30.06.05 帝(みかど) NO.1910
日本の「帝」(天皇)家には「帝は先帝に背く」と言う歴史法則があ
るという。 (多分猪瀬直樹の「帝の象徴」という著書にあったと思う)
江戸時代の孝明天皇は尊王攘夷で、外国を排斥する旗頭だった。
それが明治天皇になると一転開国するとともに、富国強兵策を採り日清
・日露の戦争を起こしました。
大正天皇はその正反対で「武」を嫌い馬にも乗らなかったこと・文人墨客
に徹したことで知られている。
大正デモクラシー時代の唱歌「村の鍛冶屋」にこんなフレーズがある。
刀は打たねど・・・・平和の打ちもの休まず打ちて・・・大正時代だから
こそ産まれた歌詞でしょう。
それが昭和天皇になって一転「現人神」(あらひとがみ・・・現に生きて
いる神様という意味)となり、太平洋戦争を容認したために日本の国土は
廃墟と化した。
平成天皇は昭和天皇の轍を踏まず、ご老体に鞭打ちながら戦禍の地を慰問
されている。 次の天皇はどうかと言うと、山折哲雄という学者から
「殿下ご退位なさいませ」と進言されるほどの「マイホームパパ?」なの
か? 「も~天皇ナンテイヤ!」と言っているのか?・・・どうなること
かはわかないけれど、安倍暴走政権の延命を助けるようなことだけはして
ほしくはありませんね。