R 01.05.27 池 NO.2249
「池」というものは、大きければ大きいほど・深ければ深いほど、神秘
的というか不気味な感じがするものです。 土1升金一升と言われたバブ
ル時代、適当な土地の売り物がなかったので、ある人がこの池に目をつけ
ました。
この池に、工事現場などで発生する土砂を(お金をとって)捨てさせて上
げればお金が儲かる。 そして、この池がすっかり埋めたられたら、整地
して売れば一石2鳥だ・・・と。 ところがいざ、埋め立てようとしまし
たら、この池の水を利用して田畑に取水している「水利権者」がいて、この
人たちの同意を得なければならないこと(もし、水利権を放棄してもらうと
すれば莫大な保証金が必要である)が解り、計画は屯挫し銀行から借り入れ
た資金を返済できなくなって破産してしました。「うまい話なんてない」・・
という教科書のようなお話でした。 池には魔物が棲んでいる。