脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

アクアポリンは脳脊髄液の分泌や水の代謝に関与する

2024年09月08日 | 2022年9月からのつぶやき
アクアポリンの構造,機能,およびその多様性
      ―脊椎動物を中心として
鈴木 雅一,田中 滋康

2014

https://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2014/08/86-01-05.pdf

「アクアポリン1は脳脊髄液の分泌に関与する」
.AQP1は、近位曲尿細管およびヘンレループの近位直尿細管と細い下行脚の細胞の細胞膜に局在し、水の再吸収に関わる」

2014年時点では、この研究者たちは脳脊髄液漏出症という疾患の存在について気づいておられないでしょう。

脳脊髄液漏出症によって多尿になるのは、このアクアポリン1の機能が、
脳脊髄液漏出症によって機能低下し、
脳脊髄液がうまく分泌できなくなったり、
水の再吸収がうまくできなくなり、
それらの複合により、脳脊髄液が正常な時のようには十分に保てなくなり、
それにより、脳が下がり、それにより、自律神経もうまく働かなくなりと、負のループが延々と続き、
症状が続くのではないか?と私は本日気づきました。

脳脊髄液漏出症による、水代謝機能の低下という基礎研究が進めば、

脳脊髄液漏出症の患者の症状が現れる仕組みが必ず解明されるはずだと、私は確信します。
髄液漏れによる脳脊髄液減少症による、単なる自律神経機能の乱れだけでなく、細胞レベル、ミクロ ナノ レベルでの、細かな機能異常が連鎖して、ドミノ倒しのように起こり、悪循環を繰り返している患者が、治らない患者のような気が、私はしています。

どこかで、ドミノを他者の力でひとつひとつ起こして並べ直すような操作を、
医学の力で行えば、
脳脊髄液漏出症は完治するような気がします。

この論文を書かれた田中先生は2017年にお亡くなりなられたようです。
65歳は余りにも若すぎます。
残念です。



鈴木先生はご健在のようでよかった!

静岡大学理学部の教授をされているようです。




脳脊髄液漏出症とアクアポリンとの関係性について、ぜひ解明にお力を貸してほしいです。

そのためには、まずは人間のアクアポリンや脳脊髄液漏出症に興味を持っていただきたいです。

人間も脊椎動物なのですから。
でも、今の段階では脳脊髄液漏出症なんて、全く無関心だと思います。

まさか、ご自分の研究してきた事が、
難治性脳脊髄液漏出症患者に起こっているメカニズムの解明に、貢献するかもしれない事など、
全く気づいていない事でしょう。



[6]. ネッタイツメガエルにおける皮膚型アクアポリンの発現制御に関する分子生物学的研究 
第45回日本比較内分泌学会大会 (2021年11月) 招待講演以外 
[発表者]沼田理穏,柴田侑毅,小竹康平,岡田令子,鈴木雅一
[備考] オンライン ポスター発表

[56]. 脊椎動物におけるアクアポリンの機能と進化-両生類を中心として 
第36回日本比較内分泌学会大会 (2011年11月) 招待講演 
[発表者]鈴木 雅一,岡田令子,田中滋康
[備考] 東京・都道府県会館

[69]. 乾燥状態におけるネッタイツメガエルに発現する新規アクアポリンAQP-xt5’ 
第81回日本動物学会大会 (2010年9月) 招待講演以外 
[発表者]柴田侑毅,原純也,岡田令子,鈴木雅一,田中滋康
[備考] 東京・東京大学

[73]. 両生類におけるアクアポリンの多様性とAVT応答性の進化 
第19回バゾプレシン研究会 (2009年1月) 招待講演 
[発表者]鈴木 雅一,尾串雄次,田中滋康
[備考] 東京
[74]. カエルの水適応におるアクアポリンの多様性とホルモン調節 
第33回日本比較内分泌学会シンポジウム (2008年12月) 招待講演 
[発表者]鈴木 雅一,田中滋康
[備考] 広島・広島大学



下垂体研究会第14回学術集会 (1999年1月) 招待講演 
[発表者]鈴木 雅一,兵藤晋
[備考] 栃木県下野市


ぜひ、
脳脊髄液漏出症学会と繋がって、人間のアクアポリンと脳脊髄液漏出症との関係と、脳脊髄液漏出症、脳脊髄液減少症での症状発現の機序の解明にお力を貸
していただきたいです。歯科の先生方も、脳脊髄液漏出症の早期発見のために、脳脊髄液漏出症学会にご参加いただき、お力をお貸しください。


口腔乾燥症の発症機序とアクアポリンの動態




「脈絡叢に局在すると言われるAQP1が脳実質内で発現し、脳浮腫に関連することが示唆されている。  」

と、いうことは、
アクアポリン1が局在すると言われる脈絡叢は、脳脊髄液にもかかわる場所だから、脳脊髄液漏出症とも、無関係ではないのではないか?と私は思うのです。


脳脊髄液減少症と体位性頻脈症候群 髄液循環とアクアポリン:漢方薬による調節の可能性


https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202002212044800739





口腔乾燥症とアクアポリン 五苓散




アクアポリン水チャネルの分布 と機能
高田 邦昭
群 馬大学大学 院医学系研究科 生体構造解 析学分野
第25回 聴覚生理研究会


上の論文の174ページに
腎臓での水移送とアクアポリン
173ページに乾燥からの保護とアクアポリン
176ページに血液、脳関門とアクアポリン
グリセロール代謝とアクアポリン
感覚器系でのアクアポリンの発現
内耳での水移送とアクアポリン
の記述があります。

なんだか長年の謎が解けた感じ。

ブラッドパッチは何回やれば終わりとか、回数じゃない。
漏れてもいない検討違いのところに何回やっても治らないのは当たり前。

まずは髄液漏れがどこにあるか突き止めて確実に止める事。それが何回めだろうと、症状があるうちは、様子を見ながらも、患者を見放さない事。

こんなにブラッドパッチしたのに、まだいろんな症状を次々と訴える困った患者、心の病では?不安障害では?などと医師側の勝手な思い込みで、検査や治療をやめない事!

そして、髄液漏れが生体のアクアポリンの働きをおかしくして、目や耳や、外分泌や、脂肪の代謝や、尿の再吸収や、さまざまなところに障害を起こして、それがまた髄液が増えないという悪循環を起こしている可能性に、早く気づいて、
脳外科医師だけでなく、生体構造解析学や、生物学、化学などの専門家が、
患者当事者の話からヒントを得て、
早く脳脊髄液減少症の、さまざまな症状の起こる仕組みを解明してほしいと思います。

お茶の水女子大学

毛内 拡 (もうないひろむ)先生の論文

脳梗塞によって脳の水チャネル分子アクアポリン4の局在が変化する機序の解明



先生!脳梗塞だけではなく、脳脊髄液減少症でも研究してください!

水チャンネルでの水の移動が逆になる場合の可能性も研究してください。

よろしくお願いします。

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