これもトレーニング

社会的、身体的、心理的に健康でありたい!日々、転んでも立ち上がるトレーニングを綴ります。

介護の辛さ … 思考の変換

2018年01月16日 23時08分57秒 | Weblog

実の親の在宅介護、何が辛いかというと…


疲れて苛々して、強い口調で怒鳴ってしまった時


早く介護から解放されたいと、自分勝手な気持ちになってしまった時


加齢による機能低下、
側で見ている家族より、本人が一番辛いはずなのに、思いやりがない冷たい自分自身を最低だと思う。
いずれは自分にも降りかかる事なのに。


要するに
自分で自分自身を攻める時が非常に辛いのだ。


先日、
父が ベッドから降りようとした時、仰向けに転倒してしまった。


介護のマニュアルを知らない私
それでも体幹にスイッチを入れて必死で起こそうとするが 相手は思った以上に重い


「手を胸の前で組んで!頭を上げて、膝を曲げて!足を床について!」


「無理や!」


ようやく 正座の体制で座る事ができた父。


「ここらか立ってベッドに戻ろう!」


「ワシは重病人や!倒れてしまう!」


普段、
手すりをつかんで立ち上がっているのに、この日は気持ちが入らない様子。


「介護する身になってよ!こっちの方が倒れてしまう


「そんな事ない


「倒れるわ


「倒れろ!倒れろ!ばか


「努力せえへん方がバカや!ばか


「親に向かって…!なんやその口のききかたは


「子供に倒れろという人間は、親と違う


口論バトルが始まった


そんな口論、疲れてしまって長くは続かず、
無言のまま 介助して、
ようやく父はベッドに座る事ができた。


父から
「倒れろ!」
と言われた。
カッとなったが
冷静になって考えてみるとラッキーだった。


何故かって?
自分自身を責めなくて済むからだ。


親子といえど人間同士。
親子だから言いたいことを言ってしまう。
喧嘩両成敗!
親子喧嘩ができるなんて、寂しくなくてラッキー。


仕事の帰り、スーパーで見つけた。





人間
嫌なことを引きずらず、忘れるから生きていけるのだ。
一瞬、手が伸びそうになったが買うのをやめた。












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