心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

しなやかな心で

2008-01-12 | つれづれ
                   山から白い花を机に   山頭火



友達が家に遊びに来ると、ここはジャングルみたいねと言われます。

リビングも寝室も、トイレやお風呂にも植物やら、拾ってきた大きな枝やら
リースにしようとストックしてある蔓でいっぱい。。

それに、最近は物が増えるからと買うのを我慢しているけど、へんちくりんな
アジア雑貨や骨董まがいの古道具や、何かに使えるかも・・と捨てられない物たち、
書の紙のストックやらに囲まれてます。

でも私だけではなく、ここ、不思議と落ち着くらしいです 

そんな雑多な中の人目につかないところに、小さな雑器に花を一輪、
それが沙於里的癒し空間です。

山頭火のこの句は、なんとも言えないしなやかな心を感じて好きです。
山で白い花を見つけたときの小さな喜び、そして机の上にいてくれることへの
ありがとっていう思い・・。
きっと折られた白い花も、机の上で微笑んでいるような気がします。

白い一輪の花と、折った人の心が響きあった瞬間が、さりげなくそこにある・・。
そんな景色が見えると、誰かを見守りたくなります。
そんな景色の中で、誰かを想いたくなります。

しなやかな心で。
しなやかな笑顔で。



コメント
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