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2016.1.10 『新年会』

 

 『ミニ山の会』の「新年会」だ。

金山湖のホテル「ラーチ」は我々のお気に入り。

昨年もここで一泊して「新年会」を楽しんだ。

まあ、「新年会」とは言っても、たった3人だけだから身軽だし、気楽なもんだ。

そして今回はホテル棟ではなく、コテージを借りた。

このコテージがまた立派で、豪華なログハウスに広いリビングルームとダイニングキッチン。

その他寝室が1階と2階に3室。

それらに合計8台のベッドが設置されている。

いつも私と二人、狭い車内空間で車中泊を続けながら山登りを続けるHiromiも、この日は大喜びで一人2階の部屋を占領した。

私とToshiが1階で同室だ。

そんな豪華なコテージに宿泊して、夕食はホテルのレストランでフランス料理。

これで料金が8,640円/一人也。

安い!

実はこのコテージ、昨年も宿泊しようと申し込んだのだが、既に空いていなかった。

それで一年前に宿泊したときに、今年の予約を入れておいたのだ。

 

 コテージに着いてまずは入浴。

「ラーチ」には入浴施設がないため、車ですぐ近くの「金山湖保養施設」へ湯を求めに行く。

それが少々おっくうではある。

 

 体が温まったあとは、夕食まで少々時間があったので、素晴らしいコテージで、

「かんぱーいっ!!」

缶ビールは外の雪に放り出しておいたので、ギンギンに冷えている。

そしてToshiと二缶ずつ飲んだところで、ちょうど時間となり、ホテルのレストランへ。

そこで再び、いや、正式に「かんぱ~いっ!」

思えば一昨年の「新年会」ではToshiが酔いつぶれて寝てしまい、昨年は私が寝てしまった。

だからセーブして、美味しいフランス料理をいただきながら、Toshiと二人でワイン2本だけ空けてコテージに戻って二次会だ。

バカッ話しをしたり、『ミニ山の会』のアルバムを二人に見せているうちに皆眠気がきて、10時には就寝だ。

翌朝は早い。

 

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2016.1.10 『954mピーク』(狩勝峠)

 

 今回の三連休は初日の土曜日が出勤日だったので、中日の10日(日)の朝8時、ToshiとHiromiを乗せて狩勝峠へ向かった。

昨年の同時期同様、金山湖のホテル「ラーチ」で一泊し、「新年会」をすることにしていた。

 

 天気予報によると、日曜日はどこもぱっとせず、いつも晴天予報の確率が高い十勝でさえせいぜい曇程度で、太陽は拝めそうにない予報だった。

ところがトマムから国道38号線に出る辺りで青空が見え出し、気分を高揚させる。

狩勝峠を車で走っていると、北側に国道とほぼ並行して連なる山並みが見える。

その姿は美しく、大いに登行意欲をかきたてられるものだ。

私自身、そんな思いから数年前この山域に足を踏み入れた。

 

 10時45分、国道脇の駐車スペースから北の稜線に向かって入山した。

この駐車スペースからは南側の『狩勝山』(985m)も近い。

スタートしてすぐ、ペイユルシエペ川の渡渉となる。

もっと積雪が多い時期だとスノーブリッジが架かり、それを利用して渡渉できるのだが、今回は水に足を入れなければならなかった。

但し水量は少なく、浅瀬もあるので靴中を濡らすことはない。

渡渉が終わるとすぐに稜線への急な登行が始まる。

今回はギリギリセーフだったが、この稜

線までの登りは笹の海であり、もっと少ない積雪の時にスキーが笹の中に潜って登れなかったことがある。

カラ松林を抜けると、背中に『狩勝山』の鋭角で美しい姿が見えてくる。

その後はほとんど常に『狩勝山』を背にして歩くことになる。

 

 11時45分、稜線上に出た。

稜線上に出ると進路を東に向ける。

美しい稜線は新雪を蓄えて、スノーシュー歩行のスピードを鈍らせる。

ラッセルを交代しながら徐々に高度を上げていく。

私は『954mP』の長い登りで振り返る景色が大好きだ。

アップダウンがはっきり見て取れる稜線は美しく、西から北へと向きを変えて続いて行く。

そして今度は西に向かって歩いてみようという思いが湧き上がる。

 

 13時5分、『954mP』着。

ただその前に、すぐ先の『948mP』まで行って折り返した。

この『948mP』を越えて小ピークを過ぎて行くと、大きなアップダウンを越えて『桜山』(949m)に至る。

『桜山』は、夏道で狩勝峠頂上から『佐幌岳』を往復したことがある方ならお分かりいただけると思う。

過去の登行ではこの『桜山』まで行き、そこから直接西側の平地に下って、駐車地を起点にちょうど一周するトレースを刻んだのだが、今回は積雪状態を見て、『954mP』折り返しとした。

  『954mP』で昼食を摂り、登ってきた稜線をトボトボと下る。

登りで刻んできたトレースは、強風に吹き寄せられた雪が殆どを埋め尽くして消えていた。

  最後にまたスノーシューを外して渡渉をし、

14時20分、駐車地着。

たいして良くない天気予報の中、上々の山行ができたことに感謝し、金山湖へと向かった。

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