The Cannonball Adderly Quintet in San Francisco/Cannonball Adderley
(Riverside RLP 12-311)
(Riverside RLP 12-311)
先日、ブログ仲間のサイケおやじさんが、ボビー・ティモンズのインパーソンを取り上げ、国内盤の音の分解能の悪さをアピールしていましたよね。自分も、このアルバムについては国内盤のあとにRIVERSIDEのモノラルブルーラベル盤を入手して、ベースとドラムの分解能の向上に感動した思い出があり、コレを昨年3月にアップしておりました。このとき、コメントをいつもくださるSugarさんも同じように感じていたようですね。このティモンズの記事の中でも少し触れましたが、もう一枚キャノンボールのサンフランシスコのライブがおなじなんです。やっぱり国内盤は低音部が団子なのですね。このことはswanさんも触れられていましたね。このキャノンボールの国内盤もやはり悪名高いビクターの再発でした。本日は万を持して、最近入手したこのキャノンボールのサンフランシスコのモノラルブルーラベル盤をアップしますね。
はっきりいってオリジナルモノラルは凄いです。中低音は音も厚く、Louis HayesのバスドラとSam Jonesのベースがはっきりと区別できるのです。鮮明になったナット、ジュリアン、ティモンズのサウンドもそうですが、低音分解能の向上でキャノンボールバンドの躍動するパフォーマンスが聴きやすくなりこんなに楽しめるようになりうれしく思っています。国内盤のときにはこの団子の低音にティモンズ盤同様に、閉口していたものでした。やっぱり、このときのビクターのカッティングエンジニアがおかしかったのでは?と思っています。曲についてはもや語るまでもない名盤ですがオープニングの"This Here", そして"Spontaneous Combustion", B面の”Hi Fly"のノリに乗ったライブは最高ですね。
また、この国内盤、どうしてマイルストーンのグリーンラベルを使用したんでしょう?オリジナル思考の強い我が国では模倣したラベルを使用する筈なのに・・・。このビクターの手抜き復刻もどうもなあ・・・なんて思っています。