小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

白河卿

2018-06-25 20:45:33 | 日記

 30.06.32   白  河  卿 NO.1932

 「白河の清き流れに魚棲まず 元の濁りの田沼恋しき」 勘定奉行 

田沼 意次は、まいない(賄賂)の多寡によって人を近付けたり・

遠ざけました。

ポストや仕事をほしい者は「まいな」をださなければ、もらいない

という悪癖をはびこらせました。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」で、あまりのエゲツなさに時の将軍

の逆鱗に触れて追放されてしまいました。

次に指名されたのは、田沼と違い清廉潔白な松平白河卿でした。

ところが、あまりの清廉さのために世の中の景気が停滞したために、

庶民は表記のような恨み節をながしたのです。

我々の仕事や人様とのお付き合いだって、清廉潔白は目標ですがそ

れも時によりけりで、清濁併せ飲む勇気が必要なときもあるのかも

しれません。

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