負けん気のつよぉーい、お母さ~ん! ほとほと困りものですね。でもその自覚がないから、ますます困りもの。少し感づくと、ますます負けん気が強くなって…。
p67の第2パラグラフ。
神の真についてお話してきましたが、ハッキリさせておきたいのは、私が神学用語を使って考えているわけではないということですし、私にとっては、神の概念は単に歴史的に条件づけられた概念にすぎないということです。人はその歴史的に条件付けら桁神の概念を用いて、自分を≪超越≫する力を経験したり、ある時代の真理や一致を求めるたり、したことを表現します。しかし、私はこうも信じているのですが、それは、厳格な一神教の帰結と、スピリチュアルなものをリアルに感じることに対する無神論的関心とは、異なるものではありけれども、互いに争う必要もない、2つの見方だということです。
無神論の人も、スピリチュアルなものを求めている、と言うのがここでのフロムの主張です。そりゃそうですよね。スピリチュアルな領域でしか、本来は自分の人生の意味は見いだせないのですからね。それは当然、最深欲求もバッチリ繋がっているわけですね。
ところが、最深欲求は、その名が示す通り、心の一番奥にある願いなわけですね。最深欲求に至るまでは、自分の心を掘り下げなくちゃぁなりません。その作業を面倒に思う人がいても、少なくともおかしくない。
しかし、それじゃぁ、最深欲求をごまかすことになっちゃいますよね。ここが、あらゆるウソとゴマカシの温床です。