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子どもの権利条例について学ぶ

 午前中は、調査活動を行い、午後は、大学の講義。その足で、名古屋駅前で喜多先生のお話を伺う。本日も超多忙!
 3月議会でも、一般質問で子どもの防犯体制のことを取り上げた。「人を警戒することを教えねばならないこと」と、「人を信じることの大切さ」を子どもに伝えねばならない矛盾」を前置きに入れて、質問をした。

 登下校の子どもの安全確保や、学校の門扉問題など、どんどん進んでいるが、どこまで子どもを隔離するのか、心のケアーはどうするのか、私はず~と課題を感じていた。今日は、旨のつっかえがスッと落ちたようなお話しが聞けた。

 会場には、NPO関係者だけではなく、愛知県・名古屋市・日進市など・・・の児童課担当職員もたくさん参加していた。愛知県では、知事直属の部署で教育改革に着手されているが、幼児に対する対応はまだ手つかず。今後の取り組みを期待したい。

◆早稲田大学・喜多明人教授に聞く

 川崎市や多治見市などの事例をもとに、子どもの自立の上で、子ども権利条例にどんな効果があるかについて、夜の7時から名古屋NPOセンターでお話しを伺いました。

 最近の子どもが絡んだ事件の影響から、子どもの環境は「見張る警備体制」がとられるようになっています。このような環境は、子どもの不安を駆り立て、自由にのびのびと遊び学べる環境まで奪いかねません。大人と話さないように教えることは、いざというときに助けを求めることのできない子どもを育てることにもなります。

 子どもも大人も、この社会を一緒に生きている大切な仲間です。子育て支援・教育の場など、子どもの真の気持ちを分かった上で、施策をしているでしょうか。「自分のことが好き」と言えるこどもたちを、地域のみんなで育てていきたいものです。

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