R 02.11.25 認 知 症2 NO.2856
ある老健施設でのことです。カラオケタイムに入ったところ、
それまで居眠りしていた重度認知症のご婦人が、立ちあがり歌
いたい曲をリクエストしました。
なんと、中村美津子の「壺阪霊験記」セリフあり・浪曲ありの
難しい曲ではありませんか、それを一言一句間違えずに歌い終
えまして、拍手喝さいを受けたのでびっくりしました。
認知症になっても、自分が好きなこと・慣れ親しんだことは忘
れない。 だから、患者の生きざまを知って、そのうちで忘
れていない部分を選りだして、思い出させて上げるのが介護の
要諦だと言います。 忘れてしまったことは仕方がない。
でも何かに熱中することが認知症を遅らせる効果があるという。
面白いことに熱中している間は足腰の痛みや、煩悩からも解放
されます。
囲碁・マージャンを楽しむことは、そういう効果も期待できます。
ゲーム中毒にならない程度に楽しみたいものです。