心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

体温の在り処

2008-09-10 | 禅語・般若心経
                          (半紙1/3)




「掬水月在手」 みずをきくすればつきてにあり (禅語)

はるか遠くに月の輝く夜、両手の中の水に映る月を掬すれば(すくえば)、
どんな人にも(手の中には)月は訪れるんですよ という意味。

世の中は不公平だ~と考えてばかりいると、返って自分の欲が増殖しちゃうから
自分の中の「月」に心を傾けましょうぞよって感じかな。


「経験」とは「挑んだ」中にしかないって、誰かが言ってた。

いつものまんま、なんとなく情報を食べ、動かしている中での出来事は
経験とは言わないんだって、ぐんぐん進むその人は言っていた。

もっと自分の中にあるものを使って、自分の体温を確認しよう! 
そして、普段の自分の実力以上のことを目標にして越えられたときに初めて
経験が「体温」となって誰かに伝わるものなんじゃないかと・・。

オリンピックにしても、それぞれの世界で頑張ってる人の「体温」は
ぐんぐんと迫ってくるものね。

水を掬すれば月手に在り。
それぞれに持っている体温の在り処を探そうぞよって、ことかな 


コメント (6)
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