いつか何かに使えるかも・・と、なかなか捨てられない私です。
お土産に頂いた、‘栗ご飯の素’のパッケージだった籠も、そのひとつ。
以前Eさんから頂いた一閑張り(←作り方が紹介されています)に感激し、
私も作ってみたくなりました。
一閑張りとは、竹篭などに和紙をちぎって何度もはり合わせ、その上から
柿渋を塗り重ねていくもの。 その後天日干しして出来上がり。
←こんな籠が→
左は以前「めかいの会」で習って作った竹篭。
右は使い終わったネパール紙のカレンダーを使って作ったEさんの一閑張り。
お盆として使ったり、お茶菓子や冬はミカンを入れたりしています。
水にぬれても安心で丈夫、味わい深く、柿渋は防虫効果もあるんです。
昔の人の知恵なんですね。
ただ、柿渋をたくさん塗ると黒っぽくなって、模様が見えなくなるので、
私は柿渋や塗らず、和紙をちぎって貼り、好きな中国は高啓の詩を。
「(渡水復渡水 看花還看花) 春風江上路 不覚到君家」
水(川)を渡り、復(また)水(川)を渡り
花を看(見)、還(また)花を看(見)
春風のそよ吹く川沿いの路を歩くうちに
いつの間にかあなたの家に着きました
捨ててしまえばそれまでだけど、こんな風に生まれ変わって、生活の中でまた
使えるのも、なかなかいいものです
そういえばこれ、あの方のお土産の・・なんてことも思い出したり。
ありがたいなぁって気持ちが、いくつも増える感じです。
わりと簡単にできるので、この週末にでもいかがですか~?
籠は100円ショップでも、和紙はちょっと大き目の文具店ならあるかも。
柿渋は、ホームセンターのペンキ売り場あたりでも売っています。
独特のニオイがしますけど。 500mlで1000円はしなかったと思います。