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瀬戸のフェロシルト現場、行ってきました

選挙中に、大きく動いたフェロシルト問題。今日は、大学での講義のついでに瀬戸市に立ち寄りました。

◆瀬戸市幡中へ

 フェロシルト問題で、最初に関わったのがこの場所。その頃と風景は殆ど変わっていない。つまり、何の対策も取られていない。土地の真ん中辺りの草の育成が悪いこと、そして、相変わらず、松の苗が枯れていって居ることが気になった。

写真:枯れた松 突然変異の起きやすいシロツメグサ

◆瀬戸市北丘へ

 現場は、不法投棄現場というより工事現場。ほとんど撤去が進んでいないというのが私の感想。やっぱりこの現場は、混じりっけ無しの純粋フェロシルトばかり。

 現場責任者に聞いてみた。撤去総量は、15万5千トン。撤去済みは、2万トン。袋詰めは、毎日100袋増えている。1日にトラック66台搬出。計画通り順調に撤去は進んでいる。

 撤去期限は、5月15日。「計画通り順調に撤去が進んでいる」というのは、腑に落ちない。

 現場北方向

 現場南方向

◆フェロシルト問題について学生らと考える

 今年から週に一度、循環型社会論で講義をしている。

 今日は、フェロシルト問題を取り上げ、どこに問題があり、なぜこんなことが起きたのか。これからどうしていったらよいのか、学生達と話し合った。学生から「廃棄物をまぜこぜに埋めるのではなく、将来技術が発達して利用できるようになるかもしれないので、分別してうめておいた方が良い」「ゴミ処理するのに、環境負荷が大きいものは、製品が高くなるように税金を掛けた方がよい」とかの意見も出た。また、中国からの留学生からは「まだ使えるものを、日本人は使わない。理解できない」との意見も出た。

 あなたが石原産業の従業員だったらどうしたと思う?副工場長だったら?社長だったら?の問いかけには、学生も大変困っていた。

 第1回目の講義では、各地の廃棄物処理の現場やリサイクル現場の映像を紹介した。してよいリサイクル、してはいけないリサイクル。真の循環型社会とは何かを、学生等と共に考えていきたいと思う。

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