2足のわらじでガンバ!
★無党派・市民派「愛西市議会議員」★
★市民活動「環境&子育て&高齢者&まちづくり」★
吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲トーヨーボールのアスベスト問題で、裁判所へ
■10日、名古屋地裁一宮支部へ
今日、トーヨーボールが競売物件として、資料が公開されました。
午後、その資料を見るために、一宮まで来るまで走りました。まず最初に驚いたのは、トーヨーボールの敷地に稲沢市の市有地があったこと。となると、土地所有者として、何らかの管理責任が発生するのでしょうか?
7月に1度目の競売があったのですが、そのときの資料に加え、価格にはアスベスト除去の費用が含まれていることが付け加えられていました。
しかし、トーヨーボールの管理責任者は誰なのでしょう?県の環境部大気課、県の建設部、そして裁判の言うこと、みんなマチマチ。それぞれの法的根拠を知りたい。
明日の11日に、県が環境調査をすると聞いていたが、延期になったようです。
▲NPO法人ママ・ぶらすさんとお会いして
■子育て最中のママさんの活動をお聞きして・・・
= NPOの広場にいらっしゃいました =
私が参加しているNPOは、子育てを終えた人が、子育てを援をしています。でも、ママ・ぶらすさんは、子育て真っ最中のお母さん方が互助会的な活動をされおり、自分たちで生きがいみつけをしていらっしゃいます。
ああ、こんな考え方もあるんだと楽しい午前のひとときを過ごしました。
http://mama-plus.chu.jp/ (ママ・ぷらすさんのHP)
▲ギンナン洗いをしました
参加している市民活動で、ギンナン洗いの作業があり、参加しました。
会員さんの畑で、農薬など一切使わず、草も生えたままで枝豆やさつまいもを作っています。枝豆は、昨年も作りましたが、草の中で作ると豆に虫がつかないようです。今年も良い豆ができました。さつまいもは、昨年よりちょっと小さめですが、農家の方によると一番おいしい大きさだそうです。
その畑の脇に、2本の銀杏の木があります。会員さんから、「銀杏は全部あげるから、活動の資金にしてね」との好意に甘え、毎年銀杏をバザーなどで販売し、活動資金を作っています。
毎年、この作業に参加していますが、だんだん要領がよくなり、作業も短時間でできるようになりました。
今年は、名古屋の市民団体から声を掛けていただき、名古屋のイベントで販売していただけることになったそうで、名古屋からも銀杏洗いのお手伝いのかたが来ていらっしゃいました。
作業が終わった後で、ちょっと試食。名古屋の方は、「銀杏って甘いんだ」とおいしさに驚いていらっしゃいました。
銀杏は、この実の中にあるのです。
▲廃墟「トーヨーボール」のトラ柵修理開始
■午後、トーヨーボール周辺へ
トーヨーボールのアスベスト問題を進めるにあたり、周辺のみなさんにお話しを聞こうと現地へ。すると、トラ柵設置作業が5名ほどでされていた。器材が足りないから、今日中にはできないと言う。玄関先は、出入り可能状態。
そのあと、周辺にお住まいの方々にお話しを伺いながら歩く。
平和地区の方々は、「愛西市の人の方が、深刻な問題だよね。廃墟の姿は、愛西市の人から見えし、アスベストも愛西市に飛んでいくんだからね。稲沢市側は、裏側や脇から見た風景、まだマシ。でも、若者が出入りして大変だった。棒増族は来るし、女の子が引きづりこまれたら・・・」と口々にそんな話しが聞かれた。
愛西市側で写真を撮って歩いている、「壊してくれることになった~?」と、声がかかった。
■9月30日回答予定の文書が、県から届きました。
トーヨーボールのアスベスト問題の詳細は、HP「あいちの環境を考える仲間たち」に載せいきます。ご覧下さい。
▲立田地区体育大会がありました
■合併して、初めての立田地区体育大会
昨年は、雨のため中止となりましたので、今年が合併初の体育大会。
たくさんのみなさんとお話しもでき、楽しく過ごさせていただきました。
↑中学生の演技風景
▲愛西市議会、全員協議会がありました
■10時~12時まで、全員協議会
全員協議会とは、
議会の円滑な運営、突発事態に対処するため、議員全員が集まり協議するものであり、任意の会合のことをいいます。
議事録に載らない会合ですので、ここで重要事項が決定されることはありません。あくまで正式な決定は、議会の場で行われます。
・「八開地区子育て支援センター」の建設計画について
前回の全員協議会で、西向きの図面が示され、「南向きにできなか」との意見が多く、再度当局側で検討がされ、南向きの図面が示された。
【みつこの感想】文科省などが示した「子どもプラン」との兼ね合いで、今後の児童館や子育て支援センターの運営がかわってくると思われる。学校が行う放課後児童健全育成と学童保育との違いについて、市がしっかりとした考えを持つ必要がある。
それによって、残る3地区の子育て施設をどうするかが決まる。先ずは、施設でどんな事業をするのかを決めてから、ハコモノをどうするかの議論をすべきだと思う。
・学校敷地の借地問題
佐屋地区の学校敷地に借地があり、地権者より返還を求められ、購入することになった。
購入価格や議会計上の問題で、議論があった。
【みつこの感想】9月議会で、市の土地を東邦ガスに売却することが議案にあがった。
売却するときの価格設定は、道路に面していないことや水道が引かれていないことなど、マイナス要因を加味して売却価格が決められた。
しかし、今回の購入価格には、それらマイナス要因が加味されずに購入価格が決められている。
売るときは安く、買うときは高くと、一般消費者感覚とは逆の意識が働いているように感じた。
・その他:行事のお知らせ
▲全県上げて、産廃問題解決へ
■産廃問題で全県的組織 抜本解決へ来月にも設立 県市長会総会決議
「西日本新聞に、こんなことが載っているよ」との情報を頂きました。市町村も市町村議会も、みんな一緒になっての産廃問題への取り組みです。とてもうらやましいお話しです。
リンクが切れるといけないので、ご紹介します。
産廃問題で全県的組織 抜本解決へ来月にも設立 県市長会総会決議
県市長会総会が5日、春日市大谷の市ふれあい文化センターで開かれ、県内各地で問題となっている産業廃棄物処分場の違法操業問題に関して、抜本的解決に向けた全県的な組織の設立を目指すことを決議した。
産廃処分場による水質汚染が懸念される県営山神ダム(筑紫野市)を水源とする筑紫野、太宰府、小郡の3市議会は、既に6月議会で「産業廃棄物処理場問題の抜本的解決を求める促進期成会(仮称)」の発足を目指す決議をしている。
平原四郎筑紫野市長は総会で「県内各地の産廃処分場で同様の問題が発生している。抜本的解決を実現するために(全県的な)期成会を結成し、国や県に的確な法整備や立地規制などを求めていきたい」と組織設立の必要性を指摘。決議は全会一致で採択された。
期成会は各市の市長、市議会議長を会員とし、情報交換や国・県などへの要望活動を行う。今後、市議会議長会にも働き掛け、早ければ11月ごろに設立される見通し。
=2006/10/06付 西日本新聞朝刊=
▲小牧市「桃花台」へお伺いして・・・
■
■産廃の上に開発された「巨大ニュータウン・桃花台」へ
以前にも、「開発前に産廃不法投棄」でお知らせした小牧市桃花台へ行ってきました。
「考える会」の代表のお宅の玄関先で、住宅の地下に埋まっていた瓶入りの汚泥を先ず拝見。瓶を開けたら耐えられない油臭。しかし、この汚泥を県は「残土」と言っているそうな。
2万世帯ある桃花台の一角でのできごととのことだが、回りの住宅を見ながら、この問題がもっと広域な問題なら大変なことだったと思った。
明日、「考える会」の提出した質問状に回答がくる日だそうだが、未だに受取時間の連絡がないとのこと。
地方の問題ではなく、全国の問題
桃花台と同じような問題は、今後各地で持ち上がるかと思います。最終処分場が許可制になる前の処分場。そろそろ汚染が表面に出てくる頃かと。
▲自立支援法を学びに、福祉施設へ
■仲間と津島市の児童デイサービス「ネバーランド」へ
みんなで、自立支援法を勉強しようと、ネバーランドさんにお願いして教えていただきました。
「自立」とは何か?
就業できる障害の程度の人は、全体の何割なのか?
障害者を支えている人たちの収入が確保されるしくみか?
社会みんなで障害者を支えるという理念はすばらしいですが、この法律、現場の状況を無視した法律ではありませんか?、
▲トーヨーボールアスベスト問題(3)
■今日も、中学生が中で遊んでいた・・・
内部は、防御服を着て入らねばならないほどかもしれないのに・・・
なぜ看板くらい、すぐに掛けられないのか!
午後、廃墟トーヨーボールに出かけた。すると、中から3人の中学生が出てきた。「入ったらダメだよ。アスベストがすごいんだから・・・。みんなにも言っといてね」と声を掛けた。
「どこの中学?」と聞いたら、一呼吸を置いて「藤浪中」と答えた。「ほんとに?」と返すと、にっこり。きっと、別の中学のこどもたちだと思った。
20日、県教育委員会にも対策を訴えたわけだが、どんな手当てがされたのだろう。
「アスベスト使用!危険!」の看板だけでも立てて欲しいと県にも要望した。しかし、未だに看板は立っていない。「不法投棄をするな!」の看板はすぐたったのに、どうして、アスベスト注意の看板を立てるのに、こんなに時間がかかるか。
▲トーヨーボールのアスベスト問題で、県議会(委員会)で質問
■10/3、愛知県議会・地域振興環境委員会で、トーヨーボール問題が質問されました
★質問者は、黒川節男議員。概要は、以下のとおりです。
質問 「現状は?」
県側 「子どもたちの立入について、土地の所有者に柵をさせる。建物の権利関係が複雑。整理して、除去を進めるよう指導する」
質問 「所管は、尾張事務所。地元まで1時間ほどかかる。海部事務所は近い。今後の対策と期限は?」
県側 「柵は、土地の管理者に指導をした。期限は、命令が掛けられず、早急な対応を要請するしかない」
「大気汚染防止法で対応できない。届出が出されて飛散防止の指導・監視が出来る。競売の相手を早急に決定してもらい、撤去を働きがけていく。子どもの出入りは、稲沢市建設部、教育委員会、区長に要請する」
土地の所有者は、複数のはず。土地の所有者に、この施設の管理責任があるということだろうか? 土地の管理者とは、誰のことだろう?
競売は、7月にも不成立になっている。不調に終わったときのことを考え、対処をすべきだと思う。まずは、建物の管理責任者を法的に特定して欲しい。
▲愛知県 人と環境にやさしい農業推進県民大会に参加して
肥料や農薬、燃料の使用はなどの環境の負荷を減らし、「人と環境にやさしい農業」をすすめていくことの大切さを、愛知県の消費者、流通業者、農業者が集まって『人と環境にやさしい農業推進県民大会』が開催されました。(愛知県農業水産部主催)
■印象的だった 記念講演:「100人村からつなぐ 自然・くらし・いのち」
講師は、「世界がもし100人の村だったら」の翻訳者・池田香代子さん。
「なぜ国産&近場の野菜を食べることがよいのか?」の話しは、とてもわかりやすかった。外国から輸入すれば、燃料が必要。輸送に時間がかかれば、傷まないようするために薬品の使用が多くなる。私たちは、外食や加工食品を食べるようになり、保存料などの添加剤をたくさん摂取している。1食20g以上にもなる・・・。う~、大さじ1杯強くらいかな。知らぬ間に大量に化学物質を摂取しているのだ。
だから、近場の食材で、手作り料理を!ということになる。地産地消がたいせつだよということがとても楽しく語られた。
▲トーヨーボールアスベスト問題は、法的ハザマの問題
■現場に・・・
行政などの関係部署などを回り、頂ける資料は頂き、今日は、その整理をする。
■トーヨーボールのアスベスト問題は、アスベスト新法と関連4法のハザマの問題
この間、不十分ではあるが、いろいろな書籍を読み勉強をした。
★「アスベスト新法」は、労災以外のアスベスト被爆者の救済の法律
★「アスベスト関連4法改正法」は
・大気汚染防止法の改正により、アスベスト使用の工作物の解体において、飛散防止策が義務づけられた
・地方財政法の改正により、地方自治体がおこなう公共施設のアスベスト除去工事に、地方債の発行が許された
・建築基準法の改正により、建築物の吹き付けアスベストやアスベスト含有吹き付けが規制された
・廃棄物処理法の改正により、大量アスベストよりのため、溶融処理などの無害化処理に関する特例制度が導入された
今回のトーヨーボールの問題は、上記のアスベスト法に該当しない事例であり、
・廃墟におけるアスベスト飛散問題
・差押え物件であり、除去責任を特定しがたい
というもの。法のハザマの問題であり、地域の問題ではない。また、所有者に除去能力のない建設物をどうするのか、アスベスト問題にはまだまだ課題が多い。
▲9月30日、廃墟「トーヨーボール問題」集会を開きました
■アスベスト被曝の影響は、若者ほどリスクが大きい
集会の前に、今日の講師である名古屋労災職業病協会の繁野さんを現場にお連れした。
繁野さんは、「言葉がでなかった」と言う。
どうしてこんな巨大なものが、この住宅街の中にあるのか・・・。
どうしてみんなが何も言わないのか・・・。
どうして行政は、10年もの間ほっておいたのか・・・・。
繁野さんの頭の中は、あまりの驚きに空っぽになったという。
しばらく私と繁野さんは、無言で身動できなかった。
★集会が始まり、まず、私から現状の報告をしました。
昨日まで、県庁・尾張事務所・愛西市・稲沢市・法務局・裁判所などを回って得た状況を話した。
そして、17日に内部調査をした映像も見せた。
そして、アスベスト含有量が「茶石綿 27%越え」という調査結果も発表した。
★繁野さんからは、アスベストの基礎知識を語っていただきました。
その中で、一番強烈に残った言葉は「アスベストの曝露は、若い人が受けた方がリクスが大きい」とのこと。つまり、若い段階で、アスベストを吸引した場合の発症可能性が大変高いということです。さらに、茶石綿は白石綿の100倍の毒性がある。
発症は、10年~50年後と不確定で、発症すると早い人で数週間で亡くなると言う。
1才の子どもが被曝したら、11才で発症する可能性があるということになる。
今日改めて現場を外から眺めたが、窓際にアスベストが見える。
飛散の可能性はぬぐい去れないと私は思った。
★廃墟「トーヨーボール問題」は、
web:あいちの環境を考える仲間たちに詳細を載せていきます。
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