雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

マグリット

2016-09-28 01:33:28 | 凄い
「マグリットに音はないのよ。。」



美術館の大きな絵の前で彼女はそんなことを言っていた。
長くて黒いストレートの髪が
絵画のフレームの前で少しだけ揺れている。
スタイルの良い体の線とよく似合う髪型だと、僕は思う。



「音って、どこから来るかわかる?」



彼女はそう続けた。



「わかんないよ。そんなこと」



僕は答えた。



「絵にも音ってあるのよ。私には聞こえるの。
うるさい音もあれば、調和のとれた音楽のような音もあるし。
街の雑踏とか、川のせせらぎとか、
波の音とか、木々のざわめきとか。
爆弾とか争いの音とか。人の話し声とか。
絵の数だけ色んな音があるわ。
こうして絵の前に佇むと、色々と聞こえてくるのよ。私。
君は聞こえたりしない?」

「......そーだね。まぁ、そんな気もする、かな。。」

「してないでしょ。そんな気なんて。君」

「......」

「あのね、たぶん音って、生まれてから今に至るまで、
自分が過ごして来た中で聞いてきた色んな音が
頭にインプットされてるのよ。
匂いみたいに。
そのインプットされている音っていうのはね、
だいたいはその音を聞いている時に見えていた景色とか
風景とかと一緒になって記憶されてるのよ。脳に」

「......そっか。うん。なんかわかるな」

「だから雨の映像を見ると頭では雨の音が鳴り出すわけ。
自分の知っている雨の音が。人それぞれの。
海を見ると波の音が聞こえるわけ。
人それぞれの。
わかるでしょ?
晴れた空の写真見て雨の音って聞こえないじゃない。
聞こえないっていうか、イメージできないでしょ?
そういうふうに音って映像とか絵からも鳴ってくるのよ」

「なるほどね」

「だから色んな絵を見ていてもね、私にはいつも音が聞こえるの。
色んな音。
心地よいものもあれば、嫌なものもあるけど。。」



その日彼女と一緒に出かけた美術展は「マグリット展」だった。
僕には特段興味がある画家でもなかったけど、
彼女に強く促されて、なんとなく、今日、ここに立っている。
目の前には「ピレネーの城」と題された不可思議な絵がドン、と、
大きく飾られていた。



「ね?音。無いでしょ。
聞こえないでしょう?海もあるのに」

「......そーだね。本当だ。なんにも聞こえない......」



改めて彼女にそんなことを言われ、僕は、ちょっと驚いた。
確かに、その絵の前では、頭の中で鳴っている音はなかった。
不思議なくらいシン......とした、
静けさの中で絵を見ている自分に気づいた。
そう言われてみれば、
この展覧会に入った時から感じていた不思議な違和感はこのせいだった。
やっと、そう気付いた。



「なんでだろう。なんで音が鳴らないんだろう......」



僕はブツブツと、そんなことを呟いた。
別に彼女に質問をしたわけでもなかったが、
彼女はその僕の言葉に反応して、
口元にクスッと小さな笑みを浮かべ、
ちょっと僕を小馬鹿にしたような感じで言葉を続けた。



「さっき言ったじゃない。
音って経験に基づいているんだって。
今まで見てきた全ての風景についている音をが記憶しているんだ......って」

「う.....ん.....」

「マグリットの絵ってね、現実にはないのよ。
見たことがないの。誰も。
そうじゃない。こんなの。
見たとしても映画とか漫画とか夢とか、そんなでしょ?
だからこの絵についている音の記憶がないのよ。
だから音が浮かばないの。シン......って、なっちゃうの」

「......そっか。。」

「シンってなるには音だけじゃなくて、匂いも、味も、
そんな感覚も無くならないといけないけど。
果物の絵とかって、その果物の味とかも浮かんでるのよ。
実は。匂いとかも。
自分では気づいてないかもしれないけど。
違う?
マグリットってそんな味とか匂いとかも消えてるのよ。
不思議なくらい。
コレが同じシュルレアリスムでもダリになるとザワザワ......って感じとか、
ノイズやアンビエントの音楽みたいなものが鳴ってくるのよ。
だからマグリットってより根源的な何かが
絵に含まれているような気がするの。
そんな静寂を感じるには空想的な絵柄が要因、、、
ってだけじゃないと思うのよ。
そんな感じなのよ。きっと」



僕は、彼女のその言葉を聞きながら、
また改めて、マジマジと絵を見てみた。
そう言われれば、そうだ。
どの絵も、夢の中のようで、でも、
夢ですら見たことのないようなものだ。
だから......音が......浮かばない......



「そうか、絵って、音が鳴ってたのか。そうか。。」



僕は、そんなことをちょっと驚きを持って理解していった。
ちょっと、彼女のことを見直してみたりもして。
不思議と、いつもより彼女が魅力的にも見えた。
そこに音は......なんとなくUKのロックバンドの音が鳴っていた。
彼女はちょっとロックだ。
イギリス系の、ロックだ。



「いいわよねー。マグリット。
私大好きなんだー。。
音なんてさ、本当はいらないんじゃないかって、
マグリットを見てるとそう思うの。
今迄どれだけ聞きたくもない音を聞かされてきたのかなぁ......って。
そう思うの。
必要な音なんて、きっと、わずかしかないんじゃないかって。
音に削られてしまった自分て、
いったいどれだけあるんだろうか?って。
そう思わない?ねぇ?」



僕は彼女の言葉に対して色々なことに思いを巡らせながら、
隣の「大家族」という鳥の絵を見つめた。
この絵だけは、以前どこかで見たような気がする。



やっぱり、音はしない。
「記念日」というタイトルの岩の絵も、音が無い。
面白い。なんだろう。この面白さは。



この岩の絵の何が?記念日なのだろう?
さっきの馬の絵は “白紙委任状”。
ドアに変な穴が開いている絵は “予期せぬ答え”。



題名はどれもよくわからない。
そもそも、意味なんてないのかもしれない。



「本当はね。岩とか石って、音があるのよ。
私にはわかるの。音があるの。
それは声かもしれないけど。
石や岩って雄弁なのよ。ホントよ



いつになく饒舌な彼女。
本当にマグリットが好きなのだろう。
でも、今日、僕も少し、この画家が好きになった。
無音の絵だけど、きっと雄弁な絵なのだろう。
その弁舌がどんな言葉かは僕にはわからないけど、
彼女の顔を見ている限り、きっと、
それはとても美しい言葉なんだろうと、そう思う。

僕らはマグリット展を出て、
美術館のあった緑の多い大きな公園を歩いて抜け出し、
街の方へと戻っていった。
街中に入ると、
なんだかいつもより色々な音がうるさいような感じがした。

街の音がやけに耳につく。

彼女の言う通りかもしれない。
僕らは普段、本来聞かなくても良い音をたくさん聞いているのだ。
聞かされているのだ。
その影響って......あるのだろうか。
あるとして、どんなものなんだろうか。

ふと横を見ると、彼女は斜め前方のビルの間に
少しだけ見えている空を見上げながら歩いていた。
彼女も今、僕と同じようなことを考えているのだろうか。
彼女に街のうるささについて聞いてみたくなった。

でも、今の彼女はちょっと凛としていて近寄りがたい。

きっと、余計な音を消し込んでいるのだろう。

そんな彼女と一緒に見上げた都会の空は、
少し青さが増したような気がした。



前回記した映画「君の名は」を見た後に、
ふと見たくなった「ルネ・マグリット=René Magritte」さんの絵。
映画の宣伝ポスターに書かれていた岩井俊二さんの推薦コメントに
目が留まったからではありますが......
自宅の書棚から取り出し、久しぶりにマジマジと眺めて見るに、
改めてマグリットさんはスゴイ作家だなぁ.....と。
そう思うわけです。

あのビートルズが作ったレコード会社
「アップル・レコード」のリンゴのロゴマークも
マグリットの林檎の絵をモチーフにしていました。
「シュルレアリスム」と言われるジャンルの基礎を築いた
とても重要な画家さんなのだと思います。

シュールなのです(^^)

ポスターでも買おうかなぁ......
どしよっかなぁ......



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マグリット 2
マグリット 3


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ワケのわからないワケ

2016-09-24 00:03:24 | 感動
———————偶然の一致に意味を見出すか、
それとも一笑に付すか、
それは人間存在のもつ大切な何かに関わっていた。
その大切な何かが、たましいというものだった————————



少し前にも記した、
僕の敬愛するカメラマン「星野道夫」さんが
厳しいアラスカの大地で綴った言葉。




時折、
僕は「ワケもなく流れ落ちる涙」というものに遭遇することがあって。
このブログでは

「(T . T)ぶぇ」

なんて記されているものがそんな時だったりもするのですが。
その「戸惑いにも似たワケの分からなさ」を少し考えてみると、
星野さんの言葉と同じ「たましい」というものに突き当たるのです。

タマシイというものは、
例えば卵の黄身の様に、
例えば地球のコアと呼ばれる部分の様に、
人の心の一番奥の中心にあって。
故に、決して心と同じものでは無いのだろうと僕は理解しています。

そんなところにある「魂」に自らの意識を重ねようとすると、
多くの場合、
卵で言えば柔らかな白身や硬い殻が
手強い壁のような障害になってしまったり、
地球で言えば、
対流するマントルや硬い地殻部分が厚く覆い隠してしまったりと、
自分自身の内にあるのに、
なかなかアクセスも自覚もしづらくなっているように思えます。
タマシイとは、あるとして、
ちょっと掴みようのないものになっているようにも思います。

自分なのに、自分でない部分。

自分なのに、掴めない部分。

「たましい」とは、多くの人にとってそんなものなのかもしれません。

だから、

そんな魂に自分の心が奇跡的に触れることが出来た時の喜び。驚き。

壁となっていた余計な思考や自我が消失し、心が魂に出会えた時の嬉しさ。

その懐かしさや温かさというのは表現しがたいもので。

やっと会えたね。

久しぶりだね。

君のことは忘れていなかったよ。

やっと帰れたよ。

ここが僕の本来の居場所なんだ......

自分の存在の根幹に触れている満足感。
そんなものが自分の奥底から......タマシイから......
コンコンと心に湧き上がってくる感触への戸惑いと感動。
心の側から見れば、そんな感じの喜びの涙。
魂の側から見れば、やっと気付いてもらえた、
重なることが出来たという喜びの涙。

「ワケもわからず溢れ出る涙」

というのは、そんな分離していたタマシイと心とが会合を果たし、
双方が一体となって喜んでいる状態なのかもしれません。
僕にはそんなふうに感じている時があります。
そして少し前にも、そんな

「自分自身戸惑いながらも、でも心地よく、温かく、自然に溢れ出る涙」

に出逢ったことがありました。
それが新海誠監督の最新作「君の名は」というアニメーション映画。
もはやアッチコッチで話を聞く様にもなっていて......
大ヒット作となっている様です。



前作「言の葉の庭」でほぼ完成されていた細やかな絵のタッチと美しい光の表現。
そこに加わったスタジオジブリ周りの一流の作画スタッフ。
ベースに「秒速5センチメートルの恋」があると思われるストーリーも
情感が格段に増していて、スケールも大きくなっていて。

「ちょっとズルいんじゃね!?」

とまで思わされる、
劇中で強力なインパクトとエモーションを与えてくるテーマ曲や音楽は
「RADWIMPS=ラッドウィンプス」
これまでの新海作品でも「秦基博」さんや「山崎まさよし」さんなど、
とても印象深かったのですが、
今回の楽曲インパクトはそれらを大きく超えている様に感じます。
彼らの久々のアルバムも、
この映画のサウンドトラック盤なんてことになっていましたし......



全てが秀逸なる作品。

シン・ゴジラ」に続き今年2発目!?
となる日本映画史に残る傑作になりえる作品でしょうか。

今年の映画界は豊作なの!?( ゚д゚)

ってくらい、2016年は良い映画が多い様にも思います。



「前前前世/RADWIMPS」
作詞・作曲/野田洋二郎

やっと眼を覚ましたかい
それなのになぜ眼を合わせやしないんだい?
「遅いよ」と怒る君
これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ

心が身体を追い越してきたんだよ

君の髪や瞳だけで胸が痛いよ
同じ時を吸い込んで離したくないよ
遥か昔から知るその声に
生まれてはじめて何を言えばいい?

君の前前前世から僕は君を探しはじめたよ
そのぶきっちょな笑い方をめがけてやってきたんだよ

君が全全全部なくなって 
チリジリになったって
もう迷わない
また1から探しはじめるさ
むしろ0からまた宇宙をはじめてみようか



どっから話すかな
君が眠っていた間のストーリー
何億、何光年分の物語を語りに来たんだよ
けどいざその姿この眼に映すと

君も知らぬ君とジャレて戯れたいよ
君の消えぬ痛みまで愛してみたいよ
銀河何個分かの果てに出会えた
その手を壊さずにどう握ったならいい?

君の前前前世から僕は君を探しはじめたよ
その騒がしい声と涙をめがけやってきたんだよ

そんな革命前夜の僕らを誰が止めるというんだろう
もう迷わない
君のハートに旗を立てるよ
君が僕から諦め方を奪い取ったの



前前前世から僕は君を探しはじめたよ
そのぶきっちょな笑い方をめがけてやってきたんだよ

君が全全全部なくなって
チリジリになったって
もう迷わない
また1から探しはじめるさ
何光年でもこの歌を口ずさみながら





この曲は物語の恋愛を歌っているようでいて、
この星と人間との関係や、心と魂との関係に対しても歌われているようでもあって。

「やっと眼を覚ましたかい......」

と、星々や魂に言われているようでもあって。

「遅いよ」

と、地球に怒られているようでもあって。
そして、この映画に出てくる彗星から割れ落ちる隕石のシーンは、
僕にとっては魂がこの星に生まれ落ちてくる時の描写の様に......
感じられて仕方がありません。

こんなふうにして僕らは空からやってきたんだ。

僕らはきっと星のカケラなんだ。

宇宙が僕らの、魂の故郷なんだ。

(T . T)ぶぇ

希望に満ちた恋物語も素晴らしい作品ですが、
もはや愛だの恋だのダケではトーテートキメクことができない
寂しいオヤジーな僕にとっては、
彗星が虹とともに落ちてくるこの映画の風景描写が......なんとも......

泣けてくるのです。

世知辛い日々で、

大切なコトを思い出させてくれる風景のように。

魂と会わせてくれてありがとう。

眩しい希望を分けてくれてありがとう。

好きな人を、

好きだった人を思い出させてくれてありがとう。

この映画は僕にとって、

そんなことも感じさせてくれる傑作です(^^)



「RADWIMPS 4 〜おかずのごはん〜」
個人的に、ラッドウィンプスにおける一つの頂点だと思っているアルバム。
問答無用の名曲「有心論」もこれに入ってます。



「君の名は」でラッドウィンプスを知ったという人がどれくらいいるのか?
わかりませんが、このアルバムの頃は確実に「心」を歌っていた彼ら。
今回のアルバムでは「魂」を表現しているようにも思えます(^^)


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奥入瀬徒然

2016-09-20 00:31:48 | 美味い...パワスポ寺社
奥入瀬渓谷(おいらせけいこく)の巻に続く〜(^^)

......という奥入瀬徒然。
前回の「十和田湖徒然」の続きでございます(^ω^)




奥入瀬(おいらせ)は奥に入り組んだ、入り込んだ川の瀬っていう感じで。
その名の通りの美しき渓流。
神秘の湖、十和田湖の水さん達が海へと向かう旅の出発地となっています。



三重県の「赤目四十八滝」などの方が見応え感、
秘境感はある様な感じですが、
ココはナンとも言えないミステリアスな空気感と清廉さがあって。
何よりも、不思議と「高貴さ」を感じてしまう雰囲気というのは、
やはり有名景勝地たる所以を感じます。
渓流の中でもとてもフラットで優しい水の瀬だなぁ......とも思います。
歩くのはモチロン最高!ですが、
車でチロッと回れちゃうのもそんな優しさを表しているのでしょうか。
そんな感じに十和田湖から車でプラリと回るには、まず、
渓流真ん中にある「石ヶ戸」というところに行って、
そこから来た道をユルリと戻りながら、
気になるところでチョコチョコと車を止めて回るのが最もコンパクトな感じで。
もし時間があれば、
星野リゾートのラウンジカフェまで行ってみても素敵かもしれません。
車が入って行ける時間は季節によっては限られているようですが、
渓流というのは
「下流から登りながら見る!」
というのが基本で、
その方がとても見やすく、美しいのでございます。
ええ。ええ。(^^)
ここがその渓流の真ん中あたりにある「石ヶ戸」のお茶屋さんと「石ヶ戸」





雲井の滝。



白布の滝。



白糸の滝。



シメは「銚子の滝」(^^)



ざっと、こーんな感じで水源の十和田湖畔に戻れます。
湖畔の茶屋で「奥入瀬のむヨーグルト」で一息!とか。( ̄▽ ̄)



味噌キリタンポさんとか。( ̄▼ ̄*)



奥入瀬の「源流水」を買って、
ホテルのお部屋でコーヒーを入れてみたりとか。(o´ω`o)



モチロンおいちいのさ!( ´▽`)わーい♪
そんな奥入瀬川を海へと下っていくと八戸の街方面へと出るのでやんすけど、
途中、十和田湖と八戸の間には前回記事でも少し触れたキリスト伝説の村
「戸来村=へらいむら」なんぞがあったりして。
今は新郷村と言うらしいのですが......



キリストさんのお墓!?
らしいっす。ええ。ええ。
弟さんと並んでらっしゃいます。ええ。
スキャンダラスです。ええ。



イスラエル政府から公式に送られたプレートまであったりして。
ええ。
スキャンダラスです。



記念館の空には......見える人には見えるアル神様が......
チョイと写っているのですね。雲になって。ええ。
スキャンダラスです。ええ。



近くの山には「大石神ピラミッド」だとか、なんだとか......
ええ。ええ。





ちょっとコワイ看板で脅されますけど。
ええ。ええ。



この更に上の方にも何かある様なのですが......
全般的にあまりにスキャンダルな感じだったのでココでお帰りで。
お疲れさまでつ。
そして!
そんな奥入瀬下りのシメは!
八戸市の港の方にある名店「みなと食堂」さん!



青森名物ヒラメのヅケ丼!!
マグロ&イカ混ぜトッピングゥゥ(=´∀`)人(´∀`=)たまらーん!



&青森名物「せんべい汁」のセット!さんでぇぇーーぃ!



うますぎてテンテコ舞い!
八戸すごい!( ´ ▽ ` )ノごきげーん♪

......ってなことで。

気ままな十和田湖から八戸までの奥入瀬下り。
徒然なるまとまりの無い記事。
スキャンダラスです。( ̄ー+ ̄)ええ。


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十和田湖徒然

2016-09-16 02:32:47 | 感動
以前、「芝公園徒然」という記事でこんなことを記してましたが......


=======================
「ホント、えげつねーことしてたんだな。。。」
と、嘆きにも、悲しみにも似た感慨を持ったのが、
古墳を見下ろすように背後に立っているハイタワーホテル。。

「ザ・プリンス・パークタワー東京」

西武グループ。。

またかいな。。
=======================


プリンスホテルというのは、西武グループの堤康次郎さんが
臣籍降下した皇族が所有していた領地や邸宅を買いまくり、
そこに息子の堤義明さんがリゾートホテルを建てていったのが始まり。
それで「プリンス」ホテルという名前になっていたりします。
そんなわけでプリンスホテルというのはこの国の中でもかなり良好な土地や、
パワーや意味がある土地などに建っていることが妙に!?
多くなっていたりします。
本来......古来、
一般人がそうそう立ち入ることが出来なかったような地に建っていたりもしていて。
まったく......
西武の裏で手を引いていた人の顔も......なんとなく浮かびますのです......な......

アチキの場合、冬の全てをスキーに費やしていたワカゾーバリバリの時期に、
そんなプリンスホテルをほぼ全て泊り歩いたりしてみたのですが、
ただ一箇所。
東北、青森と秋田の2県にまたがる神秘の湖「十和田湖」の湖畔にある
プリンスホテルにだけは泊まったことがなかったのです。

「十和田プリンス」というのは、
東北の最も山深いエリアにあるということもあって、
冬の間は閉まってしまうのです。
なので基本「スキー軸」でプリンスを回っていた僕さんは、
これまでナカナカ行くことが出来ずにいました。
傍にスキー場も無いプリンスさんですし。
その頃の夏は全てが冬のためのアルバイト尽くしの日々でしたし。

それで、今年の夏はその憧れの!十和田プリンスホテルさんに泊まるべく
プラプラリンコと車を走らせていたのでございまつ。ええ。
途中、青森県警に捕まりまちたが。高速で。ええ。ええ。



ムッキィィィィィィーーーッ!( *`ω´)/



ってね。ええ。ええ。



で、その十和田プリンス。
行ってみるとヤッパリ、スゲーパワー感で。
相変わらずとんでもない土地を選ぶもんだな......と。
神秘的で癒し系の力が煌めくこぢんまりとしたホテルさんでした。





あまりに素晴らしい力が溢れていたので、
唯一WIFIがつながるホテルのカフェでチロチロと土地の秘密を調べてみると、
本来は蝦夷の地ということもあって、
どーもここは皇族所有の土地ではなかった様で。
が、きっと、堤さんは何も考えないで買うわけはないだろう......と......
さらに深く掘っていってみると、やぱーーーり......この地には昔、
この辺りのキリスト教徒さん達が集まる地域の中心的礼拝堂があったのだそうです。
礼拝堂はプリンスを建てる時に近くの丘の上に移築され、
今もあるらしいのですが......マッタク。本当に。ねぇ。
よくばーりで。ねぇ。。
そんなパワーのある地におきまりの、
火水(カミ)の力の結晶でもある温泉さんも湧き出ていて。



十和田湖西湖畔温泉。
無色透明系でお肌プルプル系。希少で魅惑的な泉質。
十和田湖畔では唯一となる源泉100%の湯だそうです。
マッタク。ねぇ。よくばりーで。
「金のねぶた」ドリンクなんぞも飲んじゃったりして。
よくばーりで。ええ。ええ。



近くの桟橋で朝日も独り占めしちゃったり。









全てがあまりに素晴らしかったので、
僕はこの桟橋の突端で一人あぐらをかいて座り込み。背筋を伸ばし。
しばらくの間、湖の上にボッチ君で佇んでおりました。
この時過ごした時間は......ちょっと忘れることは出来ない時間となりました。
何でしょう......時間というものが完全に無くなってしまっているひと時。
自分の存在も無くなっていて、自然と涙が溢れてきて、
感謝の気持ちが全てを包んでいきます。

(T 。T)ぶぇぇ

十和田湖の語源は実は正確にはわかっておらず。
現在一番の有力説となっているのは、
アイヌ語の「ト(湖)」「ワタラ(崖)」に由来している......という説だそうです。
他にも南部氏が付けた「一戸(いちのへ)」から
「九戸(くのへ)」という地名があって、「十戸」は無い。
なのでその「十戸」に当たる地だから......という可能性もあるそうで。
ただ、僕がちょっと気になるのはその充ててある漢字のチョイス。
「十」という字と、
「和」は足し算を意味する和。
そうすると別の表現では「プラス=+」。
「田」は「十」を囲った文字。
全て「十」の字に関連付けられる文字が並んでいるような......

十字架!?

ま、誰が選んで充てた字?なのでしょうか......ね(^ν^)

近くには
「キリストのお墓です!」
なんて世に打ち出されている墓陵のある噂の!?戸来村(へらいむら)もありますし。
「ヘライ村」も「ヘブライ」を連想させる「いかにも」な名前ですが......
虚々実々。
真実はどうであれ、因縁や因果ということで考えてみれば、
この辺り一帯の地というのは、
キリスト教となんらかの深い縁を持った地なのではないか......
ということは言えるのかもしれません。







御鼻部山展望台からの絶景。



ちょっと稀で別格の気力を放つ十和田神社。





坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)の創建とも伝わります。





スゲーーーッス(@。@)ホヘーー。。





ここにはマニアには有名な「占場=うらないば」という場所があるのですが......
あまりに重々しい念が積み重なっていて、僕さんは全く足が向きませんのです。
それより、こちらの、湖畔に抜け出る小径が......ご機嫌です(^^)



出口には「乙女の像」。
高村光太郎さんの作品です。



二人で一人。世界は鏡。。みたいな。



この島はまじヤバイっす。。
龍さん!こんちくわー!!ヾ(*・ω・)ノ゜



奥入瀬渓谷(おいらせけいこく)の巻に続く〜(^^)


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出発すること

2016-09-12 00:07:40 | 感動
前回の「富士山上々」でも少し書きましたが、
富士登山の後、
うちのスタッフの「zaki」さんが
登山というものにかなりハマってしまったらしく。
次の機会をチロチロと物色しているようなのです。



「筑波山に登ってみたいと思うんですよ(^ν^)地元の山なんで」



なんて、オフィスでものたまわっておりますが、
彼の山の師匠である「KU」さん同様、



「山をナメんなよぉー。チミィぃ。」



なんて言葉を返して、
もてあそんでいたりします( ̄∀ ̄)Ψケケケ......



どーも、登山というのはハマる人はビシッ!とハマっちゃうようです。
往々にして一番最初に登った時の状況や環境に
印象や気持ちが大きく左右されるとも思いますが、
それを抜いても、山には「エ」も言われぬ魅力というものがある様です。
時にそれは魔力と言ってもいいくらいのもののようでして。
ま、ハマる時はとことんハマった方が良いかと思いますけど。
そんな好きなことで学べる様なことがあれば、
それはサイコーに贅沢なコトだと思います。

登山の魅力ってなんだろう?......と、少しだけ考えてみるに、
それは「無」の自分と出会えて、
向き合うことが出来るトコロなのだろうかと、そんなふうに思います。
不思議な充足感と楽しさの根本にはソンナコトがあるのではないか?と。

雑多で複雑で混沌たる日常から距離を置いた世界で、しかも、
すぐ側にはシンプルに、
ただ命を育むコトにだけに集中している動植物の世界があって。
そのシンプルで根元的な世界と空気と風景とを肌身に感じ。見せられ。
同時に自分の命を脅かすような強大な自然の力も感じられ。
それは日常生活ではあまり感じることがない、
自らの生命の根幹や、生命体としての本能に直接差し込んでくるような力であって。
しかも、人はそんな力に対して身を守る術やモノも完全には持ち合わせていなくて。
だからこその、
自分で自分の身を守るコトの大切さも危機感も、力の無さも感じられて。
様々な考えや力が引き出しの奥深くから自然とひっぱり出されてくる......

命には水が大事なんだ。

空気って、

これが本来の空気なんだ。

一人の限界を感じる。

一人の素晴らしさも感じる。

自分の体力って、コレだけか。

持てるものって、コレだけか。

これだけあれば十分なのか。

そうか。

これでもいいんだ。

身一つ。

世界や自然との境界ってこんなにも近いのか。

自分は.......離れすぎていたのかもな......

色んなモノと。。

体も自然と鍛えられて、清められる......

削ぎ落としてるのに、何かを取り戻しているようだ。

そんな清々たる感覚や気持ちを味わったり、
発見しちゃったりなんかすると、
雑多な世界に戻った後は、余計に、
またそんなシンプルで清廉な世界に戻りたくなったりもするのでしょうか。
そして、そんな世界と感覚とは、
「魂の故郷」と似ている世界なのではないかとも思うのです。

きっと魂は知っているのです。

登山の世界が、

山の世界が、

自分の故郷とよく似ているということを。

だから、

山登りの感覚というのは魂の故郷に近づく感覚で、

里帰りの感覚。

郷愁。

山を降りた時、

魂は顕在意識にこう訴えてくるのです。

「また、故郷に帰ろうよ。ね!故郷に似たところにさ!」

きっとうちのスタッフのzakiさんにも、
魂からのそんな声が顕在意識に届いているように思えます。
もちろん本人はマッタク気づいてないと思われますが( ̄ー+ ̄)ニヤリ
素直で綺麗な心の彼は、真っ直ぐにリアクションしている様です。
彼を見ていると、そんな感じがします。

んん!?

如何にオフィスが汚れてるのか!?( ̄O ̄;)

ってコトじゃね!?

いろんな意味で。

もしかして!?

ってね(・ω・)ええ。ええ。



つい先日まで東京、銀座で開かれていた
故、星野道夫さんの没後20年、特別展「星野道夫の旅」
僕が大の星野さん好き!
という事を良く知っている漫画家の友達からお誘いをいただいて、
イソイソと一緒にお出かけしてきました。
星野さんの事は以前も

星の道
星の道 2

という記事で記していましたが、
僕の最も尊敬するカメラマンさんの一人で。
同時に山やアウトドアのエキスパートでもあります。
そんな星野さんがカメラマンとしての生涯の全てを捧げた地は、
人が「無心」に触れやすく、帰りやすくもなるような極北の地、アラスカ。
魂の世界にとても近い?そんなイメージの所。
今回、その展覧会最大の目玉として展示されていたのは、
アラスカにある星野さんの自宅から遥々、海を超え、
初めて日本に持ち込まれたという彼が長年愛用していた大切な品々。
中でも、僕の目が釘付けになってしまったのは......カヤックでした。

僕の感覚では、
ソコにはハッキリと星野さんの魂が乗っていました。
その展示室だけマッタクの異空間となっていました。
星野さんから伝わりくる様々なこと。
頭を揺らす様々な言葉......

僕の家の書棚には彼の著作が沢山揃っているのですが、
最後に、また、その中から少しだけ、
今日の記事に寄り添う星野さんの宝のような言葉を————————————



いつか友人が、この土地の暮らしについてこんなふうに言っていた。
「寒さが人の気持ちを緩かくさせる。
遠く離れていることが、人と人とを近づけるんだ。」
と。



偶然の一致に意味を見出すか、それとも一笑に付すか、
それは人間存在のもつ大切な何かに関わっていた。
その大切な何かが、たましいというものだった。



人の心は深く、そして不思議なほど浅い。
きっと、その浅さで、人は生きてゆける。



大切なことは、出発することだった。



—————————————星野道夫。


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富士山上々

2016-09-08 00:01:33 | 凄い...パワスポ寺社
ちょいと所用ありまして。
ぷるっと富士山に登らせていただいたのでございまつ。



サスガの木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)さま。
富士の絶世の美女神。
どこを切り取ってもお美しいのでございます。



おおおおーーい!(* ̄o ̄)ゝ好きなんだよぉぉぉーーーっ!



そんな女神様に溺愛されている富士登山のエキスパート
KUさん」の絶妙なコーディネート&ガイドで、
男女3人づつ、計6人のパーティーで登ったのでやんすけど。
なかなかに......





......タフで楽しい登山でした。
どこを切り取っても感激の時間。
ありがたくて涙こぼるる......(T . T)ぶぇ



パーティーの共有写真もお借りしつつ。。



夜空も最高に綺麗で。
満天の星空と流れ星の落ち放題を見せつけちゃうよん♪サービスで。。
なにかと恵まれました(^^)



日の出も。お見事で。
初日の出か!?なんて思っちゃいます。









今日わ元旦じゃないよね?
じゃ無いよね?そーだよね?
そーだと言ってよー! ( 」´0`)」パトラーーッシュ!



だいたいですね。美女は甘くない!のでして。
時にヒステリック!?な厳しさもありますし。とーぜん。
そんな女神様のいる富士山も決して簡単な山ではないわけで。
パーティーの女子チーム3人には登る一ヶ月以上前から
「走っとけよ!」
「色々準備しとけよ!」
岳(ガク)って漫画よんどけよ!
「死んじゃうよ!」
「歯ぁ磨いとけよ!」
なんて言ってきたのでやんすけど。
それでも、まぁ、2名ほど、大変だったわけでやんす。ええ。ええ。
ヘロっちゃって、ヘロっちゃって。
もともとインドア的な女子さん達ですし、それもまた仕方のない話で。
膝が痛くて曲がらなくなっちゃたり。
足の指とか痛くなっちゃったり。
気圧と疲れで右と左とが分からなくなっちゃったり。
吐き気をもよおしちゃったり。
ランプを始め登山グッズの使い方や準備がモヤッとしていたり。
標高が高く、空気も薄い富士の登山ですから、まぁ、そこはハードで。
一人は、家に帰った翌日には血尿まで出たっていうし。
二人とも自分の限界域で目一杯頑張っていたのですな。無心で。必死に。
なのでみんなで助けあって登り降りしていたのです。ええ。ええ。
そういう部分含めて山登りというのは魅力的でカンドー的な部分もあるわけで。
想像していた以上に美しい風景と仲間達に出会えたりするのが宝物だったりも
するのでやんすけど......


......でも!


出来れば!


背負う荷物わ!


お一人様分がよかったのぉぉぉぉぉーーーっ! (*゚ノO゚)ゝ


バリッバリッに肩凝っちゃったのぉぉぉーーーっ! (」゚ロ゚)」 (」゚ロ゚)」 (」゚ロ゚)」


......ってね。ええ。ロバ扱いっす。あちき。シェルパ!みたいな。
荷物持ちのアルバイトで。ええ。
しかし、アルバイトするにも男子たるもの常に体は鍛えておかないとね。ヤッパリ。
イザ!という時役に立ちませんから。
偉大な先輩「G野さん」のこの時の言葉が頭をよぎるわけでやんす。いつも。
ええ。ええ。
特に下山道の七合目辺りで。ええ。
富士山は下山道が強烈っす。
カナリの砂浜感に驚いちゃいます。





足先が埋まって踏ん張りの利かない坂道を延々と下らされます。
こういうダート斜面は本質的にはかる〜くズリズリしながら小走って、
リズミカルにノンブレーキで降りていかないと泣いちゃうのです。本来。
一歩一歩ブレーキかけてたら
「足のブレーキディスク」が熱を持って炎上しちゃいます。

美女というのは付き合うより別れるのが大変ですし!?

ナァーーーーンつって。ね。ええ。

ヤッパリですね、スゲー山なのでやんす。

富士山というのは。改めて。



大きくて高いから「合目」の単位も長過ぎる!
ってくらい長すぐるのでつ( i _ i )
いわゆる「◯合目」から「◯合目」にまでナカナカ辿り着かへんのです。
まるで海外の距離感。キロよりマイルな感じ。


ポイント貯めてぇぇぇーーーーーーーっ! (*゚ノO゚)/オオオオォォォォォォォーーーーーイ


まねまね。
要するに全てがあって最高の登山だったってことっす。本当に。心から。
全てに感謝の気持ちが溢れちゃうっす。


ありがとぉぉぉーーーーーーっ!ヾ(* ̄O ̄)ツ


冒頭に書いた「所用」というのは、実は神様から
「頂上に大きな岩があるからそこに来てくれ......」
っていう話で。三つ巴の台風が過ぎ去った後ぐらいにこいと。
「そんな岩なんてあんの!?」
なんて最初は半信半疑で神様の言う通りに行ってみたら......ちゃんとあるし。
誰にも気にされないようなトコロに。ドスンと。
しかもその岩を上から覗き込んでみたら、チャーーーーーント!
お酒を注ぐ丸い、お皿の様な穴が綺麗に開いてるし。
そこに持って行ったお酒を皆で注いだ時にはとても感激したのです。



みんなで真心の挨拶と特別なお祈りを捧げて。



きっとコノ大きな岩は古代祭祀の中心だったハズです。
それも、何千年もの長い間。
スゲーっす。鳥肌立ったっす。
霊眼では岩の周りに巻かれた注連縄(しめなわ)がクッキリと感じられました。
ちょー感動的だったっす(T . T)ぶぇ

以前も記しましたが、富士山というのは3つの大陸プレートの繋ぎ目で。
日本列島のとても大事な交差点なのです。
4っつのプレートの交差点となったら鹿島ですが、
富士山は特に「フォッサマグナ」と言われる列島中央の縦の線と、
中央構造線」という横の線とが交わるところで。
そこに伊豆半島が乗ったフィリピン海プレートがドドドーン!と、
捻じ込まれちゃってるワケです。
そんなトコロの姫神様に機嫌を損ねられたら......ソリャアもう大変なワケです。
そんなところに自然に帰らない
石油系ポリゴミなどを落としたりする人などは断じていけません。
イケマセンは「行けません」で「生けません」ということで。



そんなこんなでみんなでヘロヘロしながら帰って来て。
その次の日。
今回が人生で初めての登山らしい登山をした映像ディレクターのzaki君は


「完全にハマりました!次はどこ登りましょうか!?(^O^)/」


なんて言っていて。
それを受けたエキスパートのKUさんに


「山をナメるな( ̄ー ̄)」


なーーーーーんて!
言われてまちたの!
やーーーーい!やーーーーーい! そだそだー!
一回登ったぐらいでちょーしイーこといってんなよぉおぉ!ψ(`∇´)ψ


でも......


また登りたし( ̄+ー ̄)キラーン☆



僕らが頂上の富士山本宮浅間大社に参拝して、
一休みしてベンチに座った直後、
大勢の携帯の緊急アラームが山頂に鳴り響きました......

「マジか!( ̄◇ ̄;)何事!?」

......と思い、スマホの画面を見ると、
なにやら麓の村で地震が起こった様でした。
下山直後に麓の人に話を聞くと、
僕らが山頂にいた時、下では雷や大雨や大風で大変だったらしく。
場所によってはまで出ていたようで。
虹は東京都内でも......友人から富士山頂に届いた写真。



なんだか、この日、全ての天気?神様?
が入り混じっていたのかなぁ......なんつってね。
ありえねーって。ね。
でもなんか興味わくな。。( ̄  ̄)すんすん。ポヤポヤ。。


☆シリーズ記事☆
富士山上々
富士山上々 2
富士山上々 3


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修理固成

2016-09-04 23:58:56 | 面白い
「この漂える国を、
理を修し固め成せとのたまいひ......」

「このただよえるくにを、
すじをただし、かためなせと、のたまいひ......」



これは、
日本最古の書物とされる古事記に書かれている一文です。
まだ天地が別れたばかりで、
ドロドロとしている下界を指し示し、
天上の神々がイザナギ(伊邪那岐)とイザナミ(伊邪那美)の
2柱の神に話した言葉として記されています。
イザナギさんとイザナミさんはこの言葉とともに、
天上の神々からアメノヌボコ(天沼矛)と呼ばれる矛(ホコ)を授かり。
その矛を「天の浮橋」という天空の虹のような橋の上から
ドロドロとした下界に差し下ろして、
コオロコオロ......と音を立ててかき回し。
そのかき混ぜた矛を引き揚げると、
矛の先から滴り落ちたしづくが固まって、
「オノコロジマ」と呼ばれる下界最初の島になったと。
そう書かれています。



これが日本国における「国産み」の神話。



この後、
イザナギさんとイザナミさんは
次々と沢山の島々を産んでいきます。
それらがやがてこの日本列島になったのだ......と。
そういう神話。
昔から、
この国の創造に関わる大切な話として語られてきた物語です。
原文を記してみると......



修理固成(すじをただしかためなせ)
是多陀用幣流之國(このただよえるくにを)
賜天沼矛而(あめのぬぼこをたまわりて)



ここより、



神道(しんとう)において、
とても大切なモノしてとして抜き出された言葉が



「修理固成=しゅうりこせい」



「作り、固め、成せ」



一度作り、
その後も何度も何度も見直して。
修正し、修理し、
そうして少しづつ固めて行く。
それが作るということなのだ。



この言葉こそ神道の奥義と言っても差し支えない......
と言うような方もいますし、
神道においては、
それぐらい古来より重要視されてきた言葉。



近頃、
この言葉が僕の頭の中をとても強く回り巡っているのです。



ちなみにこんなブログでも、
いつもアップ後に
実際の表示画面デザインを自分で幾度か見直して。
そこで気付いた細かいところを微修正して、完成!
......という形で記すようにしています。
バックサイトのCMSに
イソイソと文字を書き入れている時では分からない、
最終的なデザインレイアウトで見てみないと気づけない、
そんなミスや誤字などもあるからです。
なのでこのブログは、
本当はアップされた時から一時間後ぐらいに見てもらえるのが
一番良い感じなのですが......
前回の記事でも、
アップした後に載せ忘れていた写真が一枚あることに気づき、
写真を追加をしていました。
そんなふうにして、
こんなブログでも「修理固成」的に書き記していたりもします。



もちろん、他でも、沢山。



いろんなビジネスでも、きっと、沢山。



この「修理固成」の概念と
やり方で作られているものはとても多いと思います。



それは自分という人間性や生活でさえも......です。



修理固成。



最近、とても気にしている言葉なのです。



とても良い言葉だと思います(^^)



そして、
神話における「修理固成」の話のくだりでは、
イザナギさんがイザナミさんに向かって、
こんなことを言います。



「まだこの国は造り終えていない......」



では、



この国の「国造り」はいつ完成したのでしょうか。



人は、自分は、神々は、いつ完成したのでしょうか。



するのでしょうか。



「修理固性」とは本当に興味深い言葉だと思います(^^)





mont-bell(モンベル)」さんというアウトドア系グッズのブランド。
最近、富士山に登ろうとして、
古くなっていた幾つかのアウトドアウェアや
グッズを買い換えていました。
その中でもこのモンベルさんの商品はいつも

素晴らしいなぁ、、

と唸らされるものが多くて、
ついつい揃えてしまったりします。
最初は海外のブランドかと思っていたのですが、
日本のブランドだと知った時にはちょっと驚き、
嬉しかったことを覚えています。
日本のアウトドア系ブランドさんでは
Snow Peak=スノーピーク」さんと共に、
「修理固成」をとても強く感じるブランドさん。
とても好きなのです。


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