カキドウシ(垣通)、シソ科 カキドウシ属 つる性多年草 野原や道端に生えるつる性の多年草、繁殖力が強く垣根をくぐり抜けるほど、繁殖するのでこの名が付いた、子供の癇を取るのに用いられたので、カントリソウの別名もある、鈴鹿山中で咲いているのを見ると、雑草とは思えない、今畑林道にて。
クサノオウ (草の黄) ケシ科 クサノオウ属 日当たりのよい道端や草地、林縁などに生え、高さは30~80センチ。 全体に毛が多い、折ると黄色い汁液が出てくる。昔から胃の痛みによいということで煎じて飲む人もいるが、多量に用いると嘔吐や下痢、手足のしびれなどの中毒症状が現れる、今畑集落にて。
クルマムグラ (車葎)アカネ科ヤエムグラ属 、ブナ帯などの落葉広葉樹林の林床、草地、路傍などに生育する、ムグラの仲間は多い、葉っぱがぐるりと巻いていて、花が小さい、階段状に葉をつけることを ムグラと言う?、霊仙山にて。
セントウソウ (仙洞草) セリ科 セントウソウ属 「セントウ」の由来には諸説あるが、人里離れた仙人の住まいを「仙洞」といい、そのような所に自生しているという意味、又 他の花々に先駆けて咲くことから、「先頭」をきって咲くという説もある、白い小さな花、霊仙山山頂にて。
ツボスミレ (坪菫) スミレ科スミレ属 別名のニョイスミレ(如意菫)は葉の形が坊さんの持つ如意に似ているから。1cmに満たない、スミレの中では非常に小さい花なので、見逃すことも多い、スミレには種類が多いが、霊仙山下山時学ぶ。
クサボケ (草木瓜)バラ科ボケ属 「クサボケ」という名前は、「ボケ」に似て丈が低いことからきています。ボケの方は中国原産ですが、国内のボケ属は、クサボケ1種のみ、別名シドミ、ジナシ(地梨)。焼酎につけ込んだクサボケ酒はとてもおいしいらしい。霊仙山にて。
ムラサキケマン、ケシ科 キケマン属、 ケシ科キケマン属の植物は、この他にジロボウエンゴサク、ミチノクエンゴサク、ヤマエンゴサク、キンキエンゴサク、キケマン等多数ある、後ろに突き出た距を持つ花が特徴。けまん(華鬘・花鬘)は、仏殿の欄間などを飾る仏具のこと、霊仙山登山道にて。