28.05.18 十 両 NO.1165
番付けが一枚違えば虫けら同然と言われるほど上下の力関係が厳しい大相撲で、幕内
力士が一旦十両に落ちた場合、なかなか元の地位にはもどれません。 十両以下の場合
はさらに厳しさは増します。
十両に落ちたら十両格の(厳しさが足りない)相撲しか取れなくなるからなのです。
そもそも、十両と幕内には厳しく厚い壁があって、その壁を突き破って頭角を現したものだけ
が幕内に残れるのであって、この社会での生き残りは大変なものなのです。
あの大企業のシャープが経営不振のために2軍(2部上場)落ちしたという。 このほか13
日の新聞報道では、インチキをして批判を受けている三菱自動車が日産の軍門に下り、不
正会計が暴露された東芝が空前の赤字7000億円余を出して経営危機に陥っているとあ
る。
昔、松下電器の広告で「私たちは恐竜になりたくない」というコメントがありました。 その趣
旨は「白亜紀に絶滅した恐竜は、体が大きくなりすぎて環境の変化に対抗できなくなった」
「図体ばかりが大きくなって頭脳の回転が利かなくなったためです」「私たちの企業は今巨大
になりましたが、恐竜が頭脳の回転不全のために絶滅したようなことにはなりたくない」「社
員一同、消費者が何を求めているのかをきめ細かく真摯に考える」そして「末永く生き残れ
る企業になりたいと思う」・・・でした。 シャープほかの上記の企業は、松下の言う頭脳が回
らなくなった企業の「法則」を知らなかったに違いありません。
松下(パナソニック)だって厳しいのに・・・
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