R 01.05.31 す っ ぽ ん NO.2253
飢餓の青春時代の反動でしょうか、一時期食べたことがないものは
なんでも食べたいという強い欲望がありました。
そこで、そんなに珍しくはないかもしれませんが、すっぽんを食べに
行きました。 味は結構美味ですが、生き血の赤ワインカクテルやな
ま肝の刺身などを食べるにはいささかの勇気が必要でした。
ところである日、仕事で工事現場を見て回っていたところ、道路側溝
に小さく蠢く生き物がいかいました。 それはすっぽんでした。
誰かが飼っていたものを捨てたのか、逃げ出したのかは知りませんが、
このまま放置すると死んでしまうと思ったので、持ちかえり水槽に入れ
て飼ってやりました。
ところが、こいつは餌をやってもなんの反応も示さない無愛想な奴だっ
たので面白くない、夜陰にまぎれて近くの「清水池」に放流しました。
あれからウン十年いまではきっと池の「ぬし」になっていることでしょ
う。 とっつかまえて食ってやろうな?・・・
でもやめときましょう。 祟りが怖い。