67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

春のような暖かさ、Villa Santoriniへドライブ

2008-03-08 19:48:23 | Volkswagen

 今日は、天気がよく風もなくカフェオーレのドライブにはもってこいのコンディションでした。昼過ぎまで仕事だったので、土佐市方面にドライブ。車検に出しているキャンパーはブレーキの問題とオイル漏れで車検通過に黄信号。フラットパワーに状況を見に行こうと行ってみました。



 んーん。左のプッシュロッドの周囲にオイルが付着しています。ブレーキの問題もあって(効きが悪い)ホイールシリンダーの交換が必要なようです。後は、フラットパワーさんになんとか車検を通してもらうよう祈るしかありません。

 ということでフラットパワーを後にして、横浪スカイラインの国民宿舎脇に2005年にオープンしたリゾートホテル"Villa Santorini"までドライブしてきました。時間が早ければ、ランチをと思ったのですが、まずは下見をかねての訪問です。太平洋を見下ろす素晴らしい眺望が得られる白亜の地中海風のホテルです。駐車場には県外ナンバーがちらほらと泊まっていました。又、改めてゆっくり訪れてみたいものですね。

アメリカまで旅した「月の砂漠」

2008-03-08 05:47:28 | jazz & vocal
The Rumproller/Lee Morgan
(Blue Note 84199)


 「月の砂漠をはるばると」で始まるこの曲の歌詞とメロディは我々日本人にはとても馴染みのあるものでモーガンが吹奏するこのテーマを初めて聴いたときにはぶっ飛んだものです。作詞/加藤まさを、作曲/佐々木すぐるこの童謡の名曲をジャズにしてしまったモーガンにさらに親近感を覚えたものです。おそらくは彼のガールフレンド(妻?)がこの曲をリーに教えたのかなんて想像してしまいます。原曲に比べればテンポを速めたマイナーテーマはまぎれもなく我々がよく知ってる「月の砂漠」なのですが"Desert Moonlight"とクレジットされコンポーザーにリーの名前が刻まれているのは、何とも微笑ましいですよね。こういったジャズになった日本の名曲では、モンクの「荒城の月」と並び双璧だろうと思います。

 メンバーはLee Morgan(tp), Joe Henderson(ts), Ronnie Mathews(p), Victor Sproles(b), Billy Higgins(ds)の五重奏団です。フロントのユニゾンとマシューズのピアノのコールアンドレスポンスではじまるbluesで幕を開けます。タイトルチューンであり10分あまりの長尺演奏でありサイドワインダーの路線を踏襲した作品ですが、この曲はのちに結構アバンギャルドなアルバムを発表するAndrew Hillの作品であることに驚いてしまいますよね。リーのサイドワインダーから好調を維持するインパクトの強いファンキーなソロ、ジョーヘンのR&B的なソロ、マシューズのキラキラするようなピアノ、グリッサンドを交えたスプローレスのベース、相変わらずの小気味良いダンシングビートを供給するヒギンズのドラムとどれをとっても最高で、アルバムの中でも最大の聞き物でしょうね。そして問題の"Desert Moonlight"に引き継がれていきます。B面トップののBossa,"Eclipso"も好きなナンバーですが、やはりタイトル曲を含むA面のインパクトの強さにはかないません。サイドワインダー路線の踏襲ではありますが、やはりジャズロックを代表する名演と思います。

 所有盤は30年前、学生時代に石丸電気で新品で購入したソリッドブルーの音符盤ですが、当時は国内盤は出ておらず、新潟のジャズ喫茶のどこにもなかったような記憶があります。リード・マイルスのカバーデザインも秀逸ですよね。

「クレオパトラの夢」ってどんな夢よ?

2008-03-07 01:17:24 | jazz & vocal
The Scene Changes The Amazing Bud Powell/Bud Powell
(Blue Note 4009)


 約30年前、ジャズを聴き始めたとき、周囲にジャズにを聴く輩はほとんどいませんでした。となると当然、知識を得ようとする材料はジャズについて書かれた書物と当時開店したばかりの新潟市のジャズ喫茶「フラッシュ」でのたわいもない会話の中にある常連たちのレコード談義でした。書物に関して言うと、いろんな本が出ていましたが、たいていはジャズの歴史から書いてあり、ビバップの話になってモンクとパウエルのことが書いてあり、のちの人気ピアニストのアイドルであったことを知る訳です。いわゆる吉祥寺の店主が執筆活動を始める前の話でありマイナーなアルバムに付いてはほとんど紹介されていない時代でしたね。

 こういった本で得た知識をもとに、フラッシュに行ってカウンターで座り「マスター、パウエルかけてよ!」ってことになる訳です。レコード棚から、ブルーグリーンのきわめてブルーノートらしいアメイジング5集のジャケットが取り出され、ターンテーブルにのるわけです。当然のことながら、「クレオパトラの夢」の哀愁に満ちたエキゾチックなテーマが流れる訳ですが、この演奏で完全にパウエルに嵌ることになる訳ですよね。その後もパウエルとなるとこのアルバムがかかるもので、「クレオパトラの夢」を含めたA面の5曲(5曲だったことを今日知りました。爆)は、タイトルさえ覚えることもしなかったですが、一連の一曲のような感じで、アドリブのフレーズまで鼻歌で歌えるほどに覚えてしまいました。久々に聴いてみると言葉に表せないマイナームードの素晴らしさ、完全にノックアウトです。パウエルの当時の調子がどうたらというような批評は関係ないですよね。テイラー、チェンバースをサイドメンに加えたトリオの醸し出すブルージーな雰囲気はいつまでたっても色あせることはないですよね。

 所有盤は、リバティの再発盤ですがやや日本盤(キング盤)よりやや明るめのカバーで、ピアノに向かうパウエルとお子さんを捉えたモノトーンのカバーはそのロゴの配置も絶妙で極めてブルーノートらしいデザインで良いですね。誰もが認める名盤中の名盤ですね。

タイトルは58年だけど・・・

2008-03-06 06:18:27 | jazz & vocal
Lionel Hampton '58/Lionel Hampton
(Verve MGV-8223)

 バイブのライオネル・ハンプトンはVerveに多くの吹き込みがあります。ノーグラン、クレフの時代もありますし、コンピレーションや再発もあり混沌といています。タイトルからややこしいものもありますよね、。というのもタイトルだけ見ると58年の録音を思わせますが、例の「ようこそ、ジャズ・ディスコグラフィー・プロジェクトへ」をひもとくと54年の録音といいます。相変わらず不明点が多いですが演奏そのものはスウィンギーそのもの、実に聴きやすいジャズに仕上がっています。本日はこの"Lionel Hampton '58"をアップしますね。

 メンバーはハンプトンに加え、お決まりとも言えるOscar Peterson(p), Herb Ellis(g), Ray Brown(b), Buddy Rich(ds)というVerveのオールスターリズムセクションです。このメンバーなら悪い訳がないという感じでしょう。演奏曲もよく知られたスタンダード4曲構成で十分なソロスペースが与えられています。A-1は"Body And Soul"です。例によってうなり声をあげながらのソロは実にスインギーで気持ちがよいです。OPのソロも完璧ですね。続く"Flying Home"はお得意のナンバーで、何度となく再演されていますよね。B-1はHerb Ellisのリズムギターが効いている"Honeysuckle Rose"です。昔はよかったねの引用を交えたハンプのソロは圧巻です。B-2の"Foggy Day"のハンプトンのバラードプレイもジェントルでいいですね。

 所有盤はMGM盤T字ラベルです。こういうリラックスした演奏がVerveにはいっぱいあり、BN、Prestige、Riversideにない味がありますね。コレクター泣かせですが、大好きなレーベルですね。

巨匠の共演

2008-03-05 03:16:53 | jazz & vocal
Coleman Hawkins And Roy Eldridge at the Opera House
(Verve MGV8266)

 57年、JATPのアメリカ国内ツアーはNYCのCarnegie Hall, シカゴのOpera House, LAのShrine Auditoriumでいくつかの録音がなされ幾多の名盤を作り出していますよね。本日は、コールマン・ホーキンスとロイ・エルドリッジというテナーとトランペットの両巨匠の激突を記録したオペラハウスのライブをアップしたいと思います。

 メンバーは2人とリズムセクションにMJQマイナスワンのJohn Lewis, Percy Heath, Connie Kayの五重奏団です。テーマのユニゾンの音のなまなましさにいきなりノックアウトされる”Bean Stalkin'"で幕を開けます。つづくロイの”言い出しかねて”が素晴らしいですね。クリフォード・ブラウンのそれを思い出させるようなオープンでのバラードプレイはさすがの貫禄です。つづいてホークがfeatureされ"Tme On My Hands"を得意のサブトーンを生かして吹ききってくれます。B面では冒頭の"Tea For Two"でロイのダーティなトーンを交えたミュートが炸裂します。ロイとホークのかけ声に載せられたプレイが好調です。ソロのバックのコニー・ケイのハイハットが印象的です。続いてA面同様にロイとホークをそれぞれfeatureしたバラード、"Blue Moon"と"Cocktails For Two"が演奏されます。ホークの力強いトーンで男性的に迫るバラードプレイはこのアルバムでも出色です。この2曲はバックをジョン・ルイスだけがつとめる演奏で選び抜かれた少ない音でのバッキングがこれまた憎いですよね。

 所有盤はVERVEのトランぺッター・モノラル盤です。さすがの役者揃いでこういった演奏は掛け値なしに楽しめますね。

幼稚園時代最後のひなまつり

2008-03-04 22:17:32 | Weblog

 末っ子のウーちゃんも4月から一年生です。幼稚園時代最後のひなまつりとなりました。昨日、写真を撮ったら絶対にブログにアップしろというので載せてみます。
blogの主旨とは何ら関係なくすみません。これで4月から3人全員が同じ小学校に一年間通うことになります。小学校は2人のお兄ちゃんと一緒に通えるので、あまり心配してないですけどね。幼稚園もあと2週間ぐらいでおしまいです。たのしい思い出をいっぱい残してね!

実はスタジオセッションのベネット/ベイシーインパーソン

2008-03-04 00:02:04 | jazz & vocal
In Person!/Tony Bennett
(Columbia CS8104)


 アメリカを代表するジャズ系男性シンガーというと、シナトラ、サッチモ、ナット・キング・コールを別格とすれば、白人シンガーではメル・トーメと並び忘れることができないのがこのトニーだと思います。過去にも"I Left My Heart In San Francisco"をはじめアップしていますが、共演者としては最重要なのはラルフ・シャロンであることはいうまでもありません。本日は重要な共演者の一つ、カウント・ベイシーとの共演盤をアップしますね。どこかで読んだのですが、1958年ベネットはフィリーのLatin Casinoにベイシーとともに出演していたらしいのですがテクニカルな問題で録音が出来ず、プロデューサーのMitch Millerが改めてスタジオセッションを計画し、その後に拍手をオーバーダビングしたというものです(1959年)。そしてピアノにはやっぱり盟友ラルフ・シャロンが座っていたというのです。本日はこのベネット/ベイシーの共演盤をアップしますね。 A面の"Just In Time"~"When I Fall In Love"~"Taking A Chance On Love"から張りのある声でスウィンギーに迫るベネットに圧倒されますね。やたら手を広げての歌唱スタイルが目にうかびますね。A面ラストの"Solitude"のバラードも素晴らしいですね。アルバム最大の聞き物はB-1の"Pennies From Heaven"でしょう。ゆっくりとしたルバートで出て微細なニュアンスでリスナーを魅了するスタイルは最も得意とするスタイルですよね。ラストのコンガが活躍する"O'l Man River"も聴かせますよね。

 所有盤はコロンビアのステレオ盤再発です。ドリルホールがあり5ドルもしなかった代物ですが、ベイシーを向こうに回しても全く臆することがないベネットの好唱が聴けるアルバムだと思います。

Harbor Freeway 5P.M.の情景

2008-03-03 04:01:30 | jazz & vocal
Somthing Personal/Jack Wilson
(Blue Note BST84251)


 ロスアンジェルスは縦横無尽に高速道路(フリーウェイ)が発達した大都市です。ここをドライブした経験のある方なら、お分かりだと思いますが家路を急ぐ車があふれるラッシュアワーの高速はスピードはのろのろとなりますよね。5P.M.、ダウンタウンからロングビーチ方面に向かうハーバーフリーウェイに乗ると右の車窓のから鈍い西が陽差し込んで来ます。数車線ある南行きを埋め尽くす車のテールランプの数は尋常ではないですよね。車線の数が少ない日本の高速道路とはちょっと違った光景です。この情景を曲にしたのがJack Wilsonのブルーノート盤"Something Personal"のB-2です。モーダルですがテンポを落とした演奏でジャックが思い浮かべる大都市LAの毎日繰り返される夕方の喧噪、ハーバーフリーウェイの夕方の光景、何となく分かりますね。本日はこのアルバムをアップします。

 ジャックのBN盤では、モーガン、マクリーンを有する"Easterly Winds"ばかりが取り上げられますが、個人的にはこの”Harbor Freeway 5P.M."を含む本アルバムが好きなんです。メンバーがまた渋い。メタリックでモーダルなアプローチをみせるRoy Ayers(vib)とリーダー、ジャックが共演を喜んだという巨匠Ray Brown(bass, cello)の参加が目をひきます。他のメンバーはCharles Williams Jr.(b)(バスター・ウィリアムスに他ならない)、Varney Barlow(ds)です。基本的には、Ayers, Wilson, Brown, Barlowのカルテットで、RayがcelloになるとBusterがbassを担当しクインテットとなります。ジャックのピアノスタイルはピーターソン的な部分とモードが同居した感じです。A-3の"Skosh"やB-1の"Serenata"はOP的で、特に後者でのエアーズとのユニゾンのテーマは本当に美しい。そして“ハーバー~”につながっていきます。

 ひょっとしたら過小評価のウィルソン盤です。個人的にはLAの夕暮れのフリーウェイを思い起こさせる贔屓盤です。所有盤はring wearのきついブラックリバティですけどね・・・。

市営カヌー場へプチドライブ

2008-03-02 21:40:30 | Volkswagen

 今日は暖かくなったよなぁ。午前中に仕事を済ませて、午後から広いところでボールを蹴りたいという子供達を連れて市営カヌー場(国体のカヌー場となり、毎夏にはドラゴンカヌーレースが行われます。)の横にあるグラウンドに行ってきました。ここはなんと、全面芝生張りなのです。よくみるとオートキャンプ場って書いてある。て言ってもだだっ広い運動場なのです。市役所に掛合ったらVWのキャンプイベントが出来ないかなあなんて思ってしまいます。

 子供達は上着脱いでTシャツ一枚で走り回ってボールを追っかけてました。維持管もやってたら汗ばんでいてしまいました。帰りにとなりのカヌー場で一枚撮って帰宅です。自宅から20分の近場ですがポカポカでよかったね。

ギブソンシリアルナンバーに思うコレクター心理

2008-03-02 05:23:55 | アコギ

 基本的に自分はコレクターであり、プレイヤーでもないしメカニックでもない。やっぱり自分の趣味は偉大なる2流(B級)であると認識していますがそれはそれでいいのです。67camper's blogと67camper's homepageを見ていただけると分かる通り自分の空冷ワーゲン、アコギ、ジャズレコード、コールマンランタン(テーブルランプ)といずれもその個体を示す固有のナンバーやが付けられており製造年式の推定が可能となります。それぞれ車体ナンバー、シリアルナンバー、レコードナンバー(マトリックスナンバー)、製造年月ナンバーがそれですよね。

 先日、blog仲間のKAZUさんがハミングバードの70年台モノをGETしたようですが、その紹介文の中にシリアルと年式が紹介されていました。丁度、これに関して詳細に記載のあるwebを発見したのでそれを含めて、今日はこのギブソンギターについて考えてみます。トップ画像は自分が所有する2本のギブソンです。左が、スクエアショルダーのハミングバードです。右はブルースをやろうと購入したLG-1です。

 

  ギブソンギターではペグヘッドの裏側先端部にこのシリアルナンバーが刻印されておりこれで年式を判断することができます。左がハミングバード、右がLG-1ですが、そのホームページによると(一部の記載ですが)、

Range      Year
0100 to 42440 1961
42441 to 61180 1962
61450 to 64222 1963
64240 to 71040 1964
71041 to 96600 1962, a few from 1963/1964
96601 to 99999 1963
000001 to 099999 1967 (all 6 digit numbers starting with "0" are 1967) 100000 to 106099 1963 or 1967
106100 to 106899 1963
109000 to 109999 1963 or 1967
110000 to 111549 1963
111550 to 115799 1963 or 1967
115800 to 118299 1963
118300 to 120999 1963 or 1967
121000 to 139999 1963
140000 to 140100 1963 or 1967
140101 to 144304 1963
144305 to 144380 1964
144381 to 149864 1963
149865 to 149891 1964
149892 to 152989 1963
152990 to 174222 1964
174223 to 176643 1964 or 1965
176644 to 250335 1964
250336 to 305983 1965

と記載されており、ハミングバードが64年式、LG-1が62年式であることが分かります。 ちなみに前述のKAZUさんのハミングバードに関しては70年代ものに特有の"made in USAが同時に刻印されており”B004548”は74-75年式であることが分かりますね。

Number Year
6 digits + A 1970
000000's 1973
100000's 1970-1975
200000's 1973-1975
300000's 1974-1975
400000's 1974-1975
500000's 1974-1975
600000's 1970-1972, 1974-1975
700000's 1970-1972
800000's 1973-1975
900000's 1970-1972
A + 6 digits 1973-1975
B + 6 digits 1974-1975
C + 6 digits 1974-1975
D + 6 digits 1974-1975
E + 6 digits 1974-1975
F + 6 digits 1974-1975

 こういう資料が簡単に手に入るインターネットはコレクターにはうれしいモノですね。「自分に愛機に付いて知ること」、これは本当にコレクターの琴線をくすぐりますね。これだからやめられない!バカですね。