67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

スクリーンナンバーを歌うドリス・デイ

2008-03-02 03:56:56 | jazz & vocal
Doris Day In Hollywood/Doris Day
(Columbia CL742)


 タイトルだけ見たらまるでLAでのライブを思わせますが、これが全く違うんです。要するに、彼女が出演したスクリーンナンバーを集めたアルバムなんですよね。秀逸なカバーとタイトルに惹かれてgetしたのですがスタジオ録音でした。元々、スクリーンで活躍しただけあって有名曲ぞろいの好アルバムに仕上がっています。

 アルバムは50年同名タイトルの映画で歌われた"Tea For Two"で幕を開けます。お決まりかも知れませんが男性シンガー(映画ではGene Nelson)とのデュオで歌われます。続く"lullaby of Broadway"も良いですが、その次の"Cuddle Up A Little Closer"のゆったりした曲調はドリスが最も得意とするテンポでA面のハイライトですね。A-5の"Makin' Whoopee!"も得意曲ですね。B面のトップの映画カラミティジェーンで使用された"Secret Love"はドリスのバラードの中でも絶品ですね。他にもポーターの"Just One Of Those Things"や当時アルバムをリリースしたばかりであった"Love Me Or Leave Me"も収録されています。おそらく、10インチで多数の曲が出されているのではと思うのですが、一枚でドリスを知るには格好の御徳用アルバムです。

 所有盤はコロンビア6eyeのモノラルオリジナルです。黒い背景に、アメリカを強く感じさせるシンガー、ドリスのドレス姿を捉えたカバーが大好きです。

いいものはいい!!!

2008-03-01 06:07:11 | jazz & vocal
Art Blakey & The Jazz Messengers
(Blue Note 4003)


 とうとう今日から3月ですね。もう1年の1/6が終わったことになりますね。子供のときは1年が本当に長く感じましたが、最近は1週間、1ヶ月、1年が本当に早く過ぎていきますね。

 3月一発目は、MOANIN'を行きましょう!当時はそば屋のオカモチも口ずさんだというピアニスト、ボビー・ティモンズ作のモダンジャズきっての名曲のオリジナル演奏です。もう説明は不要ですよね。モーガンの縦横無尽のトランペットに心躍りますよね。本当に爽快です。続くゴルソンのソロもベン・ウェブスターのようなサブトーンとコルトレーンのような硬さを交えたスタイルの演奏もテナー奏者としての実力を示した好ソロですよね。ティモンズの3連を駆使したファンキーフレーズも最高です。(自分のNY盤は残念ながらここでスキップするんですよね。)この3人のソロを聴くとJM=MOANIN'の公式は今も昔も同じ、永遠の名演であることを再認識できますね。これに続く、"Are You Real"と"Along Came Betty"のゴルソンの2曲も最高です。B面にも人気曲“Blues March"が収録されていますが、やっぱりA面ですね。MOANIN'からの流れるようなファンキーな3曲の素晴らしさは、クールストラッティンのA面、サムシンエルスのA面、ブルートレインのA面と並ぶBNの超人気盤人気サイドであろうと思います。いいものはいい!!! いつまでたっても色あせることはありませんね!!

 所有盤はNYCのモノラル盤です(もちろんキングのモノラル1800円盤もありますが)。国内盤もかなりいい音で入ってますが聴き比べると音の輪郭がややソフトな印象です。NYC盤の音のシャープさや瑞々しさはskipがあってもやっぱりいいものですね。