ヤングケアラーがテレビで取り上げはじめてから、
ずっと気になっていた事がある。
自分と重なるのだ。
つまり、体調不良で育児や家事が思うようにできない結果、子供に負担をかけてしまう親の中に、
正しく診断や治療につながっていない、
脳脊髄液減少症の親がいる、という事実。
その事に、
ヤングケアラー関係者も、当事者も、マスコミも、ケアされる側の人も、
誰も気づいていない。
気づいているのは、
かつて体調不良で思うように動けないのに、原因不明と言われたり、
精神科に回されたり、誤診続きの体験の末、
脳脊髄液減少症だとわかった当事者だけかも?
親がある日突然、転んだりして脳脊髄液減少を発症して、めまいやだるさや頭の混乱など、さまざまな症状で寝込んでいても、
原因がわからなければ、
多くの医師は精神科に回したりする、
その人が、離婚や失業やさまざまなストレスを抱えていると知れば、
医師はとたんに、すべての症状をその精神的なものと確信してしまう。
離婚した人だって失業した人だって、そのタイミングで怪我もするし、風邪もひくけど、目に見える怪我はストレスのせいにされないのに、
目には見えない髄液漏れという怪我は、
原因不明にされがちだから、
医師も困ってストレスのせいにされがち。
脳脊髄液減少症はうつや、パニック障害、起立性調節障害などと誤診されやすいの忘れないで!
ヤングケアラー支援に関わる人は、
ケアされてる側が、
脳脊髄液減少症であるかもしれない!という視点をいつも忘れないでほしいし、
もし、少しでも脳脊髄液減少の疑いを感じたら、医療につなげてあげてほしい。
治るものを治らない状態で放置しないでほしい。
ケアする子供にとっても、
ケアされる親にとっても、
脳脊髄液減少症の見逃しは良くないのはわかりきってる。
ただ、医学界にも、社会にも、脳脊髄液減少症の深刻さと対策を急ぐわけが
わかっていない人がほとんどだから、
医療機関もほとんどないのが現状。