日本夜尿症 尿失禁学会
の理事長 順天堂大学 大友義之先生
2023年6月7日の朝日新聞記事読みました。
脳脊髄液減少症の激しい頻尿多尿をご存知ですか?
この症状が
大人に起これば尿失禁、
子供に夜、起これば夜尿症とされてしまいかねません。
もし、脳脊髄液漏れが原因での頻尿多尿で結果的に夜尿症になっている子がいたら、
尿量を調節する薬とアラーム療法の他に、
髄液漏れを止める治療で、頻尿多尿も止まる可能性も知ってください。
もし、髄液漏れが原因での多尿頻尿夜尿、尿失禁なら、アラーム療法なんかでは治りません。
糖尿病の多尿がアラーム療法では止められないのと同じだと私は考えています。
もし、夜尿症と思われる患者が、その他に少しでも、脳脊髄液漏出症を疑うような、他の症状や、
交通事故やスポーツの怪我など、
体に衝撃を受けるようなエピソードがあると確認できたら、
一度は、脳脊髄液減少症、脳脊髄液漏出症も疑ってみてください。
そうでないと、髄液漏れの症状を見逃してしまうと、脳脊髄液減少症が重症化し、
夜尿症だけでなく、日中にも様々な症状で日常生活が困難になる場合がありますから。