ホントは昨日、千葉市美術館からハシゴしようと思っていた埼玉県立近代美術館(MOMAS)に、さっき行ってきました。
企画展「植田正治写真展 -写真とボク-」が最終日を迎えていたためです。
この展覧会のことは後日書くとして、今日はそのサイドメニュー的なお話です。
MOMASへは、いつも電車で行く私ですが、きょうは、その後の予定も考慮して、クルマで出かけました。
MOMAS近くの市営駐車場(有料)とやらを利用しようというわけです。
そして、国道17号線を右折横断するのがイヤなので、裏道からちょいと大宮よりの地点で17号線に入り、目的の駐車場を探しました。
と、の看板を見つけて左折すると、、、ありゃ? これは市営駐車場ではなく、埼玉県の浦和合同庁舎ではありませんか(昔、一度だけ用事があって来たことがあります) しかも、普通のクルマがたんまりと駐車してます。
さらに、土・日・祝日は一般開放されている=無料ではありませんか
MOMASからはちょいと離れていますが、市営駐車場
(有料…くどい)からだって似たようなモノ。
いやはやLuckyでした
ところで、こんなありがたい駐車場について、MOMASのHPやフライヤーで触れていないのはなぜ?
県立の美術館が市営の駐車場を勧めるのはなぜ?
なんて疑問が湧きましたけれど、すぐに理解できました。
MOMASの開館日は原則として火~日曜日で、平日にもやっています。
ところが、平日の浦和合同庁舎の駐車場は、当然ながら本来の「来庁者駐車場」ですから、同じ県の施設とはいっても、MOMASにやって来た人が使うのは「用途外使用」ですし、浦和合同庁舎にやって来た人には迷惑以外のなにものでもありません。
また、「土・日・祝日に限って浦和合同庁舎の駐車場もご利用いただけます」なんて書くのも、事態をより複雑にするだけでしょう。
結局、今のまま、「知る人ぞ知る駐車場」にとどめておくのがよろしいかと思うしだいです。
MOMASの北西側、音楽噴水の裏側(西側)は「彫刻広場」という芝生が植えられたスペースになっています。そこに置かれた彫刻というかオブジェの中でひときわ目につくのがこちらの作品です。
角度を変えてもう1枚。
これはサトル・タカダさんの「子午線-1993 Drawing Sculpture, The Meridian」という作品です。
説明プレートによりますと、
線路上の台車から突き出たクレーン。現代の躍動感とスピード感が伝わってきます、でもよく見るとこの機械、大地に弧を描くためだけの何ともユーモラスなもの。まるで太古の人々が子午線の祭りを祝う舞台のようです。
だそうで、ちゃんと「弧を描く」ことに使えるようです。
実際、去年の春分の日(3月22日)に、稼働したようです(こちらをご覧あれ)。