7月のプレミアムフライデーの午後、先週の土曜日にした休日出勤の振替休暇を取得しました。14時25分頃に到着すると店頭には3人の列。数分待って入店し、それから15分程してラーメンが配膳されました。尚、この日の券売機には「汁なし(生たまごつき)」の表記が登場していましたが、退店するお客さんに販売開始時期を聞かれた店主さんは「まだわからない。」と微笑みと共に返答。賄を食べながらそのやり取りを聞いていた女性助手さんは「へぇ~、塩の次は汁なしやるんだ。」と。一連の流れを隣で聞いていた私は、お店とお客側との間の新メニューに対するあまりの温度差に、今年一番の驚きを覚えました。
小ラーメン、大蒜。
麺は小2玉分でお願いしました。大ラーメンは売切れなのに図々しいですね。ところが、さらに格好悪いことにこの日は大ラーメンを販売していたとの情報を後日入手。小の食券で2玉分って、久しぶりに恥かしさのあまり死にたくなりました。
モチモチさを強烈に受け取る、表面の様子から硬めにも感じた茹で加減で実際のサイズ以上に太さを覚える麺。ただ、充分にスープを絡め取っているように見えるも、内側からの膨張力が強いこともあってか今迄で一番表面がツルンっとしていることで、あまりその味が馴染んでいないように感じました。
卵黄を乗せ、スープを少しずつ垂らしながら汁なし風に。
緑鮮やかなキャベツと中心に一本芯が残ったような茹で加減のもやし。
豚は2つ。
岩石のような端豚の表面はカッチリとした舌触り。
ところどころに脂身が散在するも、歯を入れると繊維質の特徴が強烈に遅いかかってくる野性味溢れる肉質。
みっしりしながらサシが入ることで軟らかさも持ち合わせている赤身と、やや硬めでプリッとした歯応えの脂身。
最初に醤油の塩味が伝わり、その後に豚の出汁を調味料が包み込んだような濃厚な旨味が表れてきたスープ。固形物完食後、再度レンゲで口に運ぶとトロミと甘さが増した気がしました。一般的に温度が下がると、塩味を感じやすくなると言いますが、時間の経過と共に豚からエキスが染み出した結果なのでしょうか。
大蒜はスープにその存在感を伝播させてしまう強さを持っていました。
生卵は、卵黄をレンゲで一旦避難、白身は器に残したまま移動させた麺に纏わせて。
約17分で、床にボタボタと汗を垂らしながら完食。1カ月振りの一杯をほんの少し余裕を持って堪能。いろいろと大変な中、我儘を聞いて下さる店主さんと助手さんに心の中で静かにお礼を言い、お店を後にしました。尚、汗で汚れた床は持参したポケットテッシュでしっかりと拭きましたので、皆さまご安心下さい。
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