R 03,05.25 漬 物 NO.3030
50歳すぎるころまでは、漬物なんてあまり食たいとは思ませんでしたが、今では酒
のあてや食事に漬物はなくてはならない存在なりました。 スーパーで買のですが、
自宅で漬ければ安いもの。 キューリなんか１～２日で漬かりますし、ぬか床だって
継ぎ足してゆけば永久に使えます。 ところで、我が国の長寿県沖縄では、長寿食品
として豚肉とゴーヤがあげられていましたが、ゴーヤはともかく豚肉はぜいたく品
で、昔は庶民が口にすることは少なかったと言われます。 案外知られていないの
が、漬物消費量NO―1の京都です。
古来、発酵食品は動物性のチーズ・ヨーグルトなどのほか植物性のものでは納豆・そ
の他では「なれ寿司」がありますが、漬物だって立派な発酵食品であって、発酵菌が
腸内で消化を促進し、繊維質は腸の蠕動を助け、人体の健康維持に取ってきわめて良
質な貢献をしているのです。 レンジで「チン」するだけの食べ物を控えて、漬物を
食べましょう。
03.05.24 紫 陽 花 NO.3029
紫陽花の花になんの罪もないけれど、大嫌いだった。
蒸し暑い梅雨の時期、夜中に首筋に虫が這っていると気付いて目をさますと、それは
虫ではなくて流れ出る汗でした。 限りなく紫陽花の花に音を立てて降り注ぐ雨、
そうなるとまた眠れない。 悶々として寝返りをうち、やっと明け方になってまど
ろむ頃に、決まって夢に出てくるのは、父親が出征した日の光景だった。
石炭箱の上に乗っかって「お国のために尽くします」みたいなことを言ってた。
その時オレ６歳。 近所の女たちが、手に手に日の丸の旗を持って見送った。
オイ女 お前らだ！ お前らが俺の父を殺したんだ！
あの時なんで戦争反対！と言わなかったんだ。 徴兵反対のスクラムを組んで、国民
を無益な戦争に狩りださなかったら、俺だって、こんなに貧乏にならなくてよかった
んだ！ あの時に戻れるものならば、大声を出してそう叫びたい。
梅雨の時期、紫陽花が咲くと苦い思いがやってくる。
R 03.05.23 聖なる河 NO.3028
インドの「ガンジス河」は、聖なる河としてインドの国民に親しまれています。
そこで沐浴することは敬虔な儀式であり、野菜を洗ったり・洗濯択をしたりと正に
「母なる河」でもあります。 でも、我が淀川の水質よりの余程悪いという。
それでも、国民は元気に過ごして来れたのは、国民の体に棲息する常在菌と、抵抗力
力が優れて強いという事情があったことは確かでしょう。
国民の衛生思想というものも、我々日本人とかけ離れて「遅れ」ていたのではないか
と思われます。
それが、今回のコロナ禍で一挙に噴出したのではないでしょうか？
一日の感染者が30万人などということは、予想をはるかに超えて驚異的です。
じゃあ日本は大丈夫なのかというと、そうは言えません。
それこそ「他山の石」として、しっかり対策を講じないと、他人ごとではなくなりま
す。 コロナワクチンはよう何とかセンかい！
R 03.05.22 飲 料 水 NO.3027
いささかの旧聞ですが、「タイ」の工事現場に派遣された日本の技術者が言ってまし
た。 飲料水事情が非常に悪い。 余程のお金持ちはミネラルウオーターを飲むが、
庶民は雨水を飲む。 雨水を樽にためておいて、それを柄杓ですくって飲む。
樽にはボーフラがわいているので、柄杓で水面をたたく。
そうするとボーフラは沈むから、その間隙を狙って柄杓で水をすくって飲むんだとい
う。 日本人が金持ちだと言っても、ミネラルウオーターを常時持ち歩けないから、
雨水を飲む「訓練」が必要だという。
ところが、そんなことをするとたちまち強烈な下痢に見舞われる。 でも、そうい
う経験をしないと一人前の「タイ人」になれないんだという。
日本人目当てに、現地人がミネラルウオーターを売りに来るが、キチンとキャップを
したものでないと、ビンは本物でも中身は全く違う水が入っていると思うべし、とも
いう。 その点日本の水道はありがたい。
でも、水道事業の民営化議論が盛んなのは、国民にとっていい話ではない。
R 03.05.21 飲 食 業 NO.3026
飲食業の経営って難しいものでしょうか？ 郡家新町にあったウナギ専門店「いず
も」はすでに廃業しましたし、前の京都ホテルの筋向いにあったすし店、津之江１丁
目の「すし義」郡家新町にあった「函館市場」、焼肉では「権兵衛」「五味焼」、中
華料理では「福來軒」も閉鎖され、ちょっと外食しようと思っても、気軽に行ける店
は少なくなりました。
高齢になると歩いて行ける近場の店が少なくなるは、ちょっと淋しい。
