67camper's Blog

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ZOOTのボーカルまで聴けちゃうぞ!

2008-01-23 03:48:54 | jazz & vocal
Waiting Game/Zoot Sims
(impulse AS-9131)


 有名ジャズメンの証として、ストリングスとの共演がありますよね。サックス奏者で言うとチャーリー・パーカーをはじめとして、ゲッツ、スティット、ベン・ウェブスター、キャノンボール、ホッジス、コニッツなどが有名でしょうか。スウィンガーとして有名なズートですが、ストリングス入りアルバムをやってますよね。ズートファンでなくても有名なインパルスのWaiting Gameです。本来ミディアムファストなスウィングナンバーがお得意ですが、ストリングス入りのバラードでもナット・ヘントフがロマンチストと繰り返しライナーノートで述べた彼のテナーは、ウォームでソフトな音色で、間を生かしたプレイが印象的ですね。

 ゲイリー・マクファーランドの働きかけでで実現した66年の作品で、バックはバイオリン、セロ、ビオラ、イングリッシュホーン、オーボエ、ハープなど彼の作品としては異色です。"Old Folks", "I Wish I Knew", "Over The Rainbow", "Stella By Starlight"など有名曲がピックアップされていますし、彼のゆったりとしたバラードプレイもなかなかのものですね。時代を反映してボッサ風のアレンジ(ズートは結構得意ですよね!)が施されたOver The Rainbow"が好きだなあ・・・。そして白眉はA-5, 自身のボーカルが聴けるトラック"September Song"です。自分はZootの生は聴いたことがないのですが予想に反して結構甘い声ですね。

 所有盤はインパルスのオレンジ/ブラックのステレオ盤です。おそらくオリジナルと思います。コーティングが素晴らしいですが、カバーにはモノラルのA-9131と記載している割に右肩にはしっかり"stereo"のロゴがありますね。センターラベルはAS-9131なのに・・・。インパルスのステレオ盤ってこうなのかなぁ・・・?