R .1.05.22 オーバーローン NO.2244
必要とする金額以上にお金を借りる(または貸す)ことをオーバー
ローンといいます。 そんなことを金融機関がするはずがない!と
思われるでしょう、でもそうではありません。 5月17日付けの朝
日新聞の一面をご覧頂けば解りますが、スルガ銀行がこの種の不正融
資を1兆円やってたことが判明しました。 書類を偽造して借り手の
年収や預金(自己資金)水増しするために預金通帳の偽造までしてい
るのです。
これらは銀行員に課せられた厳しい(貸付)ノルマやパワハラで、強
引な融資拡大を図った結果です。
前回のバブル崩壊の際にも同じようなことがあって、借主の100万人
が破たんしたことを紹介しました。 貸した方が悪い・貸し方が悪いと
銀行の貸し手責任を問う会」が提唱して数万件の裁判が提起されました
が、裁判所では「銀行がそんなことをするはずがない」「借りたお金は
返すべき」というピント外れの「常識」が支配して99%の人が敗訴し
たのです。 この国の常識はずれは政治家だけではありません。