年が明けてから、ずっとあちこち旅をしてました。気がついたらもう一月末。この間、沖縄、震災、イスラムなど、心に引っかかる多くのことが起きていたのですが、なかなか自分の言葉で投稿するだけの余裕がありませんでした。さらに、政治家を含め、各界に居座るコメンテーターたちの言動に触れるたびに、無責任さというか違和感というか、あまりにもバランスを欠いていて、気分が悪くなりました。
取り急ぎ、ひと言だけ。
四十年前までいつ終わるかしれず続いていたベトナム戦争の折、日本からもジャーナリストが数多く戦場に出かけていました。当然なのですが、彼らは戦闘場面を取材に行ったのではなく、戦争の渦中から逃れられない人々の苦しみや悲惨を、世界に知らせるために命をかけたのです。
今も同じです。ジャーナリストは勝手に危険地帯に入ったのだから自己責任だ、という見方は明らかに間違いなのです。つまり、そのような人たちが危機に陥ったとき救出するのは、我々の義務なのです。これは常識中の常識です。(2014.1.23)