
お~い 雲よ
ゆうゆうと馬鹿にのんきそうじゃないか。
どこまで行くんだ?
ずーっと磐城平の方まで行くんか?
山村慕長
今日の空にはこの詩のようにゆっくりとのんきそうな雲が浮いていた。
時折空を見上げながらいつもの散歩道を大神宮まで歩いて行った。
大神宮脇の木々の中には小さな社が三つ祀られている。
その一つの社の前で熱心に拍手をうち頭を下げている男性が居た。
大きな声で何かを祈っている。

何を言っているのか聞きたくてさりげなく近づいてみた。
「祓い給え 清めたまえ。祓いたまえ 清めたまえ。」こればっかり!
5回くらい言っては拍手、一礼。これの繰り返し。
何を祓いたいのだろう、悪霊でもついているのかなぁ。
私もお参りをと大神宮で賽銭箱に5円入れた。(ミミッチイ)

あれっ、箱の中に誰が入れたか千円札が引っかかっているのが見える。
菜ばしでもあればかるく取れそう。
まさか取る気はないけど写真なら撮ってもいいかなとキョロキョロ見回したら
社務所で巫女さんがこちらを見ている。やっぱりまずいや。
なんだか今日は5円で愉快な日。
