小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

吉日

2013-04-22 13:47:50 | 日記
             吉     日
「よき法律家は悪しき隣人」という言葉があります。
何でもかんでも「法的に解釈すると・・・」などと、ことあるごとに隣人から言われたらうんざりしますが、いまどき法律すれすれや法律に違反して人を騙したり・陥れたりする輩がおおくなってきましたから、ちょっと法律に照らして怪しいことは慎重に構えることも大切ではないかと思います。
よく使われる言葉に「吉日」というものがありますが、この表現は適切ではありません。
小切手や手形では無効になる場合が多く、様式(要件)が厳しい「遺言書」にこういう日付を表示すれば無効間違いなしでしょう。
もちろん支払う気がない小切手や手形・遺す気がないのに書かなければならないような場合の遺言書だったら、その日付は「吉日」としておけばよいでしょう。
でも、のち後に禍根を残すことになりますから、乱用は禁物ですが・・・。
 
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自裁

2013-04-22 13:26:48 | 日記
             自      裁
 ある本を読んでますと、川端康成は自裁したと書いてあります。
「自殺」というとなんだかまがまがしく聞こえますが、自裁というと自分のことを自分で裁いたと理解すると、そんなこともありかな?・・・と言う気がしないでもありません。
オランダでは「安楽死法」があって、不治の病に患って苦痛が耐えがたく・回復の余地もなく、もうこれ以上生きたくないというような状態に陥った時には、薬物を服用して安楽死する「権利」が保証されています。
全死亡件数の3%にあたるひとが、この安楽死を選んでいます。
 知人の大原さんが「孤独死」という呼称はどうもなじめないということで、「自立死」という言葉を提起されたところ多くの反響あった様ですが、もっとしっくりした呼称はないかな?という人もいらっしゃったようです。
人間いつかは死ぬというのは自然の掟ですし、どんな動物だっておそらく孤独死するのでしょうから、自裁はともかく「自然死」というのはどうでしょうか?
それでも、そういう形の「死」があることはならないのは当然ですが、日本の場合「安楽死」なんて言いだすと、待ってたとばかりに違法選挙で議員になった違法議員どもは数を恃んで、そうだそうだ国を愛し国を救うには「自活力のない者は愛国救国安楽死法」によって、薬物を投与して早々に安楽死すべきだ、というような法律を作ると言い出すかもしれません。
クワバラクワバラ(薬物の名称はドルミカムという一種の睡眠薬のようです)

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こけし

2013-04-18 13:32:32 | 日記
           こ  け  し
 東北地方のお土産の「こけし」は何かもの悲しい。
子どもが産まれても育てて行けないほどに貧しい地方だった。
産まれて間もなく何人に一人かは「間引き」と称して、木の根っこなどに埋められた(殺された)。
深い雪に閉ざされた長い冬、囲炉裏に薪をくべながら手慰みに彫った人形、それが「こけし」。
あの子がもし生きていたならこんな姿になっていただろうか?・・・と偲んで彫ったもの。 つまり、そこにはその子はいない。
手も足もないこけし人形、なんだかちょっと薄気味悪い。
ところで、私たちの子供が小学生になったころの子供の数に比べると、いまはその半分もいません。
子どもは一体どこへ消えてしまったのでしょうか。
敗戦の痛手からやっと立ち上がり、ちょっとは豊かになったのかな?・・・と思う間もなく、権力者による規制緩和・改革・自己責任などというイカサマで、庶民の懐は搾り上げられて格差社会に陥ってしまい、経済的な事情で結婚もできない若者が半数もいる。 結婚できなければ子供もできない。
子どもがいなくなる国で栄える国はない。
霞が関には巨大な「子消し人形」が聳え立つ。

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花見

2013-04-17 12:43:34 | 日記
            花     見
「ガイ骨に おしろいつけて花見かな」
いまどきのお花見と言えば、徹夜までしていい席を取って、あとはお酒を飲んでカラオケを歌って、というだれでも参加できるお決まりのパターンでしょうが、昔の花見はごく限られたお金持ちだけが、着飾った女性を侍(はべ)らせて、豪華絢爛に行ったのでしょう。
そういう一部の特権階級の人だけが行う花見に対して、庶民は羨望の目で眺め、あるいわ「花よりダンゴ」と負け惜しみを言ってみたり、なんだいきれいに着飾った女性だって、ただ厚化粧してキンキラキンにしているだけで(レントゲンで覗いたら?)オイラの古女房と同じガイ骨じゃないか・・・と言う心情を川柳に託したのでしょう。
一理ありの感じがします。
お見合いでも・恋愛でも、相手の容貌もさることながら(整形美人ってこともあるから)その人の奥歯を見せてもらいたい。
虫歯がなくきれいな歯が並んでいたら丈夫で長持ち間違いなし。
「目は口ほどにものを言う」と言いますが、口はその人の健康のすべてを物語る・・・とはお医者さんの言葉です。
交際したい相手に「あなたの奥歯を見せてください」とか「レントゲンを見せてくださいは言いにくいが、肝心な情報は間違いなくきっちりと確認したい。
政治とか経済とか法律とか介護助成の制度・遺産相続・成年後見制度・老前整理・その他もろもろ。
高齢者にとっても知っておかなければならない情報は山ほどある。
パソコンはそういう時の強い味方です。  活用したい。

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仏壇

2013-04-17 10:55:01 | 日記
          仏      壇
「こんなもの要らない」というテレビ番組があった時、いろんなものが紹介されてましたが、ちょっとふざけて「豪華な仏壇処理に困る」というタイトルで、朝日新聞に投稿しましたところ非難轟轟、朝から晩まで我が家の電話は鳴りっぱなし。
いわく「心の財産だ 守れ!」「先祖の恩を忘れたのか バチあたり!!」「財産はもらったんだろう なのになんだ!」というような忠告と苦言。
親に財産なんかあれば苦労はしないのですが・・・でも、「要らないんだったら譲ってほしい」という予想もしなかった反響には驚きました。
他人様の仏壇なんかもらって一体どうするんだろう、宗教も違えば様式も異なるでしょうに・・・。
私の真意は、実は仏壇のことを言ってるんじゃなくて、親が信じた宗教を子は絶対に継承しなければならないのか? (自分の親は自分の代で改宗しています)  結婚した場合に女性は夫の宗教に従わなければならないのか?
お正月には神社に参拝し・商売の神様エビスさんやお稲荷さんに詣でたり・クリスマスを一家で祝い・結婚式は白いチャペルの教会で、お葬式は仏式でというわが国民の・・・では一体宗教感とはなんなのか・信教の自由ってどういうことなのか、ということを提起したかったのですが、それでは記事にならないから問題をひとひねりして表題のようにしたのでした。
ところがとんでもない方向に進んでしまってびっくり仰天、宗教というものは信じられる人にとってはやはり心の財産でしょうし、人を愛したり神仏を信じたりすることは人生にとって素晴らしい効果をもたらせることもあるかもしれません。
でも、だからと言って自分の信じる宗教を他人様に押し付けることは罪悪ですらある。
近年、自分の意見と違う人を過激に非難する政治家が脚光を浴びているようですが、こういうことも決して良いことではありません。
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