30.06.27 押 し 買 い NO.1933
戦後のある時期、ゴム紐等どうでもいいような日用品を、こわもて
の男が各戸を訪問して、刑務所を出てきたばかりで・・・などと脅し
文句を並べて断れない雰囲気を作り、不良品を押し売りする商法があ
りました。 それが知能犯化して、人の心を巧みに操って催眠状態
にして、売りつける「催眠商法」になり、その手口に対する取り締ま
りが厳しくなると、今度は高価なものを無理やり安く買い取る「押し
買」商法に転換してきました。最初は本や古着などありませんか?・
・・と電話をかけてきます。 「とりあえず見せてください」と言っ
て各戸を訪問します。
そういう得体の知れない連中を無防備に自宅に入れるべきではありま
せん。本や古着が目的ではなく、貴金属・書画・骨董などが狙いです。
言われるままにそういうものを差し出すと、有無を言わさず非常識な
安値で「買い取られる」のです。
「商取引」には民事不介入の原則があって、被害があっても警察など
でもなかなか満足な対応をしてもらえないものです。
そういうへんな話は頭から聞かないようにしましょう。
騙されてから騒いだって仕方がありません。