心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

いいなぁ やっぱり 山頭火

2008-09-01 | 山頭火・放哉・良寛
                         山頭火句 (半紙)



今日からもう九月。
涼しくなったと思っていたのに、また少し残暑が戻り。

昼間は蝉が、最後の力をふり絞ってミンミン ツクツク ジージー。
とうとう今年はカマキリには会えなかったなぁ。

でも夕方になると、赤とんぼがちらほら飛んでいる。
子供の頃の空には、赤とんぼの大群が旋回していたっけ。

「つかれた脚へとんぼとまった」

孤独な山頭火にとって、見ず知らずのとんぼが
ふと疲れた脚に止まってくれたときの気持ちを思うと、切なくもあり。
けれど、まだまだ捨てたもんじゃないなって思えたり

人は、どうしようもない苦しさや切なさや悲しさの中にいるとき
見ず知らずの人やとんぼや、ぽっかり空に浮かぶ雲や月に癒されることもあるもんさね。

ただ、自分の中に受け入れる心さえあれば

「つかれた脚へとんぼとまった」

いいなぁ。やっぱり。山頭火。

コメント (6)
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