの仲間の幼虫の棘状突起のうち前胸の一対の突起だけがほかの突起と較べて著しく長いのが、メスグロヒョウモンとミドリヒョウモンの幼虫の特徴だそうです(『原色日本蝶類幼虫大図鑑(Ⅱ)』参照)。


《林道路傍の葉の上にいたメスグロヒョウモンの終齢幼虫 2020/05/11》


《メスグロヒョウモンの終齢幼虫(前胸の一対の突起だけが較べて著しく長い) 2020/05/11》

※ 我が家の庭のエゴノキの花が2020/05/12に咲きだしました。さっそく大きな蜂が飛んできたのでクマバチかと思ったら、コガタスズメバチでした。


《庭で咲きだしたエゴノキの花 2020/05/12》

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カモシカ(富山市[大山町]原)

2020-05-12 19:18:03 | 哺乳類

立山山麓家族旅行村に向かって県道を走っていると、極楽坂スキー場の少し手前で何かの気配を感じました。車を停めて気配のする方を見ると、20mほどのところにカモシカがいました。片方の角が短いカモシカです(個体識別が簡単にできそうです)。車の方はあまり気にせず、さかんにスギナなどの草を食べていました。


《県道から20mほどのところで草を食べていたカモシカ 2020/05/12》


《片方の角が短いカモシカ 2020/05/12》


《さかんにスギナなどの草を食べるカモシカ 2020/05/12》


《さかんにスギナなどの草を食べるカモシカ 2020/05/12》

※ 昨日、明日に備えてカメラを充電しておこうと思っていたのに、いつもの怠け癖で(まだ大丈夫だろううと)充電しないまま出かけてしまいました。目的地(家族旅行村)の手前で出会ったカモシカの写真を連射でたくさん撮ったせいもあって、目的地では数枚写した時点で電池切れになってしましました(このカメラは事前に電池の容量を示してくれず、いきなり「突然ですが…」と切れてしまうのが大問題です)。これまでに何度も同じ失敗を繰り返しています。
  写真を撮れないと意味がないので、予定を早めて帰りました。トホホ…。

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タイワンキシタアツバ(富山市流杉)

2020-05-12 07:53:20 | 昆虫類

朝、2時間ほど、北陸自動車道の側道を流杉方面ににガキチャリでサイクリングしてきました。北陸自動車道が一般道や農道などとトンネル交叉するところでは、壁面に何かとまっていないか探します。

トンネルの中は外より風が強いので、いろいろ流されてきます。風に乗って猛スピードで飛ばされてきた黄色っぽい小さな蛾が出口近くのカルバートボックスの壁にとまりました。

とりあえず写真を撮り、帰宅してから名前を調べました。あたりをつけてから、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』を開いてヤガ科(成虫画像が1098枚もあるので)の亜科一覧を開き、25ある亜科などのファイルを順に開いて、写した蛾と似たものがいないか探していきます。アツバ亜科のクロキシタアツバかタイワンキシタアツバではないかと思いましたが、よく似ていて写真では断定できそうもありません。同じウエブサイトの タイワンキシタアツバのページには、「クロキシタアツバに似るが、前翅内側にある斜線の角度に注目。また、内横線の内側半分がほぼ消失し、その線は前縁から黄色鱗粉に縁取られながら外横線とぶつかる。」とかかれていますが、標本でない写真からはなかなか理解できません。

別のウェブサイト『似た蛾の比較図鑑/クロキシタアツバとタイワンキシタアツバ
(Hypena amica & Hypena trigonalis) 』(2020/05/11)を見ると、両種の写真とともに相違点が「赤線で示した内横線がクロキシタでは「く」の字になり、後縁まで伸びるため青色で示した黒色部が台形を成す。タイワンキシタでは内横線がほぼ消失し、黄色鱗粉に縁取られながら。外横線とぶつかる。そのため青色で示した黒色部が三角形になる。」とわかりやすく説明されていたので、私が見た蛾は「タイワンキシタアツバ」としました。


《北陸自動車道に設けられたカルバートボックスの壁にとまっていたタイワンキシタアツバ 2020/05/09》


《北陸自動車道に設けられたカルバートボックスの壁にとまっていたタイワンキシタアツバ 2020/05/09》

※ いろいろな生きものの中で「蛾」は好きではない(嫌いな)部類に入ります。しかし、蛾の中にもぜひ見てみたいものもいます。これまでに一度だけ見たことがあるものでは、「イボタガ」です。30年以上昔の1986/04/13に富山市山本のコナラ林で見つけて写真に撮っていますが、その目玉模様にギョッとしたことを今でも覚えています。 


《1986/04/13に富山市山本のコナラ林で見つけて撮ったイボタガの写真》

  これまでに一度も見たことがないものでは、擬態の頂点とまでいわれている「ムラサキシャチホコ」です。写真などで見ると、まくれ上がった枯れ葉そっくりです。カールしているような羽の模様は鱗粉で描かれていて、当然のことながら実際は平坦なんだそうです。幼虫はオニグルミの葉を食べるようなので、オニグルミの近くで探してみようと思っています。


《「へんないきものー世の中にいる一風変わったへんないきものを紹介するよ。ー」より》

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シロスジヒメバチ?(富山市)

2020-05-11 05:52:35 | 昆虫類

玄関前の小さな庭で草花の植え替えをしていた妻と孫娘が、土の中から何かが出てきたと持ってきました。長さ2㎝ほどで、茶色をした蛾の蛹のようです。陽に透かしてみると空のようなので「もう羽化した殻だよ」と返しました。しばらくして、中に白いものが見えるとまた持ってきたので、(よく確かめもせず)ジャムの空き瓶に入れて様子をみることにしました。

それから8日ほどたった日の朝、空き瓶の中で何かが動いていました。寄生バチで、ヒメバチの仲間のようです。

ヒメバチは、昆虫の中でも特に巨大なグループで世界から約25,000種が知られているようですが、未記載種(新種)を含めた推定種数では60,000~100,000種に達すると考えられており、似たものがたくさんいて私にはお手上げです。

それでも、暇に任せて手あたりしだいにウエブサイトをみていくと、シロスジヒメバチにいきつきましたが、単なる絵合わせで、自信はありません。

よく似た写真の掲載されていたウェブサイト『東京23区内の虫 2/シロスジヒメバチ』(2020/05/10)にはこう書かれていました。「体長15~20ミリほどのヒメバチの一種。上画像の個体はメスで、脚の脛節・触角・小楯板・複眼の隣縁・腹部末端に白紋がある。オスは白紋部分の割合が多く、顔は正面から見てほとんど白くなる。日本産ヒメバチ目録によれば、カレハガ科やヤガ科などの蛾の幼虫に卵を産み付ける寄生蜂の類らしい。」


《庭の土の中から出てきた蛾?の蛹 2020/05/01》


《蛾?の蛹から出てきた寄生バチ(シロスジヒメバチ?)( 2020/05/09》


《蛾?の蛹から出てきた寄生バチ(シロスジヒメバチ?)( 2020/05/09》

※ これまでは、主体的ではなくどちらかというと妻の手伝いで、庭のナメクジ退治をしていました。今年は、私がほぼ一人でナメクジ退治をしています。「熱しやすく冷めやすい」性格なので、いつまで続くことやら…。
  2020/05/08の朝は、24匹のナメクジを処分しましたが、その前日は70匹以上でした。どうやら、ナメクジ退治も賽の河原で、ある程度の密度のナメクジとは共存しようと思った方が賢明なのかも知れません。


《レタスを植えたプランターに仕掛けたナメクジ退治器(牛乳パックを利用) 2020/05/08》


《1日に仕掛けるナメクジ退治器(24個) 2020/05/08》


《8日朝にかかっていたナメクジ(24匹) 2020/05/08》

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シマヘビ(富山市寺家)

2020-05-10 07:28:43 | 爬虫類

寺家公園への登り口から少し山道へ入ると、長い間アカガシの大木が倒されたままになっているところがあり、その脇を通るとき必ずそこに眼がいってしまいます。この日は、黄色っぽいシマヘビが休んでいました。

このシマヘビのように、身体全体が波打ったような状態のヘビをときどきみかけますが、どういう状況なのかがよくわかりません。どうでもよいことですが、何故か気になってしまいます(このブログを書くときにいろいろなウェブサイトを調べてみましたが…)。


《陽のあたる倒木の上で休んでいるシマヘビ 2020/05/08》


《陽のあたる倒木の上で休んでいるシマヘビ 2020/05/08》


《陽のあたる倒木の上で休んでいるシマヘビ 2020/05/08》

※ 今朝、北日本新聞を読むと、ジャーナリストの江川紹子さんが『不要不急こそ人間の証し』(「時論」)として、「あらゆる"不要不急"の営みが、実は生物としての人間を"人間"たらしめているのではないか、と思う」と書いておられました。この意味でいうと、「どうでもよいこと」が私を"私"たらしめているのだと、(独りよがりに)元気づけられました。

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