論文の基準点未満について、公法系の525人というのは目を引きます。昨年が149名というのと比べても「激増」していると言えます。おそらくは行政法の難化傾向に付いてこれない人が出始めているのかな、という気がします。第4回試験の時から、「これから行政法もどんどん難しくなっていく」と言い続けてきましたが、ここ2,3年は本当に難しくなってきました。実は商法の難しさも侮れないレベル(一番難しいかも知れない)のですが、民事系は3科目なので他の2科目でカバーできるチャンスが大きく、基準点割れはあまり顕在化しないのかなと思ったりもしています。
何にせよ、公法系は初日なので、ここで嫌な感じで終えたくないですね。憲法・行政法は短答・論文問わず問題が難化したときに大崩れする人が出やすい気がします。きちんと対応しないといけませんね。