Warm And Wonderful/The King Sisters
(Capitol T1205)
(Capitol T1205)
男女の抱擁ジャケというのも、ジャズやボーカルレコードの中では結構ポピュラーなものかもしれませんね。以前にアップしたチェット・ベイカーやハービー・マンのカバーはインストものの抱擁カバーの代表ですが、自分が所有するボーカルアルバムの中でも屈指の抱擁カバーのアルバムをアップしたいと思います。キングシスターズという4姉妹からなら美しいハーモニーを聴かせるコーラスグループです。既にアロハをアップしていますので、記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
伴奏はAlvino Reyのオケです。タイトル通りムードを示す12曲のバラードばかりがセレクトされています。A面ではA-1の"Nina Nver Knew"の冒頭に男性コーラスが聞こえますので、「ありゃりゃ」と思ってしまいますが、彼女らの美しいハーモニーが聞こえてくると「よしよし」となる筈です。続く"Too Late Now"や"I Hadn't Anyone Till You"のウォームなコーラスも最高です。有名スタンダードはA-5の"There Is No Greater Love", B-2の"But Beautiful", B-5の"The Nearness OF You", B-6の"How Long Has this Been Going On"が選ばれてますが、いずれもスローな展開でソフトで粋なコーラスですよねぇ。
所有盤はキャピトルレインボウのモノラル盤です。彼女らのコーラスはもちろん聞き物ですが、ジャケ買い必至のこの抱擁カバーは本当に美しいですね。