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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲リサイクル偽造 農薬汚泥を、「フェロシルトB」と名付ける
■石原産業の農薬汚泥不法投棄事件
不法投棄での起訴の時効が迫る中、三重・愛知両県警の合同捜査本部は21日朝、石原産業四日市工場(三重県四日市市)に廃棄物処理法違反(不法投棄)の容疑で家宅捜索に入った。
NHKのニュースで、この農薬残渣(産業廃棄物)に、「フェロシルトB」と商品名をつけていたとの報道を聞いたとき、正直「えっ?」と思い、ここまで悪質なリサイクル偽造がされていたことに改めて驚いた。
今回の事件は、04年11~12月に、愛知県内のフェロシルト流通の中心的な人物に依頼し、農薬原料の製造過程で発生した有機物残渣と焼石膏などの混合物の産業廃棄物約257トンを、瀬戸市余床町と同市広之田町に不法投棄した疑い。
石原産業は、元工場副工場長(佐藤驍)の独断行為としている。しかし、合同捜査本部は、副工場長が当時取締役で、会社が運搬費用の一部を支払っていたことから、捜査を進めている。
■時効が、12月上旬に迫っている。
どの報道にも、時効のことが載っています。今までの記事をまとめてみると、
・04年(平成16年)11月~12月 : 不法投棄の実行
・05年(平成17年)8月 : 石原産業によると、不法投棄の事実を田村前社長や安藤前四日市工場長ら、一部の社員が知っていた。
・07年(平成19年)9月 : 石原産業が不法投棄を発表した。(7月のボーリングで判明?)
2年間、石原産業は、この事実を隠していたことになります。もし、この2年がなければ「時効」という言葉が、報道で取り上げられることはなかったでしょう。
★参考までに、石原産業が不法投棄を発表したときのテレビ愛知の報道を紹介します。
有害物質を含む土壌埋め戻し材、フェロシルトを生産、販売していた化学メーカー、石原産業が、今度は農薬原料の製造過程で出る産業廃棄物を瀬戸市内に不法投棄していたことがわかりました。
石原産業によりますと、不法投棄されていたのは瀬戸市広之田町と余床町の、いずれもフェロシルがすでに見つかった場所で、2004年11月から12月にかけておよそ257トンの産廃が埋められたということです。
この産廃は農薬原料を製造する過程で出る有機物で、有害物質六価クロムなどを含んでいます。
石原産業は記者会見で、今年7月に広之田町のフェロシルトの投棄現場でボーリング調査をした際に発覚したとし、今回の不法投棄を主導した元取締役らを今後刑事告発する予定です。
余床町の産廃はすでに撤去、広之田町では、これからで、県はきょう、河川への影響はないかなどを調査し、分析を急いでいます。 テレビ愛知 日時: 2007年09月21日