30.06.14 涙 の 峠 NO.1920
いい歌ですよと聞いた「涙の峠」です。 確かに最近のちゃらちゃら
した意味のわからない歌よりもいいことはいい。
でも、歌詞全体から言えることはいまいちよく解らない。
なぜ、乳飲み子を手放したのか? なぜ、そんなに手放したその子
に会いたいのか? なぜそれがなぜ「峠」なのか?・・・が読めない。
歌に合理性や整合性を要求する気はありませんが、例えば「壺坂情話」
にだって「岸壁に母」にだって、きちんとしたストーリーがあって、
聞けば意味がわかる・聞けば感動がある。 「涙の峠」にはそれがない。
地方の民話に、貧しくて赤ちゃんが生まれても育てられないから「峠」
に捨てると言うものがありました(和久俊三著)「飢餓峠?」・・・
「峠」はそういうところから借用したのでしょうが、この歌での「峠」
は唐突であまり似付かわない。
もしかしたらこの「涙の峠」という歌は後世に残るような歌にはならな
いかもしれません。
一応覚えましたが・・・・。