12月中旬の土曜日のことです。京成立石から向かう予定を立てていたのですが、単に億劫になったという理由でパス。その分ゆっくりと過ごし、午後になってから自宅を出立し、寒風吹きすさぶ中、15時36分に列の4人目として。すると、前回同様15時37分に店主さんが徒歩で出勤。それからは、6人目が16時02分に、12人目が16時15分に列に続きました。そして、17時34分に入店出来、17時47分にラーメンが配膳されました。
参考までに、並びの数は、17時現在で25人、17時30分現在で40人、17時33分に開店した時点で42人でしたので、年末の混雑が始まっていたように感じました。
大豚、野菜大蒜脂。
麺。
7分強の茹で時間だった麺は、2分弱を要して6つの丼に振り分けられました。
しなやかさを感じさせる麺肌の下には、むにゅもちとした食感が潜んでいました。
胡椒と唐辛子を欠かさずに。
茹で上げられてザルに入れられて一旦待機していた野菜は、提供直前にもう一度ザルごと鍋に沈められて。ピンっと張った長めのもやしの存在感が、時々遭遇するキャベツのそれを上回っていました。
豚。
珍しくトロトロの脂身が付随した、しっとりともしていた赤身は、一噛みで微小に砕けて。
白く透き通った脂身と、繊維質がびっしりと張り巡らされてツナに似た肉質で、スープをよく吸い込みそうな赤身で形成されていた豚。
タコ糸で縛られた後の残る端っこの部分。
ぽろぽろと崩れる赤身が大半を占めていました。
厚くカットされた豚。
がっしりとしつつも、軽く圧を掛けたことで容易に壊れてくました。
ふわっとした口当たりの脂身と、詰め込まれたようにみっちりとした赤身。
スープ。
醤油による塩気は控えめで、たっぷんたっぷんとした舌触りの終始甘さが先行した味わい。最初に飛び込んできたそれは穏やかな顔色で、その後に感じたものには、豚と脂の旨味によると思われる厚みを感じました。ですので、同店のこれまでに比べて、より円やかさが際立っていました。
固形脂は、背脂に、ざらつきを生むほどにたっぷりと混ぜ込まれたほぐし豚。
清々しさを伴った辛さを持っていた大蒜。
およそ13分で完食し、次々ロットの調理中の店主さんと助手さんにご挨拶し、41人の行列の横目に退店しました。