12月下旬の平日、年末年始休暇2日目の金曜日のことです。14時32分に店頭に到着すると61人の行列。ある程度は予想していましたが、それを超える長さ。ここまで来た以上は、ということで最後尾に続き、16時12分に入店し、16時30分にラーメンが配膳されました。
大ラーメン、大蒜脂+しょうが。
硬めは6分、通常分は8分の茹で時間だった麺。以前よりも長めでしたが、たくさんの来客故に必要となったロット調整の影響でしょうか?
箸を通じて伝わる感触や舌触りから、表面の堅固さを感じ取り、張りがあるというイメージ。
そしてそれを破ると現れるもっちりとした食感との対比が際立っていました。
くったくたの野菜はスープや麺との絡みよく。いつもこの状態であるのなら、次回からは増します。
巨大な端豚。かぶりつくと、繊維に沿って容易に裂けて。
見た目から受ける野性味はほとんどなく。この大きさと形状は、店主さんの遊び心でしょう。
ぎゅっと詰まった肉質ながら軟らかな赤身とサクッと歯の入った脂身。
スープ。
全体にアブラが馴染んだように円やかな味わい。醤油感が薄まって液体油が効き、スッキリというよりも舌に纏わりつくようなねっとりとした感じで、大きな飲み応え。
しょうがを沈めると、サッパリとした後味と同時に深みが増したように思ったのは、単に麺と豚の旨味が溶け出したからかな?
下処理した際に取り除かれたと推測される肉片を含んだ固形脂。
大蒜はしょうがの存在感に負けてしまっていたように。どちらか一方を選択するのも手かな?
丼を受け取った瞬間から香りを漂わせていたしょうが。50円でこの量はびっくり。
およそ10分で完食。これだけの行列を捌いても全く疲れた様子を見せない店主さんに年末の挨拶を済ませ、次の目的地へ向かいました。