67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

USA"しおかぜ公園”

2008-03-16 20:30:53 | Volkswagen

 3月に入って最初の休みの週末になりました。天気は、花曇り。霞がかかったような太平洋です。午後からカフェオーレを駆って、USAまでドライブです。USAと言っても、ここは高知。高知でUSAと言えば宇佐です。ホエールウォッチング、釣りの基地になっている土佐市の港です。鰹漁の基地としても有名ですよね。もう四半世紀前になりますが、高知のwindsurfingのメッカでもありました。最盛期にはここの湾の中に、ワンデザインのウィンドサーファー艇が50艇ぐらいはでていましたね。そこの海岸は、今では護岸工事が進み“しおかぜ公園”となり市民の憩いの場所になっています。画面の向こうが宇佐港、そして横浪スカイライン、リゾートホテル”サントリーニ方面になります。

 いつもここの海岸に腰を下ろして風待ちしていたなぁ・・・。ウィンドサーフィンの懐かしい景色が浮かんできた、日曜日の昼下がりでした。

センチメンタル・ジャーニーといえば・・・

2008-03-16 03:42:00 | jazz & vocal
4,5&6/Jackie McLean
(Prestige 7048, jp reissue)


 ボーカルではドリス・デイのバージョンが超有名で、昭和一桁世代(母親世代だね)にとってははずせない当時の洋楽の代表でもあります。じゃあインストものでというと真っ先にあげられるのがこの4,5&6と題されたマクリーンのアルバムですよね。本日のアップはこの4,5&6です。

 当然ご存知のことと思いますが、4,5&6の「4」とはJackie McLean(as), Mal Waldron(p), Doug Watkins(b), Art Taylor(ds)のカルテットの意ですよね。そしてDonald Byrd(tp)が加わると「5」、さらにHank Mobley(ts)を加えて「6」となりカルテット、クインテット、セクステットの演奏がおさめられています。そしてくだんの“センチメンタル・ジャーニー”がA-1に収録されています。カルテットの演奏で、マルのイントロに導かれマクリーンのアルトが登場します。マクリーンのややダーティーなトーンでこのポップチューンは見事なまでにジャズに変貌していきます。マル、ワトキンスのソロもいいですね。A面最後の、"Contour"はピアニスト・Kenny Drew作のファンキーな佳曲ですが、ここでバードのラッパが加わりクインテットとなります。バードのトランペットはブラウニーばりのメロディックなソロを聴かしてくれます。躍動するマクリーンのアルトもいいですよね。そしてB面トップにはいりモブレイが加わりセクステット唯一の曲、パーカーの"Confirmation"が現れます。11分を超えるアルバム最長のトラックでマクリーン、バード、モブレイとまわされるソロはどれも粒ぞろいで典型的なハードバップブローイングです。購入当初は、この"Confirmation"や"Contour"が好きでしたね。マクリーンワンホーンの”センチメンタル~”より断然好きでしたね。

 このアルバムを初めて聴いたのは、新潟のジャズ喫茶フラッシュでした。何度となくここで聴きましたが、フラッシュのアルバムはニュージャズからのリリース盤でしたね。自分は、初マクリーン盤としてビクターからでていたプレステッジカバーの国内再発盤を購入しました。フラッシュ、自宅で聴き倒したアルバムですが、自分の中では、むしろニュージャズカバーに憧れたものでした。学生時代のフラッシュのカウンターの景色が浮かんでくる思い出の一枚ですね。

シナトラの抱擁カバー

2008-03-15 05:33:56 | jazz & vocal
Adventures Of The Heart/Frank Sinatra
(Columbia CL953)


 先日、blog仲間のmono-monoさんが、素晴らしいSwing Easy!の10インチ盤をアップしておられました。自分もやっぱりこのアルバムは国内盤12インチの「SONG FOR YOUNG LOVERS」が小窓に収まった再発盤しか所有しておりません。ああ、うらやましいなあと思いながら、本日はシナトラでも聴いてみようって言うことで取り出したのがこのAdventures Of The Heartです。Swing Easy!の国内盤にあった小窓がこれにも付いてるんですよね。この小窓は別にSwing Easy!のようにカップリングを意識した訳ではないですよね?!この際、小窓はどうでもよくって、この12インチ盤の抱擁シーンを捉えたカバーが素晴らしく、個人的にはシナトラのアルバム中でも屈指のカバーだと思っているためヴィジュアル重視のblogってことでアップと相成りました。

 このアルバムは有名なキャピトル時代よりも前のコロンビア時代(1949-52)のマテリアルからコンピレーション的に作られたアルバムらしく、リリースは1957年です。この抱擁シーンから、恋の歌が多いのですがA-1の"I Guess I'll Have To Dream The Rest"の"I Guess~"と歌いだしたところで、ややざらっとした乾いた張りのある声に”やっぱりシナトラ最高やね!”って思わずつぶやいてしまいます。A面の"Nevertheless"が白眉ですよね。B面冒頭のストリングスに絡まるように歌う"Take My Love"や"Mad About You", "Sorry"のバラード解釈もさすがですね。最後のペイパームーンもブライトな歌唱が味わえ好きですね。

 所有盤はコロンビア6eyeのモノ盤です。シナトラのボーカルももちろん楽しめますが、なんと言ってもDon Snyderのこのジャケ写の美しさは、抱擁カバーの代表的一枚にあげてもいいのではないでしょうか?!!!

地味だがハンコックの最高傑作に推したい!

2008-03-14 00:00:49 | jazz & vocal
Empyrean Isles/Herbie Hancock
(Blue Note 84175, jp.reissue)


 以前にアップした処女航海は一般的にハンコックの最高傑作として知られていますが、個人的には本日アップのEmpyrean Islesこそがハンコックの最高傑作とずっと思い続けています。処女航海のメンバーからジョージ・コールマンを除いたメンバー、すなわちマイルスのリズムセクションにコルネットのフレディ・ハバードを加えた、あるいはフレディのワンホーンアルバムとも言えるカルテットです。それだけ充分にフレディにソロスペースが与えられ、ある意味フレディの最高傑作と行っても過言ではない好調なフレディのソロを聴くことができます。

 中身の曲は、モードを駆使したハンコックのオリジナル4曲で占められておりハンコック色も強く、丁度処女航海の直前の作品であり、処女公開の布石ともなった重要な作品です。A-1の"One Finger Snap"から4人の激しいソロが展開されモード独特のピーンと張りつめた緊張感が実に心地よいですよね。A-2の"Oliloqui Valley"はちょっとコルトレーンの曲を思わせるテーマが印象的です。そしてB-1でおなじみ"Cantaloupe Island"のゆっくりした魅惑のテーマが現れます。ハンコック、ハバードともファンキーに根ざした新主流派的アプローチがここまで様々な形で現れてきます。最後の"The Egg"のフリー的アプローチも見事で、こういう曲になるとトニーのドラムが非常に効果的ですね。カーターのビヨヨーンとならすコントラバスにも注目です。

 全体的に穴のない、まさにハンコックのファンキーなモード的解釈があふれんばかりにストレートに叩き付けられた印象のアルバムです。処女航海のようにコマーシャリズムとは無縁であり、地味ですがストレートで崇高な緊張感がこのアルバム全体を支配しているのがわかります。所有盤は処女航海と前後して購入したキング盤です。やはりハンコックはこの盤ですね!

オレンジの似合うナンシー・ウィルソン

2008-03-13 00:09:20 | jazz & vocal
The Swingin's Mutual!/The George Shearing Quintet with Nancy Wilson
(Capitol SM-1524)


 キャピトルが仕掛けるシアリングとシンガーの共演盤という企画がありますよね。ナット・キング・コール、ダコタ・ステイトン、ペギー・リーとの共演盤が知られていますが、キュートなナンシー・ウィルソンとの共演盤もはずす訳にはいきませんね。本日のアップはこのナンシー・ウィルソンとシアリングクインテットとの共演盤です。ナンシーに関して言うと、以前にアップしたイエローのワンピースのキャノンボールとの共演盤がありましたが、シアリング盤ではほぼ同じカットのオレンジのワンピースです。企画自体も似ていてインストとボーカルが交互に現れ、ナンシーのキュートでソウルフルなボーカルも楽しめる一方、シアリング五重奏団のインストチューンも聴けるお徳用盤ですね。

 メンバーはNancy Wilson(vo), George Shearing(p), Armando Peraza(perc), Ralph Pena(b), Dick Garcia(g), Vernell Fournier(ds), Warren Chaisson(vib)というメンバーです。(カバーには記載がなくCD universeのWEBから転載しました。)楽曲も上記のようにヴォーカル、インストが交互に出てきますが、A面冒頭の"Green Dolphin Street"の"Lover~♪”と歌いはじめたところでナンシーの素晴らしさに引き込まれていきます。この面ではさらに"The Nearness Of You", "Born To Be Blue"の歌唱が聴けますが、このバラードの解釈もいいですよ。シアリング五重奏団のバッキングも冴えておりギター、バイブを加えた趣味のいいサポートが泣かせます。インスト曲では、シアリングと言えばこの曲という”バードランドの子守唄”までやってくれるサービス付きです。インストファンでも比較的所有率の高いアルバムではないでしょうか?

 所有盤はブルーグレイのセンターラベルにブラックロゴの再発盤です。オレンジのワンピースで椅子に腰掛けお互いのヒットアルバムを手にしたカバーも秀逸ですね。

フリューゲルホーンを愛したアート・ファーマー

2008-03-12 04:38:16 | jazz & vocal
"Live" At The Half-Note/The Art Farmer Quartet Featuring Jim Hall
(Atlantic SD1421)


 フリューゲルホーンをメインインストルーメントとしたプレイヤーとしてはクラーク・テリーとともに有名なのがファーマーですよね。個人的にはこのスモーキーなサウンドはあまり好きではないですが、ことジム・ホールを相手にまわしたファーマーカルテットに関しては、ジムの柔らかいサウンドの相手としている点、又ピアノレスカルテットと言う点で比較的成功しているのではないかと思います。個人的にはクール・ストラッティンやシルバーバンド、自身のモダンアートなどでみせたリリシズムに満ちあふれ、柔らかくもあり、時に鋭いアタックをみせるトランぺットプレイが好みです。本日は有名ライブ盤をいくつか生んだハーフノートカフェでのファーマー/ホールカルテットのアルバムをアップいたします。

 メンバーはFarmer(flh), Hall(g), Steve Swallow(b), Walter Perkins(ds)のカルテットです。演奏はライブハウスの喧噪の中、緩やかでソフトなギターのイントロで始まる"Stompin' At The Savoy"から始まります。12分を超える長尺のトラックで各自に十分なソロスペースが与えられた好トラックです。B面冒頭の"What's New"はArt Farmerのショーケースで、彼のフリューゲルにスポットが当てられます。ゆったりとソロを取るFarmerのリリカルなプレイが印象的ですし、コードでオブリを入れるジムのギターが美しいですね。最後の"I'm Getting Sentimental Over You"ではファーマーが抜け、ホール・トリオの演奏となりジムにスポットが当てられます。手堅いバッキングをするパーキンスのブラシワークの素晴らしさも一聴に値しますよ!

 所有盤はアトランティックのblue/greenラベルのステレオ盤です。ライブだからかも知れませんが相かわらず録音があまり良くないのが難点ですかねぇ・・・。

カフェオーレ出動準備完了!

2008-03-11 22:56:01 | Volkswagen

 今日は20度を超えて暖かくなりました。昼間は、シャツで外に出ても丁度の陽気です。高知地方は、この時期から桜の開花に合わせてどんどん暖かくなっていきます。3/26が開花予想だそうで、四万十川お花見ツーリングの誘いがKAZUさんから来ています。でも、すぐに暑い夏がやってきて長く続くのです。短い春をカフェオーレで満喫したいものです。

 というわけで、BUGWORKSから付いてきたクロムのベース、といってもプラスチックにメッキしたようなベースなんですが、これをかねてからコンバチ用に準備していたSICOのvaseに変更してみました。花も今までのH社長らしいマーガレットの一輪挿しから華やかにバラにかえて見ました。これはこれででいい感じです。flower vaseって見かけるとついつい買ってしまうんですよね(涙)・・・

 カフェオーレ出動準備完了です!!!

こういうバタ臭いカバー、好きだなあ!

2008-03-11 00:01:47 | jazz & vocal
Love's A Snap!/Gayle Andrews
(Stere-o-Craft 15)


 ボーカル盤では余程の実力者、ビッグネームでない限りはジャケ買いはさけられません。当たりもあれば、大きくはずすこともあり、一枚のリーダー盤しか出ていないような知らないシンガーのアルバムでは“30cm四方のカバーに金を払う”感覚がどうしても必要です。本日のアップはGayle AndrewsのStere-o-Craft盤です。NYのマイナーレーベル"Bell Records"の1ディビジョンがStere-o-Craft Recordsらしいですが詳細は不明です。



 さて演奏です。ミュートを駆使したギターのイントロで始まるタイトル曲を聴くと、ジャズか?・・・なんて思ってしまいますが、Gayleのボーカルがはいってくると彼女のintimateなhusky voiceに「なかなかいいぞ!」なんて思ってしまいます。トロンボーンとの絡みがいい"Easy Does It"に続いて入る"The Nearness Of You"は中でも出色のトラックでStu Philipsのストリングスに絡むややスモーキーなボーカルが美しいですね。ドラマティックに出るA-5の"Time After Time"やA-6の"The Very Thought Of You"のバラードへの対応もいいですね。B面でもアルトサックスが活躍する"You Are My Thrill"やベースとの絶妙の絡みみせる"Easy To Love"などStuの気の効いたアレンジがかなり効果をあげていますね。

 所有盤はおそらくオリジでしょうか?。ボーカルに良くあるアメリカ本国のマイナーレーベルはあまり再発の機会には恵まれずオリジしかない場合が多いですが、結構いいものが有ったりするんでやめられないですよね。

ペティフォードのセロもいいなあ

2008-03-10 03:57:58 | jazz & vocal
Oscar Pettiford Orchestra In HiFi vol.2/Oscar Pettiford
(abc paramount ABC-227)


 セロを弾くベースプレイヤーは結構いますよね。アメリカ本国ではサム・ジョーンズやロン・カーターのセロ、我が国では名盤の誉れ高い"Blue City"で聴けるオマスズさんなどが有名です。しかし、忘れてはならないのがベースの巨匠オスカー・ペティフォードでしょう。彼のセロを初めて聴いたのは、ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウンに於ける軽快なソロでした。素晴らしいサウンドでヘレンのヴォーカルに絡むサウンドは聴いてて気持ちがいいですよね。本日はこのペティフォードがモダンビッグバンドをひきいてabcに録音した2枚のアルバムから、個人的にカバーが好きなvolume2の方をアップいたしますね。

 メンバーは、英文ライナーだけでは不明部分も多いのですが、Vol1のライナーに寄るとRay Copeland, Art Farmer, Kenny Dorham(tp), Al Grey(tb), Julius Watkins, Dave Amram(frh), Gigi Gryce(as), Benny Golson(ts), Jerome Richardson(ts, fl), Sahib Shihab(bs), Dick Katz(p), Oscar Pettiford(b), Gus Johnson(ds), Janet Putnam(harp)という布陣です。この、ビッグバンドではフレンチホルン2本、ハープ、セロという色彩感豊かな楽器構成であるところが特徴でしょう。harpが活躍するA-2の"Laura"なども、このバンドならではですね。ソロイストもFarmer(tp), Grey(tb), Gryce(as), Richardson(ts) と役者揃いです。楽曲では前述の"Laura"を始め、Golsonの“I Remember Clifford", Randy WestonのLittle Niles"など多彩です。Pettifordの随所でみせるセロによるソロも効果的です。

 所有盤はabc paramountのモノラルオリジナルです。カバーはボロボロですがコーティングカバーで各自の表情がいいですよね。

プレステッジでは異色の渋いトリオ

2008-03-09 05:45:49 | jazz & vocal
Young Man Mose/Mose Allison
(Prestige 7137)


 プレステッジはモダンジャズを代表する3大レーベルの一つとして知られていますが、黒人主体のレーベルと言う印象が強いですが、ジョージ・ウォーリントンやフィル・ウッズのようは白人プレイヤーのアルバムもいくらかあります。本日アップのモーズ・アリソンも、このレーベルにあって異色の存在であろうかと思います。ボーカル、ピアノ、トランペットと彼の音楽表現は多彩ですが、自分にとってはジョージ・ウォーリントンの"The New York Scene"や自身の"Back Country Suite"で取り上げられた哀愁のあるメロディで知られる"In Salah"の作曲者として脳裏に焼き付いております。本日はいくつかあるアリソンのプレステッジ盤から、彼のスタンダードに対する解釈にスポットが当たった"Young Man Mose"をアップします。

 メンバーはMose Allison(p, tp, vo), Addison Farmer(b), Nick Stabulas(ds)のトリオです。エリントンの"Don't Get Around Much Anymore"、B面トップのレイ・チャールズに触発されたというブルース"Baby, Let Me Hold Your Hand"そして個人的に好きな"I Hadn't Anyone Till You"の3曲でシンプル、ジェントルかつグルーヴィーなボーカルを聴かせてくれます。また、唯一のORIGINAL"Stroll"ではハリー・エディソンばりのトランペットを披露してくれます。後の6曲はピアノトリオですが、"How Long Has This Been Going On"や“My Kinda Love"などのスタンダードが取り上げられいます。アリソンの趣味のよいピアノも良いですし、Farmer, Staulasの好サポートも見逃せませんね。

 所有盤は黄/黒のBergenfield, N.J.アドレスのモノラル盤です。籐椅子に腰掛けた読書中のアリソンを捉えたカバーも秀逸ですね。