67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

究極のライティング、テーブルランプとバーガンディ

2008-04-21 05:40:34 | キャンプ

 キャンプ場での夜のライティングって言うのはとても重要ですね。柔らかいランタンやほのかなテーブルランプの灯りというのは雰囲気があって、ここでの気の許せる仲間や家族との語らい、団らんはキャンプでのメインの楽しみですよね。ビンテージVWを使ったキャンプの雰囲気作りに欠かせないのは、やっぱりビンテージコールマンですね。先のログのキャンプオーブンもビンテージですがやっぱりライティングにも拘りたいですね。



 ランタンと言えばビンテージコールマンでは定番の200Aですね。コールマンのロングセラーですが、この赤いボディは誰でも見かけたことはあると思います。今は廃版になってますが、形 適度な明るさなどキャンプサイトには欠かせません。今回の「ウエル花夢」キャンプにはは3台のバーガンディと言われるモデルを持参しました。ご存知の方も多いと思いますが、200Aバーガンディはタンクがやや紫がかった色目です。61-62年の短い期間しか製造されていないモデルです。このバーガンディの塗装が弱かったのが原因でしょうかねぇ、うちの3台も塗装の剥離が目立ちます。



 そして、67westyの純正テント「ビッグトップ」のなかにはテーブルランプです。今回持参したのはColeman139です。ガソリン、ケロシン両方が使用できます。ペイパーシェードをかぶせて使用しますが、シェードの中にはガラスの”ホヤ”があり、シェードをはずしても仕様は可能です。柔らかい灯りはビンテージ気分にあふれています。ランタンと同じ加圧機構というのもうれしいですね。

こういうライティングも自分のキャンプには必須なんですよねぇ~!

これは使えるぞ!、Coleman Camp Oven 5010A700

2008-04-21 04:58:03 | キャンプ

 昨年のキャンプから使い始めた、Colemanのキャンプオーブンです。カタログナンバーは5010A700です。サイトではこのように2バーナーの上に載せて使います。バーナーの火のでるところの中央に底の中央が当たるようにしないと扉のゴールド塗装が剥離しますので要注意です!一部はげてしまいました(涙)。





 ややこしい料理はまだまだの初心者ですが、今回のウエル花夢キャンプでは豚バラ肉ブロックとイカの一夜干し、久礼のカクテンを桜、オークのチップを入れて焼いてみました。結構いけますね!豚は油が多く、垂れた油に火が回りオーブン内が火事になりますので、やっぱりウーロン茶などでゆでるなど前処置が必要なのかなと思います。イカやカクテンはいきなりグリルすればOKです。チップのにおいがうっすらついてなかなかの美味でした。





 このバーナー、購入したときはNOS状態で、上のような箱入り、インストラクションマニュアル付きでした。なんとか使えるようになったのですが、まだまだ試行錯誤の連続ですね。夏のキャンプではあまり向かないかも知れませんが春、秋にはもってこいですね。キャンプの新しい楽しみになりそうです。

キャンプシーズン到来!半年ぶりの「ウエル花夢」

2008-04-21 04:10:06 | Volkswagen

 この週末は、続いた雨が上がり、昼間はポカポカ、でも夜間は結構冷え込みます。全国のVW仲間は琵琶湖集結でCMCのキャンプイベントですね。うちは予約しておいたことも有り、4.19~20と去年秋以来、子供達も楽しみにしていた久々の四万十町「ウエル花夢」です。4月中旬で寒くないだろうと予想していましたが全然甘かったです。放射冷却で夜間は10度以下まで下がる気温でした。天気は快晴。でも久々に家族とゆっくりした時間を過ごせました。いつものようにサーカステントとエンジンOHを終えたWestyです。



 連休前の週末とあって、「キャンパーもそろそろウズウズして集まっているかな?」って思いでキャンプ場入りしたのですが拍子抜けの貸し切り状態でした。スタッフは相変わらずフレンドリーで焚き火用の薪と木炭はサービスでした。思いの外の夜間の冷え込みもあり、夜はBBQのあと定番の焚き火です。長男も6年生で塾が忙しく、家族みんなで外出する機会も減ってきてます。こういう機会は大事にしないと・・・。



 夜は、ウィークデイの疲れがでたのか(寒かったのが主因かな?)10時過ぎには就寝です。ゆっくり寝て朝5時半に起床。朝霧そして四万十川から雲があがってくる景色が美しいですね。



 この時期になると、至る所で節句を祝う”鯉のぼり”が見られます。うちも2年前までは庭に鯉のぼりをあげていたのですが、今年はキャンプの買い出しに行った女房が買ってきたおもちゃの鯉のぼりをテントにさしてみました。ウエル花夢のちょっと先のブログ仲間のKAZUさんの地元”十和”では「鯉のぼりの川渡し」が行われていると思います。時間を作ってまた訪れてきたいですね。

完成度の高さを感じるフレディのラッパ

2008-04-19 02:00:38 | jazz & vocal
Hub-Tones/Fredie Hubbard
(Blue Note 84115)


 マイルス、ブラウニーを追従するトランぺッター、ドーハム、ファーマー、モーガン、バード、リトル、ミッチェルなどはいずれも強烈な個性、音色をもったプレイヤーたちでそれぞれが人気が高いですよね。最も年齢が若く、完成度の高いトランペット奏者はおそらくフレディ・ハバードでありましょう。本日はこのハバードの完成度の高い演奏をを収録した自身のBN第5作をアップしますね。

 メンバーはFreddie Hubbard(tp), James Spaulding(as, fl), Herbie Hancock(p), Reginald Workman(b), Clifford Jarvis(ds)のクインテットです。冒頭のstandard"You're My Everything"からフレディのリリカルな歌心あふれるプレイが聴かれます。A面ラストのタイトル曲"Hub Tones"は一転してモーダルなスピード感あふれるプレイが印象的で、こういった曲になると上に挙げた他のトランぺッターの追従を全く寄せつけない華麗なプレイはのちのハービーの諸作に見られるプレイを想起させ脱帽ですね。B面トップの"Lament For Booker"はアルバム中最長の演奏で、親友のBooker Littleに捧げたナンバーです。Spauldingのフルートを交えたテーマが美しいですよね。そしてゆったりしたテンポのなかでロングトーンと細かいフレージングを交えたフレディのソロが圧巻です。続く"For Spee's Sake"のハイノートも印象的です。このようにモードからリリカルなプレイまで、ハードバップ期のトランぺッターでは最も斬新なコンセプト持ったプレイヤーだと言えるのではないでしょうか?

 所有盤はUAのソリッドブルー、音符盤です。金のない学生時代に石丸電気で新品として最初に購入したフレディのアルバムです。個人的に思い入れ強いアルバムですね。

リビエラ訪問も不要なカバー

2008-04-18 03:19:37 | jazz & vocal
Sing to Me Of Love/Vicki Benêt
(Liberty LST7103)


 先日のCarol Bruce等とは全くことなった味が、ヨーロッパ産の歌手にはありますね。特にフランス語というのは、意味不明ですが何となくささやかれると独特の色香を感じるのは自分だけでしょうか。今日はフランスからUSAに逆輸入されたシンガー、Vicki Benêtの57年録音のアルバムをアップします。

 演奏はシャンペンライクストリングスと記載された甘いバッキングで、Vickiは英語、フランス語を交えての歌唱で、特に囁かれるとたまらない雰囲気は一種独特ですね。B面冒頭の"Love Me"のあとに聴かれるフランス語など最高です。スタンダード中心の選曲もうれしいですね。A面の"The Boy Next Door", "How Long Has This Been Going On", "I Didn't Know What Love Is"もいいですが, B面の"More Than You Know", "There's A Small Hotel", "The Nearness Of You", "Love Is Here To Stay", "That's All"のくだりがすばらしい。そしてGarrett-Howardによる美しいジャケ写が素晴らしく、この裏面解説で「こんな美人鑑賞にリビエラを訪れることもない!”」と記されています。

 所有盤は、リバティのステレオ盤です。50年代のアメリカからも遠かったヨーロッパからの贈り物的アルバムですね。当時はリビエラは遠かったのでしょうね。

究極の煙草カバー

2008-04-17 05:29:18 | jazz & vocal
Steamin'/Miles Davis
(Prestige 7200)


 先日、blog仲間のbobさんがマラソンセッションから"Workin'"をアップしておられた。それに触発されてしまい、本日のアップと相成りました。マイルスは契約の問題もあって、一気にこの4枚を録音し発売されたことはよく知られていますね。おそらく最も人気のあるのが、“My Funny Valentine"を含む"Cookin'"でしょうが、いずれも優劣付けがたく皆様個人的な思い入れもあり好みが分かれるところです。自分としては、最も聴いた回数が多いのが本日アップの"Steamin'"ではないかと思います。というのもジャズの聴きはじめの学生時代に新潟市のジャズ喫茶「フラッシュ」で繰り返しターンテーブルに乗っていたからです。


Steamin'/Miles Davis
(Prestige 7580)

 「フラッシュ」も自分も上の長く所有してきた2ndカバーでしたね。もちろん、この2nd coverにたいする思い入れが人一倍強いのですが、タバコに火を付けるマイルスを捉えたオリジナルカバーの素晴らしさには脱帽です。マイルス初め、煙草ジャケはジャズでは多いですが、中でも抜きん出た存在感はこのオリジナルカバーならではですね。ご存知のように、マラソンセッッションではマイルスのミュートトランペットで奏でられるA-1の4曲が話題になりますが、Steamin'に於ける「飾りのついた4輪馬車」もロリンズの"Newk's Time"の演奏と並び、東西の横綱的名演奏であろうと思います。出だしのカーランドの一音を聴くだけでニンマリしてしまいますね。続くJonesのドラムがfeatureされる”Salt Peanuts", マイルスの独特のノンビブラートの細い音のミュートがゆっくりと美しいメロディを奏でるA-3のSomething I Dreamed Last Night", B-1の"Dianne"やB-3の"When I Fall In Love"も好きな演奏ですね。もっぱら4輪馬車のA面ばかりが注目されていますが、モンクナンバーのB-2"Well You Needn't"は当時モンクナンバーを好んで取り上げていたマイルスのモンクへのリスペクトすら感じますね。チェンバースのピチカートやガーランドの低音を生かしたソロなど聞き所が多いですね。

 所有盤はBergenfield, NJの黄色ラベルのモノ盤です。演奏もさることながら、リラクシンと並び好きなカバーですね。マラソンの4枚のなかでも自分にとっては特別な一枚ですね。

こういうボーカル盤があるからやめられない!

2008-04-16 00:51:17 | jazz & vocal
Thrill To The Fabulous/Carol Bruce
(Tops L1574)


 Topsというレーベルも何枚か所有していますが、ときにインストもの、ボーカルものともになかなか味のあるアルバム作りをするレーベルですね。このレーベルのボーカル盤でもJune HuttonやLillian Rothとならんで好アルバムとして有名なものがこのCarol Bruceの一枚ですね。本日はおそらく彼女の唯一のリーダーアルバムと思われるこのアルバムをアップしてみます。

 ジャズ批評78の女性シンガー大百科vol.2で“浜美枝”風と言われた美人シンガーですが、からっとしたスウィンギーなタッチのボーカルが気持ちがいいですね。バックをつとめるTony MottolaのギターとBuddy Weedのピアノを加えた伴奏陣のジャジーなバッキングも二重丸でボーカルファンにはおなじみのアルバムです。針を落とすといきなりA-1の"Blue Skies"から彼女の甘さを配した正確なディクションに「うーん 。なかなかいいじゃん!」となること受けあいです。続く"Blue Prelude", "I Get The Blues When It Rains"そして"Carol's Blues", B面に入っても冒頭の“St. Louis Blues", "Calypso Blues", "Blue & Brokenhearted" とやたら"Blue"とか"Blues"というタイトルが多いことに気づきます。おそらく綴りは違いますがなまえの"Bruce"に引っ掛けたものというのは想像に難くないですよね。A面では"Carol's Blues", B面では"Blue & Brokenhearted"が伴奏も含め白眉の出来ですね。

 所有盤はTopsのオリジナルモノラル盤です。こんないいアルバムがありながら、一枚しかリリースされなかったのが不思議でなりません。バックのジャジーな動きも文句なしでしょね。

VWタイプ1のdimmer switchの変遷

2008-04-16 00:45:29 | Volkswagen

 現代の車ではヘッドライトのhigh/lowの切り替えは、皆さん疑うことなくウィンカーレバーを手前に引くことによっておこなていると思います。highにしたときには速度計の中にblueのインジケーターが点灯しますよね。自分の66bugではウィンカーのレバーのダッシュ側にディマースウィッチがありこれを押すことでレバーの操作なくhigh/low切り替えが可能であることを、先日のログ「新発見!66bugのハイビームスィッチ」で出したところ思わぬ反響があったので整理してみます。皆さんwんカーレバーを手前に引く操作でこのボタンを押している訳で、手前に引く操作でも切り替わりますので、このスウィッチの存在には以外と気づいてないのだと思います。

 先日のログのコメントへの質問は、54だったか55だったかオーバルのりのKAZUさんと69タイプ1のn.itouさんからでした。The Sambaのアメリカのオーナーズマニュアルを調べた結果を記載しておきます。



 オーバル時代(この前は知りませんが)から65年式までが一貫して足踏み式のdimmer switch(矢印)です。上の画像は65のマニュアルです。



 66になって、初めてdimmer switchはこのウィンカーレバーにボタンスウィッチとして搭載されます。67もこの形式で66と67だけにこのスウィッチがあるのです。トップ画像が66のマニュアルの記載、すく上が67マニュアルです。



 そして68からは、現代車と同じ構造になりレバーを手前に引くことによりhigh/lowの切り替えが行われるようになった訳です。68のマニュアルの記載で初めて"pull"という言葉がでてきます。一方、66、67マニュアルでは"with the button"という記載であり"pull"とは一言も書かれていないのです。 上が68マニュアルです。

 すなわち、このことは66、67が大きな変化を来した年式であり、旧態依然とした65までと一線を画した年式であったことを証明する一つの証拠と言えるのかも知れません。

白人ギターの競演

2008-04-15 00:20:11 | jazz & vocal
The Four Most Guitars/Raney・Wayne・Garcia・Puma
(abc paramount ABC109)

 先日もSal Salvadoreのブルーノート10インチをアップしましたが、白人ギターにも独特の味がありますね。30-40年代のCharlie Christianの出現以来、その伝統はBilly Bauer, Jimmy Raney, ,Bill DeArrango, Chuck Wayne, Barney Kessel, Tal Farlow, Joe Puma, Sal Salvadore, Herb Ellis, Dick Garcia等に引き継がれていきました。ここではRaney, Wayne, Garcia~Pumaの4人にスポットを当てたオムニバス構成です。本日はこのabc paramountの"The Four Most Guitars"をアップいたします。

 グループは基本的に3つのセットです。RaneyのセットはJohn Wilson(tp), Hall Overton(p), Teddy Kotick(b), Nick Stabulus(ds)でオリジナル2曲と"Gone with The Wind"と"Yesterdays"のスタンダードが取り上げられています。Raneyの余韻タッブリのシングルトーンもさることながら、Wilsonの輝かしいオープントランペットが拾い物の演奏です。Chuck Wayneのセットでは"You Stepped out Of A Dream", "Easy Living"そして"If I Love Again"の3曲のスタンダードです。メンバーはDave Shildkraut(as), Dave McKenna(p), Oscar Pettiford(b), Sonny Igoe(ds)のカルテットです。渋い選曲もさることながら、Shildkrautの艶のあるアルトとスウィンギーなマッケンナが最高です。残りのGarcia, PumaのギターとDante Martucci(b), Al Levitt(ds)のカルテットです。このセットでは"I'm Old Fashioned"や"Ain't Misbehavin'"がセレクトされており、趣味のよいギターバトルになっています。

 所有盤はabcのモノラル/オリジナルです。燃えるギターを使ったカバーとはうらはらなおとなしい演奏ですが、渋みあふれるアルバムと言えますね。

Deccaのエラもいいなあ・・・

2008-04-14 04:15:57 | jazz & vocal
Sweet And Hot/Ella Fitzgerald
(Decca DL8155)


 エラは孤児院出身、アマチュアコンテスト優勝、チック・ウェブでの活躍、そしてデッカ、バーブへの吹き込みで世界的なポピュラーミュージックの巨匠というポジションを獲得していきますが、孤児院の子供達への寄付等のチャリティ活動でも知られており「First Lady of Jazz」なる称号も彼女に与えられた称号の一つですね。作品はVerve, Pabloに集中していますが、その前のDecca時代は声の若さが感じられますが、既に確立されたスタイルを持っておりいることがわかります。デッカ時代は、枚数自体は少ないですが、全てが好作品と言えるのではないでしょうか 。そのボーカルスタイルはそのまま本日アップのアルバムタイトル"Sweet and Hot"という言葉にたとえられますね。

 "Sweet And Hot"はデッカ時代のオケがバックのものをまとめたものですが、Andre Previn楽団はじめJohn Scott Trotter楽団、Cy Oliver楽団、Benny Carter楽団がバックをつめています。選曲もスタンダード中心でA面冒頭の"Thanks For The Memory"から彼女のスウィートな世界にドップリと引き込まれます。続く"It Might As Well Be Spring"は表現力を存分に発揮で切る得意ナンバーですよね。"You Never Know"での伸びのある声が素晴らしい。A-4の「言い出しかねて」もバラードはこうだよ!と言わんばかりだ。B面はBenny Carter楽団とのコラボがほとんどですが"That Old Black Magic"から"Old Devil Moon", "ラバカン", "絶対絶命”と続くくだりは、まさにHot!。全く非の打ち所のない完成度の高さですね。

 所有盤はブラックラベル、シルバーロゴのモノラルオリジナル盤です。やっぱり、Deccaのエラも粒揃いでいいですね。