勝手なつぶやき

今日あった事、見たり聞いたりして感じた事、
ふと思い出して記憶がよびさまされた、そんな事を呟いてみようか・・

あれから二週間

2011-03-26 20:42:35 | Weblog
いつ治まるともしれぬ原発に不安はあっても、60キロ圏内に住んで居る市民は
それなり平穏な生活をしている。

逸早く避難した人達もボチボチ戻って来ていると聞く。
長引く様相を思えば仕事もあるし学校の心配もあるのだろう。

どういう形で収束になるかは知らないが、長引くなら長引くなりに
身の安全を守りながら暮らしていくしかない。

震災時のリアルな話を姪の夫に聞いた。
姪は事情がありかなり前から実家にいる。

彼の勤め先は津波に襲われた石巻湾に張り出した場所にある。

連絡がとれずに姪は憔悴しきっていた。
テレビの惨劇を見て誰もがもう生きてはいるまいと思っていた。
5日後向こうから連絡があった。

姪の話「電波のせいか声が変わって聞こえ『オレだオレだ!』と叫んでいるのに
どなたですか?どなたですか?と言っちゃった」

家と車は使えないほど水を被り、その日のうちにタクシーで姪のところにやってきた。
高速が不通で途中まで友人に送ってもらい、かかったタクシー代が○十万円とか。

会社は水浸しで社員は自宅待機となり今も帰らずにこちらに居る。

津波から高台に逃げて助かった後、友人たちに「おまえ、あんなに足が速かったか?」
と冷やかされたと笑っていた。

姪と二人楽しそうにしているのを見て「本当に良かったね」と何べんも言ってきた。