きのう、ネットのニュースで、桜井眞一郎さんが亡くなられたことを知りました。
「桜井真一郎氏死去=スカイライン生みの親」と題する時事ドットコムの記事を引用します。
桜井 真一郎氏(さくらい・しんいちろう=日産自動車の「スカイライン」開発責任者)17日午後10時23分、心不全のため東京都世田谷区の病院で死去、81歳。神奈川県出身。葬儀は自ら設立した精密機械メーカー「エス・アンド・エスエンジニアリング」の社葬として、3月15日午後1時から港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。葬儀委員長は大浦清一社長。喪主は長男卓(たかし)氏。
横浜国大卒業後、建設会社勤務を経て52年プリンス自動車工業(現日産自動車)入社。57年に発売された日産の代表車種「スカイライン」の開発に初代から長年携わり、「スカイラインの父」と呼ばれた。 (2011/01/20-20:33)
一つのモデル・シリーズと結びついて語られるエンジニアって、そうそういるものじゃありません。
上の画像はC110型(ケンメリ)のレンダリング。こちらで書いた平塚市美術館の特別展「カーデザインの歴史 -NISSAN 情熱と機能の美-」で買ってきたものです。
VQエンジンを搭載した先代(V35)以降のスカイラインを「あれはスカイラインじゃない」という人も少なくないようですが(私はV35⇒V36と乗り継いでいます)、私としては「スカイライン」という名前が残っているだけでも大きな意味があると思っています。
日産に限らず(ホンダはがんばっている)、昔からのモデル名がどんどん無くなっていくこのご時世、今でも新型スカイラインを買えるというのは、ゴーン日産も「スカイライン」という名前に価値を見いだしているからなのだと思います。
桜井眞一郎さんのご冥福をお祈りいたします。