心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

盲目はエナジー

2008-09-06 | 禅語・般若心経
                          (半懐紙1/2)



書でも音楽でも、絵でもスポーツでも、何か興味のあるものありますか?
そしてその世界で好きな、あるいは尊敬する人はいますか?

どんな世界にもそこには「歴史」があり、その中でひとつの答えを出した
偉大なる先駆者がいるわけで。

私たちは彼らの「仕事」や「情熱」「社会に与える影響力」といったものに
心を動かされ、惚れ込むところからスタートするんだと思う。

臨書もつまりは、この書風が好き!っていうとことから始まるのが自然。
でも多くは、先生から与えられた筆者の名前も読めない古典を、右から左へ
写してはい終わり・・ってのはよくある話。

ちが~うのだ。それは順番が違う 

与えられたものから始める人と、これがやりたい!って思って始める人とでは
スタート地点に立った時点で、取り組み方も吸収力も全然違うんだと思う。

どんな世界でも、好きだ!って思えたら、どんどん知りたくなって
盲目のもぐらが穴を掘るみたいに、掘り続けられるし、それが自然なわけで

まずは惚れた!って思える人なり作品なりを見つけて信じることが大切なのかも。
若かりし頃、恋だって盲目だったでしょ? 
盲目はエナジーなり 


今日のお題は「自灯明」(じとうみょう) これまた禅語。

何を学ぶか、何を選び何を信じるべきかと迷ったときは、自分自身を灯明と思って
進めばよいのじゃよという、ありがた~いお釈迦さまのおことば。

中途半端な依頼心を捨てて、自分と、好き!って思えるものを心の寄り処にして・・
いざゆか~ん 

コメント (12)
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