論文民法の復習方法

2016-05-28 11:16:02 | 司法試験関連

復習する際のポイントは,「分析の視点」を覚える,という点です。論点を覚える,答案構成そのものを覚える,というのも勿論大事ですが,こういう場合にはこういう観点からアプローチする,という「分析の視点」も記憶の対象に入れて下さい。講義ではこの点を意識的に指摘しています。特に「論点らしい論点が無いような問題」「典型論点を問うているわけではない問題」等の場合に威力を発揮するはずです。

大体,「目の付け所云々」も,「目のつけ方自体」を知らなければ,そもそもできっこありません。ある程度,「分析の視点自体をマスターしておくこと」はある意味常識,当たり前の作業です。この点を自覚できていなかった人は注意して下さい。

それから,民法ではある意味他の科目以上に「結論の妥当性」が本っ当に重要です。いくら理論が秀逸,筋が通っていても,当事者が結論に納得できないようでは,「民事事件の紛争解決」という目的からはお話になりません。何だか論点が良く分からないファジーな問題が出たときは,まずは自分としてはこういう結論にしたい,落としどころはこの辺にしたい,というのを出し,そこに上手く着地できるような理論構成を試みる,というのが良いです。

また、主張反論については、まずは各当事者の立場に立って、生の事実からの主張(日常生活的な意味で何を言いたいか)を考え、それを法的に構成してみる、という段取りを踏むのが効果的です。条文構造の、本文・但書も利用しましょう。

 
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春の啓蒙活動

2016-05-28 01:40:05 | 司法試験関連

28日は春の啓蒙活動ラストでした!30人以上の大学生相手にいつもの調子で話てきました。懇親会もやってくださいとの希望があったので、講演後には懇親会を。去年に続いて今年も大いに盛り上がりましたよ~。

トータルで150人ほどの学生さんとお会いできましたが、女性比率が高いことが特徴的だったように思います(受験を決めている率も高かったです)。少し動きが出てきたのかなぁ、という感触ですね。

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